電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

【Kanon】鯛焼きと羽根リュックをめぐる冒険 #04

2007年08月31日 | アニメ
「手を突き出しても、祐一に届かない拳」
「あたしの手を離れて、遠のいていく鯛焼き」
「人はいつもそんな夢ばかり追い求めて惰眠をむさぼってしまいます」
「そして、いつしか魔物を追って……」
『これは、そんな私たちの一冬の物語』

(今回の元ネタは某子供と大人が入れ替わる作品)

 第4話「休日の奇想曲~caprice~」

【ストーリー雑感】

 今回も冒頭の夢の声は真琴みたい。時間が無いから早口であっという間に終わってるって感じ。

 7年前、泣き止まないあゆに困ってる祐一。その脇を走ってる市電……これって舞台のモデルは函館あたりだったか?
 泣いてた理由は空腹。お腹の鳴る音に恥ずかしそうなあゆの表情がなかなかいいね。で、祐一が鯛焼きを買いにいったって話。あゆが鯛焼きにこだわってるのは祐一との思い出があるからか。しかし、このガキの祐一は何か生意気でえらそうだな。
 で、翌日も鯛焼きを食う約束をしてるけど……実は名雪がスーパーで買い物をしてるのを待ってる約束をすっぽかしてた時の話だったってオチかい。
「うそつき」
 この私服セーラーの名雪もなかなか良いね。

 気付かれてるとも知らずに祐一の部屋に忍び込んできた真琴……夜這いかい。カエルの柄のパジャマ着てるのは名雪のお古なんだろな。
 いきなし祐一に飛び起きられてびっくりしてる真琴。いたずらに使おうとしたコンニャクを生のまま食わされる羽目になってるとは、哀れね。で、その騒ぎに起きてきた秋子さん。まだ夜食を作らされてるとはご苦労さんね。

 朝から段ボール箱の山を見てる祐一。こいつ、引越しの荷物、まだ片付けてなかったのか。
 弁当を忘れて部活に出掛けた名雪に届けに行く祐一。振袖姿の女性がすれ違ってるけど、冬休み明けだから初詣ってわけじゃないな。成人式か何かだっけ?
 陸上部は体育館で練習してるけど、雪国はこの季節じゃ外で走れないのか。しかし、見学していって良いかって……女子の練習見てるのって、絶対下心あるわな。昨今の世相じゃ、不審がられないか?
 帰るところで部活にやってきた香里と出くわしてるけど……ほんと、いったい何の部活やってるんだろ? 並大抵の文化系じゃ休日に部活なんかないだろうから、やっぱし体育系なのか? でも、そんな感じはしないんだけどね。ま、本人も言ってるように、家にいたら栞のことで辛くなるから、気晴らしに出て来てるようなもんなんだろうけど。
 それにしても、部活中のポニーテールの名雪がなかなか。

 商店街で秋子さんと出くわして、米を運ばされてる祐一。ご苦労さん。ま、どこぞの母親と違って、水瀬家は確かに米は要るだろうからね。
 そこにやってきたあゆ。祐一と激突して米の下敷きにでもなるのかと思ったら、その前に勝手に道でこけてるかい。想像の斜め前を行くやつだな。
 秋子さんに起こしてもらってるあゆ。互いを紹介する祐一だけど、あゆの名前を聞いたとたんに怪訝な反応を見せる秋子さん。ま、この人は7年前の事件のことも知ってるだろうからね。
 祐一の荷物の片付けに水瀬家に付いて来てるあゆ。玄関でまたこけてるあたり、ドジっ子属性全開だな。で、2階からその様子を恐る恐る眺めてる真琴。あゆを紹介するとか言われて、結局のところ祐一の片付けを一緒に手伝わされてるとは災難ね。
 祐一が荷物を取りに行って、部屋で二人きりになった真琴とあゆ……なんか微妙な空気だな。ま、それを鯛焼きで解消してるあたりがあゆらしいというか、真琴は食い意地が張ってるというか……
 それにしても、真琴と並べるとあゆって本当に良い子だな。真琴の方は人見知りするって感じで、途中で引っ込んでしまってるけど……

 貸したノートを返してもらいにやってきた名雪だけど、祐一は学校に置き忘れてるって話。明日学校で返すと言う祐一に、今晩宿題をしないといけないと言い張る名雪。宿題なんか超越してるという祐一と、そんなわけにはいかないという名雪。女の子らしいというか、几帳面だな。
 結局、もう暗くなってるのに学校まで取りに行くと言ってる祐一。そうなればそうなったで何だかんだと引き止めようとする名雪だけど、今晩中にノートが必要なら取りに行くしかないよな。

「すごい星だな」
 満天に銀河の見える夜空……大阪の夜空なんか見上げても月と金星ぐらいしか見えないからなぁ。
 意外とあっけなく夜の校舎に侵入してる祐一。目的を果たして帰ろうとしたところで、月明かりの差す廊下で剣を携えた舞に遭遇してるけど……いきなし祐一に向かって剣を構える舞。こりゃ、びびるわな。


【サブタイトル解題】

 奇想曲とは、軽快で自由な器楽曲とのことですが、嬉遊曲なんかとどう違うのかが良くわからないところです。ま、嬉遊曲は目的を指した分類で、奇想曲は性格を指した分類というところかな。軽快で自由って言ったってクラシック音楽の世界の話ですから、ポピュラー音楽の感覚で捉えても違和感があるかもしれません。
 サブタイトル的にはまだまだ本筋には入ってないというところで、休日のヒロインたちの快活な日常を描いてるってところでしょうか。


【使用BGM】

01.「約束」
  真琴の声による夢の光景。
02.「Last Regrets」
  OP
03.「冬の花火」
  泣いているあゆあゆ。
04.「約束」ピアノアレンジ版
  あゆと鯛焼きを食べる約束
05.「the fox and the grapes」
  祐一を襲う真琴
06.「雪の少女」
  陸上部の部活をしてる名雪
07.「日溜まりの街」
  あゆと秋子さん
08.「木々の声と日々のざわめき」
  あゆと真琴
09.「2 step toward」
  名雪のノート
10.「少女の檻」
  夜の校舎にいる舞
11.「風の辿り着く場所」
  ED
12.「Last Regrets」(イントロ)
  予告

 今回は栞の登場無しで、代わりに他の4人のテーマ曲が揃い踏み。特に舞のテーマである「少女の檻」は4話目にして初使用。ま、舞のテーマといっても佐祐理さんと弁当食べてるような普段の舞には使えない曲ですからね。
 物語の構成上、アニメでは使いにくいかと思った「雪の少女」だけど、とりあえず使える場所があって良かったですね。物語が進むにつれて使いにくくなってくるのは確かだとは思いますけど。

 「雪の少女」というと、サントラ盤では隠しトラックに普通のロックバンドのインストゥルメンタルを使ったアレンジのバージョンが収録されてますが、これ、「雪の少女」だと気付かない人が多いのか、サントラ盤のレビューを載せてるうちの別のブログのアクセス解析を見たら、それ目当てと思える検索フレーズでのアクセスがコンスタントにあったりしますね。
 これ、けっこう良い曲なんだけど、鉄琴系の寒色音が主体のサントラの他の曲と比べたらあまりに世界が違いすぎますから、作品中で使われることは無いでしょうね。


【香里の部活を探せ!】

 今回は謎多き、美坂香里の部活を考察してみます。やはり謎ジャムと同様、『Kanon』を語る上では避けて通れない大問題です。
 成人の日と思わしき休みの日に、陸上部の練習に出てる名雪に弁当を届けるために登校した祐一が、帰りに登校してきた香里と出くわしています。その時の様子では、休日にわざわざ出てくるような部活ではないけど、家にいたくないから出て来たという感じでしたね。
 一般的に運動系の部活は拘束が厳しいから、休日とはいえ出ても出なくてもいい活動なんてのはあまり無いでしょう。ま、香里が自主的に練習しに来ただけって話もありますが、そういう自由度は文化系の部活の方が大きいと思われます。
 ただ、文化系の部活の場合、学校にもよるだろうけど、きちんと部室が割り当てられてる部もあれば、活動の時だけ教室を借りてやってるような部も多いと思われます。かの北高では文芸部にも専用の部室がありましたが、多くの学校では文芸部なんて部室の無い部活の筆頭のような気がします。休日にわざわざ出てきて活動できるということは、きちんと部室のある部活の可能性が高いでしょう。
 また、祐一の転校初日の放課後、校内で迷子になったところを助けてくれたのは香里でしたが、用事があると言って部室に行ってたはずの香里が現れたのは校舎の中でした。ま、その先に体育館があってそっちの方から来たという可能性が無いわけではないですけど、普通は運動部の部室は教室のある校舎とは別棟にあると思います。他に教室に用事があったんなら別ですが、別棟の部室に寄ってから校舎の中に戻ってくることはあまり無いと思われます。やはり運動系よりも文化系という感じですね。

 香里は祐一のクラスの委員長をやっていて、名雪たちの人望は厚そうです。正確もきっちりしてる感じです。(きっちりしすぎてるのが物語上では問題になってるわけなくらいですが)
 では、そんな香里がやってそうな、専用の部室が存在する文化系の部活とは何でしょうか? 放送部とか新聞部とか、その責任感において社会的使命を発揮できそうな部活も存在しますが、香里のタイプからすればそんなものを部活に求めたりはしないと思います。科学とかの実験をするのも違いそうですね。特に部活の道具を持ち歩いていないところを考えたら音楽バンドとか美術系でもなさそうです。

 香里が休日にわざわざ出て来てるのは部活としての活動としてよりも、家庭の件の気晴らしだということですから、そういう精神的効果のある部活だと考えた方が良いかも知れません。
 宗教系の学校なら直截的に神に救いを求めたりするような部活もあるかもしれませんが、そういうのは考えないことにしておきます。普通の高校にある部活で、どちらかというと精神面の修養を目的としてるものといえば、茶道とか華道の類でしょうか。華道は花の用意がないと出来ないから、休日に手ぶらでやってきて出来るなら茶道の方が現実そうですね。
 香里の落ち着いたキャラから考えても、茶道部というのはいかにもありそうな話だと思います。ま、物語は始まったばかりなのでこの先、矛盾する描写が出てくることがあるかも知れませんが、その時はまたその時ということで……

(いや、実は香里の部活はエクストリーム同好会で部員1名とかいうネタで引っ張ろうかとも思ったんだけど……声からしたら真琴向けのネタだからね)


週刊アニメ定点観察 Vol.516 (3/3)

2007年08月13日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/10/21~06/10/22

◎彩雲国物語
 (第25話)
 金華に着いた秀麗だけど、金華の町は殺刃賊に支配されていて全商連の建物も押さえられてたって……危うく引っ掛かるところだったけど、秀麗のことを待ってた全商連の人に助けられたみたいね。
 香鈴が偽の秀麗だと気付いた茶家の連中。いや、同じ茶家の人間だから気付かん方が変だろうけど……
 で、荷物の中に隠してあった州牧印とかを見付けたって話なんだけど、全商連でそのことを聞いた秀麗によれば、本物の州牧印は自分たちが茶州に着くのと同じ頃に届けられるとかいう話。ちょうど申し合わせたかのように茶州にやってきてる藍龍蓮……なるほど。劉輝はこの変人に持たせたのか。ま、ある意味、安全といえば安全だろうね。
 琳千夜のところで泊めてもらうという秀麗だけど、琳家は数日前に殺刃賊によって皆殺しにされてるって話。ま、琳千夜と名乗ってたやつが秀麗と結婚することになってる朔洵本人って話だな、きっと。

◎おとぎ銃士 赤ずきん
 (第17話)
 二つの世界の物語を話す小鳥を追ってたどり着いたのは灰が降り続いたままの町。住む人の心もずいぶん荒んでるようだけど……
 小鳥の話す二つの世界の物語。かつて異世界から来た男との子と仲良くなった女の子だけど、灰が降り始めたおかげで男の子と別れ、町の人たちからは罰を与えられたって悲惨な話。それが灰被り姫=サンドリヨンってことみたいね。
 いきなしメールが着信してるりんごの携帯。どうも男の子の残した鏡の破片のせいみたいだけど……
 鏡を修復したら吸い込まれてしまった草太。そこにいた女の子と話をしてるけど昔のままのサンドリヨンで、今のサンドリヨンじゃないな。
 サンドリヨンは鏡を使ってエルデとファンタヴェーレを行き来してるって言ってる白雪。町の連中に男の子との絆の鏡を割られたサンドリヨンは、自分で鏡を使って世界を行き来する力を身につけたってか。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!
 (第30話)
 ビビンに声を掛けて晴雨姉妹への復讐のために手を組もうとしたエドワルドだけど、ブタにされてるとはいとおかし。すっかりギャグキャラ扱いだな。

◎ツバサ・クロニクル(第2期)
 (第50話)
 カオスに負けた小狼。サクラを連れて旅立とうとするカオスだけど、サクラの気持ちがまだ小狼たちにあるのを知ると、自分に気持ちが移るまで旅に出るのはやめるってか。
 それを見ている飛王。カオスが自分の力で時空を飛ぼうとしてることで、その正体を知ったみたいだけど、いったい何なんだ?
 刀が折れた小狼のために侑子に代価として払った自分の剣を貸してくれるように頼んでる黒鋼だけど、侑子に拒否されてるとは哀れ。結局は自分の手持ちの刀を貸す羽目になってるってか。

◎地獄少女 二籠
 (第3話)
 窓を隔てた隣に住む「けいちゃん」に思いを寄せる女の子。なんかお約束のような状況設定だけど……。しかし、彼女の願いは恋愛の成就ではなく、母親のように寄り添いながら彼の笑顔を見ること……
 彼には他に好きな女の子がいて、彼女は彼がその女と付き合うために自分の部屋を貸しさえしてるんだけど……自分のベッドで他の女とエッチさせるなんて、普通は出来ないわな。
 ハワイに連れて行けとか言ってエッチさせてくれない女。実は二股掛けてて、もう1人の男の方が本命というか、女の子の反応を見るのが面白いからと付き合ってるふりをしてるだけって話。そんなことは知ってる女の子だけど、彼を悲しませたくないから黙ってるって……でも、それって彼のためになるのか?
 それにしても、見られてるのを知ってて堂々とエッチしてるこの女もねぇ。ま、窓を開けたままやってる時点で見せ付けようとしてるみたいだけど……
 女の子が恋人になろうとしないのは、恋が成就したら後は破局が待ってると脅えてるから。だから自分は一線を越えるのが恐ろしいって……デンパかい。彼の笑顔のために見守ることができるくらいなら、自分たちが破局しないように努力も出来るだろうに……
 自分が二股を掛けられてたことに気付いた彼は女の子の存在に気付き、女の子を求めようとするけど、一線を越えるのを恐れた女の子は彼を拒絶。結局、それが原因で彼は窓から転落死してしまうのだけど……
 二股掛けてた女を相手に恨みを晴らす女の子。でも、本当に彼を死に追いやったのは恋愛を拒絶した自分自身じゃないのか? ま、相手の女に恨まれる要素が無いとはいわないけど。なんか思いっきり後味悪いね。

 ところで、前回もそうなんだけど、地獄通信って具体的な恨みが無くてもアクセスできるのか?

◎ゴーストハント
 (第3話)
 渋谷が助けに来たような気配を感じて気を取り戻した麻衣だけど、そこには渋谷はおらず、相次ぐ怪現象の原因が特定できないからみんな手を引こうと考え始めてるって話。
 翌日、校長室に呼ばれた麻衣だけど、そこには渋谷が。渋谷は関係者一同を集めて暗示だか催眠術だかを掛けてるみたいだけど……しかし、こんなあからさまなことして、よく巫女のねーちゃんが突っ掛からなかったものだね。
 その後、旧校舎に仕掛けをした後、明日になったら全てがわかると言い放つ渋谷。
 で、一夜開けたら、ベニヤ板で密閉してた空間のイスが勝手に動いてたって話。元々の事件はやはり地盤沈下が原因で、それ以外のポルターガイスト現象は霊の存在が無いと知られるのを恐れた黒田が無意識のうちにサイキック能力を使って起こしてたって……なんか相当に強引な結論だね。ま、ある意味、最初から霊なんかいないと言ってた真砂子が正しかったってことね。
 事件が終わって、渋谷の居場所も聞かずに別れることになった麻衣だけど……バイト継続ってのはお約束ね。しかし、わざわざ渋谷の方からバイトを続けないかと言ってくる辺り、麻衣になんか役に立つところでもあったのか? ま、最初に旧校舎に足を踏み入れて渋谷の準備の邪魔をしたのは、常人だと結界か何かで入って来れないようになってたはずだとかいうのならよくある話だけど……
 単に雑用をこなす人手が足りないだけかもしれないけど……

◎はぴねす!
 (第3話)
 カップルの多い瑞穂坂学園では手作りの弁当ブーム。おかげで学食のカフェテリアは客が来なくて閑散。そこで、お金が欲しいと溜息ついてる杏璃をウェイトレスに雇って客引きさせようとしたのだけど……
 いきなし朝にビラをまいても、その日は弁当を持ってきてるから学食なんか来るわけ無いわな……と思ったら、みんなの弁当がいきなし原料の動物に変身。誰がどう見ても杏璃の魔法の仕業ってミエミエだと思うんだけど……
 雄真がカフェテリアに行きたがらないと思ったら、カフェテリアの責任者が母親だったってか。ま、雄真の実母じゃなくて、すももの母親だろうけど。
 高溝に制服にエプロンじゃ客は呼べない(から裸エプロンにしろ)と指摘され、今度はメイド服を用意してる杏璃。同時に小雪がインチキな占いでカフェテリアの五穀米カレーを勧めまくってて客が殺到。どうでもいいけど、五穀米じゃパラパラしてて日本のカレーには合わないと思うぞ。
 客の多さに手伝いを申し出る春姫を拒否して、魔法で自分の分身を大量に生み出してる杏璃……暴走確定かい。毎度毎度進歩が無いね。暴走した分身を魔法で消そうとして、分身たちに魔法で阻止されてるとはマヌケ。

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第37話)
 ホラーハウスって、何の捻りも無い出し物だな。
 だからさ、生きるか死ぬかの戦いに「負けたって良い」って選択は無いんだってば。世の中すべてゲーム感覚でやっていけるほど甘くは無いんだぞ。
 しかし、あれでよく漫才なんて称して舞台に上がれるものだね。その度胸と図々しさと無謀なところは誉めてやろう。

《おまけ》
◎ウルトラマンエース(再)
 (第24話)
 ヤプールは滅びたけど、あの麻原彰晃みたいなのはまだ生きてたってか。マザロン人とか言ってるけど、ヤプールの作った超獣なのか、単に下っ端の宇宙人なのかよくわからんね。
 ガキが外国航路の船に乗ってる父親から送られてきた石を母親に渡したら、妊娠中の母親がヤプールの呪いに操られて超獣を生み出してるって展開なんだけど……全世界に散らばったヤプールの破片と、世界中に降った赤い雨のうち、なんでそれだけが効力を持ってたのかが謎だね。
 ガキの声で正気を取り戻した母親だけど、育ててた超獣は火山の中。妊婦の母性本能を利用して超獣を育ててたのか、それとも胎児を超獣に仕立て上げたのかよくわかんないけど、どうなんだろうね。
 結局、超獣と共にマザロン人も滅びて、これでヤプールの影響は無くなったとか言ってるけど……甘いな。

◎ウルトラマンメビウス
 (第29話)
 ウルトラの父に地球に危険が迫ってるから帰れと言われてるメビウス。ま、傍目から見てると無責任なって気がするけど、要するに力不足でお役御免ってところなのね。
 GUYSの面々に思い出作りと手製のお守りを渡してるミライ。どうでも良いけど、みんな元の職場に戻ってるって、暇なのか? ま、ヤプールを封印してからは危機的な状況から遠ざかってるみたいだけど……
 それにしても、カレーとか子供の世話は良いけど、素人がレーシングバイクの整備を一夜漬けでするなよ。整備ミスで事故死したらシャレにならんぞ。
 ま、やってることがミエミエなんで、みんなはミライがGUYSをやめるのかと早々に気付いてる感じ。しかし、アイハラだけは元からGUYSの隊員だったからネタがなくて、男同士でピクニックに誘ってるってのが笑った。何か腐女子的発想だな。
 そこに飛来したインペライザー。レーダーにも何も映らずいきなし現れたって……その前からわざとらしく映ってた赤い火の玉とは違うのか?
 なんか意味深なセリフをつぶやいてるサコミズ隊長。おいおい、まだこの時点ではサコミズがゾフィーだって設定だったのか?
 アイハラの前で変身してインペライザーと戦うミライ。しかし、まったく歯が立たずにくたばる寸前のメビウス。そこに赤い火の玉が……って、タロウかいっ! 帰れと言うタロウに反発してあくまで自分が地球を守るというメビウスだけど、そのままくたばってお終い。
 メビウスに代わってインペライザーと戦うタロウ。苦戦しながらも何とか技を決めたと思ったら、いきなし姿を消してるインペライザー。後には瓦礫の中に横たわったまま動かないミライの姿。そこに瓦礫が崩れてきて、ミライを助けようとしたアイハラも……
 タロウの役割は宇宙警備隊の戦技教官ってところで、現場にも出されるって……『リリカルなのはStrikerS』のなのはと同じみたいだな。『メビウス』では歴代のウルトラマンがみんな人間体で登場してるんだけど、東光太郎だけ出てないのが残念だね。篠田三郎が劇場版の時にスケジュールがあわなかったってことなんだけど、TV版の客演ならスケジュールの合間に別撮りとかでも出来るだろうに。
 『タロウ』の時に年季の入った客演のハヤタやモロボシダンを見て、自分はこんな姿を晒したくないなとか思ったのかも知れないけど……でも、篠田三郎って他のウルトラマンの主役俳優に比べたら今でも役者として目立つ役が多いから、年取った東光太郎がどんな姿なのかってファンはみんな知ってると思うぞ。

◎仮面ライダーカブト
 (第38話)
 戻ってきたと思ったら、いきなし地区大会で優勝してる野球部。超人並の力にワームかどうか疑ってる加賀美。自分は甲子園に出たことあるから野球では誰にも負けないって……いや、いったい甲子園に何人でてると思ってるんだ? で、プロに入れるのはその中のごく一部なんだから、甲子園に出たぐらいで野球では誰にも負けないなんてとても言えたものじゃないだろ。
 樹花を超えて学年1番になった小林恵子。野球部員と同様、怪しげな理事長に声を掛けられてるけど……そして、バトミントンが上手くなるようにと呪いの鏡に祈ってる樹花。こいつも無謀だな。
 合唱部は部室ごと消えてると言ってる天道。呪いの鏡が割れたらその向こうに合唱部の部室があったってベタな展開。しかし、そんなの図面見てわからないのか?
 で、その部室にいた7年前のままの合唱部。合唱部がワームに擬態されたのを知った理事長が部室ごと封印してたんだけど、学校の栄誉が忘れがたくてワームと取引し始めてたってか。
 戦いの最中にサソード・ゼクターを天道に横取りされて変身が解けてる神代。サソード、ドレイク、ザビーの3つのゼクターを使ってパーフェクトゼクターにしてるって……奪ったゼクターは無駄にしてないのね。しかし、この分だとドレイクゼクターと縁の切れた風間って、もう出番無さそうだな。
 一瞬、別の時空に飛ばされ、ひよりの姿を見た天道。しかし、あんな何も無い世界でいったい何をしてるのやら。人間、楽園のように見えてもお花畑だけの世界では生きていけないからね。
 やっぱし、ひよりが飛ばされた原因って、ハイパーゼクターの実験に巻き込まれたってのが本当みたいね。
 ところで、何かものすごくやさぐれてるくせに、地道にワームを退治してる矢車と影山。いや、こいつらの物語上の存在意味って何なんだ?


週刊アニメ定点観察 Vol.516 (2/3)

2007年08月13日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/10/19~06/10/20

◎護くんに女神の祝福を!
 (第3話)
 朝から護を迎えに来た絢子に驚愕してる母親と妹。しかし、付き合ってると聞かされて突き合ってるのはどういう反応かと思うぞ。
 学校でも全校的にこの話題で持ちきり。なんか魔女ベアトリーチェってよっぽど恐れられてる存在なんだな。ま、このバカ騒ぎに対する絢子の反応を見たらわからなくもないけどね。
 湯上りで護の部屋にパンツ1枚でやってくる妹。いったいいくつなのか知らないけど、護自身が小柄だからそんなに歳が離れてるようには見えないね。それしにても、うらやましい家庭環境だな。
 で、護の歓迎会を強引に鷹栖邸で行うことにしてる生徒会。護が着いたら、そこは物凄い豪邸。何でも祖父が元総理大臣っていうことらしいけど、田中角栄の時代じゃあるまいし、今は総理大臣でもそんなに儲からないのは小泉前首相を見てたらよくわかるだろうに。
 余興でかくれんぼを始めてる一同。隠し扉から別館に逃げてる絢子もずるいけど、それを先に見越して手配を打ってる生徒会長も怖いね。それにしても、「まだ見付かってない」って強引に逃げ続けてる絢子も凄いね。
 結局、挟み撃ちにされて逃げ込んだ先が絢子の部屋で、クローゼットの中に隠れたのを気付かずに去っていったように思ったのが罠だったってオチ。罰ゲームで学校の朝会でキスする羽目になった絢子と護だけど……
 しかし、あのわざとらしい、いかにも棒読みなセリフの立ち去り方で、なんで罠とか疑わなかったんだろうね。

◎ザ・サード ~蒼い瞳の少女~
 (第23話)
 テクノスタブーでひっ捕まったジョーイ。何をやったのか知らないけど、もうエンポリウムではテクノスとしてはやっていけないとのこと。そのジョーイのためにテクノスタブーが何なのか確かめるために鋼の谷に向かう火乃香だけど……
 一方、別の目的で先に鋼の谷に向かってたイクス。自動歩兵の警告を無視して攻撃を受けてるけど……。火乃香のやってきた時にはそんなことがあった素振りも無かったんだけど、こいつ、生身のままで自動歩兵を倒したのか?
 星の心を火乃香に感じさせるイクス。それが鋼の谷やテクノスタブーと何か関係してるのか?
 一方、イクスを阻止するために自動歩兵の大軍を用意して待ち構える浄眼機とフィラ・マリーク。これでも役に立たないかもしれないって、イクスってどんな強さなんだ? ま、地球外知的生命体というのはわかるけど……

◎あさっての方向。(新)
 (第1話)
 何か道端の祠に祈ってるからだ。そこに通り掛った椒子。からだの兄の尋の知り合いだったって話だけど……
 海水浴にその椒子も誘ってるからだだけど……なんか場違いって感じだな。しかし、からだと網野ってガキもとても同じクラスとは思えんな。
 からだが尋に買ってもらったアクセサリを子供っぽいと言って傷付けてる椒子。どうも尋のことでからだに嫉妬してたみたいだけど……まさか、4年前に自分の前から尋が消えたのは、からだに取られたからだとか思ってるんじゃないだろうな。
 そして、後日、月夜の晩。椒子が祠の前を通り掛ったら、そこにはまたからだの姿が。で、雲は晴れて月光が差したら、からだが大人になってて逆に椒子が子供になってるって展開。
 いや、2人の体が入れ替わるとかいうんならよくある話なんだけど、お互いそのままで大人と子供という年齢が入れ替わってるって……ちょっと捻った展開だな。

◎コードギアス 反逆のルルーシュ
 (第3話)
 母親を殺された事件の首謀者を聞き出した後、クロヴィスを殺したルルーシュ。翌日、何事も無かったように学校に出てるけど……新宿の事件はあくまで毒ガス事件との報道でクロヴィス殺害のことは一切公表されず。
 始業式以来始めて登校してきたという病弱なカレン。例のテロリストの女だと気付いたルルーシュはギアスを使って情報を得ようとするけど……同じ人間には2度目のギアスは効かないために、逆にカレンに疑われる羽目に……
 互いに自分の秘密を守るために相手を始末しようとするルルーシュとカレン。カレンを呼び出したルルーシュだけど、誰もいないと思ってた建物には生徒会の面々が。どうやら理事長の指示でカレンを生徒会メンバーに迎える歓迎会の準備をしてたって話。
 どうでもいいけど、話が都合よすぎるな。どうも理事長か生徒会長かが、ルルーシュやカレンのことをすべて知ってて仕組んでるって話じゃないか?
 シャンパンで服が塗れてシャワーを浴びてるカレンのところにやってきたルルーシュ。なんかすっかりカレンを始末することは諦めたのかと思ったら、カレンの方はそうじゃないみたいね。ポーチに隠したナイフをルルーシュに向けてけりを付けようとしてるけど……そこに謎の声の男からの電話。それでルルーシュへの疑いはすっかり無くなってしまってるって……甘いね。だいたい謎の声の主が誰であれ、そこにカレンがいるという情報を持ってる人間なんてルルーシュと生徒会連中以外にはいないだろ。

◎銀色のオリンシス
 (第3話)
 北緯51度45分、西経105度25分……現在の地図だとカナダのサスカチュワン州の州都リジャイナからやや北西って感じだね。第1話がトロント付近だったから、ずいぶんと西の方にやってきたものだな。
 オリンシスってのは時空嵐か何かか? そんなものが恒常的に地球上で吹き荒れてるとは物騒な世の中ね。
 テアがいないとまったく動かないズィルバ。そのテアが病室からいなくなったって騒ぎになってるけど、ブリッジで月を見てたって話。どうやらテアは月から来たって話なんだけど……
 またガーデナーの大群がやってきて、トキトはテアとともにズィルバで出るけど、ズィルバのダメージがそのままテアに伝わってると知ると、戦闘を拒絶。それまでは平気で敵の攻撃の盾にしてたくせして、平和ボケした現代人並みの反応だな。
 そこにいきなし黒いシュヴァルツに乗ってやってきた久川声のねーちゃん。1話で怪しげな挙動をしてた人ね。いきなしトキトを張り倒してるあたり、何か隠された関係があるみたいね。
 それにしても、自分で「謎の美女」って名乗るか?

◎ケロロ軍曹
 (第132話)
 いきなしケロロ小隊を襲ってる謎の連中。1人、ドロロの写真を見てビビリまくってるやつがいるけど……
 意外と呆気なくみんな返り討ちに遭ってると思ったら、宇宙アサシン養成所の卒業訓練ってかい。ケロロ小隊って一応それなりにキャリアを積んだ優秀な部隊なのね。

 夏美の部屋の窓にやってきた青い鳥。速攻で夏美に馴染んで言葉を覚えてるって……ま、どこかで飼われてたインコか何かだろうけど……
「ナッチ」って別に夏美のこと呼んでたんじゃなくて、自分の名前だからよく聞かされて喋るようになってたってか。ま、飼い主が探してるってのはこの手の話のお約束だから仕方が無いだろうけど。
 しかし、そんな小鳥を使ったって普通に料理に出るような焼き鳥の肉の分量は無いだろうに。1本さえ疑わしいのに皿に盛って出てきたら明らかに別物だろ。だいたい、生きてる鳥を捕まえて料理しようと思ったら、羽毛の処理が大変だぞ。

◎くじびきアンバランス
 (第3話)
 朝から弟に迫ってる忍。いったいどういう姉弟なんだ?
 早朝に呼び出された次期生徒会。学園の飼育施設に案内されてるけど、まるで動物園だな。そこの雌パンダの種付けに外国から雄パンダを借りてきたのだけど、その雄パンダが雌パンダと相性悪くて逃げ出してしまったって話で、それを返却期日までに種付けできるように探し出せってかい。
 一方、次期生徒会の中で白一点の千尋を見てる忍。ハーレム状態とばかりに嫉妬してるんだけど、少なくとも蓮子に関する想像は現実とは違うな。しかし、時乃にことは幼馴染みだから安牌だと思ってたって……エロゲ的には幼馴染みがプライマリヒロインなんてザラにあるどころか、定番中の定番だろうに。
 千尋の気を引こうと、化学教師に惚れ薬を作らせてる忍。いや、そんなものが簡単に作れるんなら誰も苦労しないと思うんだけど……
 校内放送で千尋を呼び出して惚れ薬を使う忍だけど、一緒についてきた時乃はおろか、他の人間や動物まで忍に惚れ込んでしまって大騒動。ま、惚れ薬ネタのお約束的な展開だな。で、忍を追ってくる動物の中に例の雄パンダもいたって話。
 最後は忍が転んだ弾みで飛び出した惚れ薬が雌パンダに掛かったお陰で、パンダの確保と種付けの行為は無事完了だけど……その横で同じように惚れ薬を浴びた千尋と時乃がキスだけで終わるってことはありえないわな。

◎BLACK BLOOD BROTHERS
 (第7話)
 部屋を爆破されたミミコ。ひとまずジローとコタロウをつれてカンパニーに避難してるけど、そこではカンパニーの幹部と三大血族の盟主たちがものものしい会議を開いてたんだけど……
 なんか端っから犯行がオーギュストの仕業にされてるんだけど、現場に証拠でもあったのか?
 ミミコの部屋の仇とばかりに単身オーギュストのところに殴りこんでるジローだけど、どっちかというと余計な仕事を増やしてミミコに迷惑を掛けてるだけだと思うぞ。
 すでにクーロンチャイルドに化してたオーギュスト。割とあっけなくジローに倒されてるけど、その血は多数の部下に分けられてるって、面倒なやつら。で、その1人がジローの隙を突いてミミコとコタロウに襲い掛かってるんだけど……
 2人を助けたのはフードを被った謎のガキ……その姿を見て身構えるジロー。なんかクーロンチャイルドの本家筋みたいな感じだけど……ミミコたちを助けたのはオーギュストとは無関係だったのと、ジローへの挨拶代わりってところか。

◎ときめきメモリアル ~Only Love~
 (第3話)
 つかさに運命の人宣言された陸。途端に学校中の男子から恨みを買われてるって悲惨だね。
 校門の外で陸を待ってるつかさ。一緒に帰ろうって、ま、彼女のお約束だけど、いきなり駅までダッシュしたと思ったら、部活があるからって学校へ逆戻り……ご苦労さんね。帰り道でもない駅まで連れて来られた陸も大変だけど……
 メアドを交換したらさっそく授業中にメールの連続攻撃。どうでもいいけど、授業中はマナーモードにしとけよ。
 陸のために定番の弁当を作ってくるつかさだけど、ろくなものじゃないのはお約束。でも、見るからに食えない腐ったような料理とか、やたら辛い料理とかじゃなくて、どうもはぐちゃん&山田さんレベルの創作料理っぽいな。でも、当人の味覚が変なのじゃなくて、最初っから味見なんかしてないという素人のお約束みたいだけど。
 それを友人に指摘されたつかさ。部活をサボって家庭科の先生に弁当の作り方を教えてもらいに行ってるあたりは行動派たる所以だな。それで作った弁当は陸に美味いと言ってもらってるけど……適切な指導があればまともなものは作れると。
 雨宿りする陸が出会った水泳部の弥生水奈。陸は自分の名を知られていることを不思議に思うんだけど、これだけ毎回全校の注目を浴びるようなことやってたら、知らない方が珍しいんじゃないのか。ま、水奈が知ったのは体育会四天王の1人が水泳部長で、プールで対決してたのを見てたからだろうけど……

アニメ魂
 Gift ~ギフト~ eternal rainbow
 (第3話)
 莉子が帰ってきて霧乃の作る悲惨な食事から解放されたという春彦。今まで幼馴染に作らせておいてそれは無いだろと思うけど……目玉焼きしか作れないんじゃねぇ。しかし、普通は逆だろ。料理の上手な幼馴染に食事を作ってもらってるところに下手糞な妹が帰ってきて状況が悲惨になるってパターンが多いんだけどねぇ。
 霧乃に遠慮して微妙な態度の莉子。最初からお互いを牽制しあってる三角関係のもなんだかなぁ。莉子と霧乃が互いに面識無かった方が話としてはすっきりするんだけど。莉子が同い年で霧乃が年下ってのも微妙だねぇ。普通、幼馴染って同い年だから最強ってところがあるんだけど……
 それにしてもサブキャラ関係がわからないな。買い物に出掛けた春彦と莉子を見てデートかと言ってる天然系のおばさん。莉子のこと知ってるみたいだから、昔から近所に住んでた人ってところか。それに、怪しげな研究所のお姉さん。この辺、説明が無いとねぇ……
 雑誌の取材で初恋の相手とか、好きな人とか聞かれてる莉子。状況的にどうみても春彦のことを答えてて、聞いてた春彦もそのつもりだったみたいだけど、本人は取材へのサービスだと言って否定。霧乃との約束がうんたら言ってるあたり、やっぱし霧乃への遠慮って感じなんだけど、はっきりしないのがねぇ……


週刊アニメ定点観察 Vol.516 (1/3)

2007年08月13日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/10/16~06/10/18

◎乙女はお姉さまに恋してる
 (第2話)
 転校2日目、すっかり人気者の瑞穂ちゃん。隣の席は昨日、帰りにすれ違った十条紫苑……って、昨日は教室にいなかったのか?
 さすがに2日目はちゃんと女子トイレにトライしてるけど、出てきたところを紫苑に呼び止められて、いきなしピンチ。速攻で男ってバレてるとは悲惨ね。おまけにまりやとグルになって瑞穂ちゃんをからかいそうな感じだし……
 それにしても紫苑って学園でも相当に人気があるみたいだな。
 更衣室で他の女子の着替え姿に目を奪われてるのを咎められ、下着姿のまりやと紫苑に嬲られてる瑞穂ちゃん。いや、どう考えてもそれ、逆効果だと思うんだけど。瑞穂ちゃんも快感に目覚めたみたいだな。
 体育の授業で力をセーブし損ねた瑞穂ちゃん。たちまちスポーツ万能だとばかりに余計に人気が出て、今年のエルダー候補だと目され始めてるけど……
 エルダーは紫苑が良いという瑞穂ちゃんだけど、紫苑は留年してて資格がないって話。しかも、去年のエルダーだったのに病気で入院してて役目を果たせなかったって、なんか悲惨な過去だね。
 そんなエルダー騒ぎの中で生徒会長の厳島貴子に呼び止められてるまりや。何か以前から犬猿の仲って感じで、まりやも地を出して反発してるって感じなんだけど……まりやが瑞穂ちゃんをエルダーに仕立てて裏で糸を引こうとしてるって疑ってる感じだな。
 それより、まりやってあんまり目立たない感じでいて、実は学園の影の支配者だとかいうんじゃないだろうな。

◎N・H・Kにようこそ!
 (第15話)
 母親からの電話は、父親がリストラされたから仕送りを半減するという内容。これまで失業保険とへそくりで何とか仕送りしてたというけど、都会で1人暮らしさせてるんじゃ、家賃だけでも大変だろうに、失業保険ってそんなに出てるのか? ま、実家が持ち家ならそっちで家賃とかは掛からないんだろうけど……
 大学中退したんなら働けというのは正論。働く気も無いんなら、余計に金が掛かるだけだから実家に帰れって話になりそうだけど……。しかし、この母親、岬のことを買いかぶりすぎ。
 で、自分の金は自分で稼げと言われてRMTに手を出そうとしてるあたりがダメ人間の典型。ま、手堅くオンライントレーダーで稼ぐにはそれなりに元手が入るから、暇なニートでも金持ちのボンボンじゃないと始められないってのが現実だからねぇ。
 で、『アリティメット・ファンタジー』とかいうありがちなファンタジー系のネトゲを始めた佐藤。しかし、速攻でモンスターにやられてるとは間抜けすぎ。ま、地道にスライム退治からレベルを上げることに気付いたのはいいけど、パーティー組まずに一人でやってたら、先は長いだろうね。
 そんな時、モンスターに追われてる女の子を助けてパーティーを組むことになったんだけど……すっかりネトゲに没頭して現実世界を忘れてる佐藤。もう人間終わってるな。

◎僕等がいた
 (第16話)
 後夜祭のキャンプファイヤー。竹内に告白させないために手下を使って縛り付けてる矢野。卑怯なヤツだな。
 しかし、肝心の七美に逃げられてるとは、悲惨ね。
 女子トイレに隠れてる七美にドア越しで声を掛けてる竹内。よく七美の居場所がわかったものだね。結局、自分は告白せずに七美を矢野のところに向かわせてるって、いいやつ過ぎるな。
 で、矢野と付き合い直すってお約束の展開ね。

◎らぶドル ~Lovely Idol~
 (第3話)
 社長に直談判して強引にメンバーに加わってきたマネージャーの妹を何の疑問も無く受け入れてる3期メンバー……こいつらぬる過ぎ。そんな他人に甘いことで芸能界で生き残っていけないぞ。
 それにしても、まだデビューに必要なのは6人揃うことだって説を捨てて無い瑠璃。他のメンバーからはジョークと思われてるけど、本人は本気みたいだな。
 で、噂の6人目候補の瑞樹は智弘に言われたことが気になって悩んでる様子。1話ぐらいだとけっこう芯が強くて他人のいうことなんかに左右されないって感じだったのに、それは見せ掛けだったのか?
 第1期生のショコラのライブのついでに、ショコラの2人に会いに行く3期メンバーたち。妹の比奈が一番喜んでるだけど、おまいら姉妹なのにそんなに会ってないのか?
 ところがライブ直前になってショコラの衣装が届いてないことが判明。それが届くまで3期メンバーで何とか場を持たせようとするのだけど、こいつらも知ってる第1期の歌を歌うには一人足りない……
 そこに智弘にもらったライブのチケットを返そうとやって来た瑞樹。いきなし強引にステージに上げられてるって、災難だね。だいたい、こいつ第1期の歌を歌えるのか? 歌は知っててもパート分けまでマスターしてるとは思えないし……
 で、なし崩しにメンバーに入れられてる瑞樹……哀れね・

◎ちょこッとSister
 (第15話)
 いつものごとく珠美先輩の紹介でプールの監視員のバイトが入ったはるま。ついでにちょことプールに行くことになった管理人。新しい水着を買おうとしたら、自分は仕事で行けないからって真琴に過激な水着を買わされてるけど……
 さすがにそれは着れないって、古い水着のままか。しかし、ちょこの水着が管理人のお古は良いんだけど、いくら捨てられないからって、そんな小学生時代の水着なんかわざわざ実家から持ってきてたのか? いや、実家といってもそんなに遠いわけじゃなさそうだから、取りに帰ったのかもしれないけど……
 一方、ようやく1人でブラが付けられるようになったゆりぴょん。ちょこのところに来るのはいいけど、当然留守。背後でドアの開く音に、一瞬、真琴の気配を感じでびびってるのがいいね。
 仕方が無いから公園に行ったら、犬に襲われてワンピが食い破られてパンツ丸見えとは踏んだり蹴ったりで悲惨だね。
 それにしても、プールまで来て「ねこにゃんダンス」をやってるオダエリ。ドサ回りもご苦労さんね。おまけに一緒に出てきたグラビアアイドルが意味不明だし……

◎Pumpkin Scissors
 (第3話)
 陸情3課に配属されても橋の下で野宿してる伍長。3課には隊員宿舎が無いんかい。それに比べると、貴族のお姫様は……
 次期当主として家名を重んじ、貴族の誇りとして軍務を勤めようとしてるアリスだけど、父親は違うみたいね。で、貴族と平民の垣根をなくしてもっと交流すべきだというアリスは、平民と違って自分が何不自由なく食事が取れることを指摘されて落ち込んだみたいだけど……
 今回の任務はトンネルの復旧。しかし、現地で労働力を確保しようとしたところ、3年前にも同じように復旧工事があった時のことで軍に不信感を持つ住民たちは協力を拒否。3年前の時はまだ戦争中で、労働力の対価は兵役の免除でチャラにされて1円も支払いが無かったって話。酷いね。
 貴族の名誉と私財を賭けて報酬を約束するアリスに、住民たちもようやく信頼を示すようになってきたけど……
 ガキがシールド車を勝手に動かしてトンネルに入り、落盤で生き埋めって展開で、アリスが自分の身を顧みずに飛び込んでいったことで住民とのわだかまりがなくなったってのは、ありきたりの安っぽい話だな。

◎金色のコルダ ~Primo Passo~
 (第2話)
 音楽科の連中にバイオリンを弾くように迫られた香穂子だけど、魔法のバイオリンのはずなのにまともに音は出ず……ま、世の中そんなに甘いものじゃないわな。その場は報道部の天羽菜美の助け舟で切り抜けられたけど……
 リリを探す香穂子は音楽室から聞こえてくる月森蓮の弾く『アヴェマリア』に聞きほれてしまうけど、それを演奏してみようと思ったら今度はちゃんと弾けたって話。要するに自分がどう音楽を奏でるかというイメージングが大事って話だな。しかし、譜面どころかタイトルも知らない曲をすらすらと弾いてしまうのって、やっぱしインチキだね。
 その音を聞いて現れたリリ。こんなインチキでコンクールには出られないという香穂子に、恩人との約束を果たすためだから参加だけはしてくれと泣いて訴えるリリ。気の毒がった香穂子がOKすると、途端に態度が豹変。おいおい、今のは作り話かい。
 リリに渡された教材で『ガボット』を練習する香穂子だけど、出てくる音はへたれた音だけ。要するにイメージングが足りないってことね。連日、バイオリンを弾く練習は続けるんだけど、こいつの場合、技術的な練習は要らないからイメージングを鍛える方が重要だろ。
 コンクール前日、屋上で練習しようとやってきた香穂子は先客の火原和樹と鉢合わせ。そこで火原がトランペットで吹く『ガボット』を聴いてようやくイメージングできたって感じ。
 約束通りに柚木親衛隊たちの前で『ガボット』を弾く香穂子だけど……この曲って音楽科の連中からは簡単だって馬鹿にされる曲なのか。ま、そんなこと香穂子には関係ないわな。
 最初のうちは順調に弾いていた香穂子だけど、いつの間にかギャラリーが集まってることに気付いてミス。なんかそのままプレッシャーで弾けなくなっちゃったみたいだけど、そんなんじゃコンクールで弾けないだろ。

◎ネギま!?
 (第3話)
 ネギを倒そうとするエヴァを阻止しようとした高畑だけど、エヴァの手下になった朝倉和美、雪広あやか、他2名に邪魔されて手も足も出せないとは悲惨ね。
 明日菜が中古で買った『ゾンビライダー婿養子編』……婿養子のゲームって、『藍青』かいっ!
 エヴァに血を吸われそうになるネギだけど、そこにスニーカーの直撃。顔面にスニーカー投げつけられて吸血を中断させられたヴァンパイアって初めてだろうね。しかし、上空にいるエヴァにボートまで投げ付ける明日菜って、どんな怪力の持ち主じゃい。そのまま明日菜VSエヴァの対決が続くかと思ったら、茶々丸に阻止されるか。
 ネギと仮契約する明日菜だけど、おでこにチュ!ってお約束のボケですか。口じゃないとダメだと言われて、
「そんなの無理!」
 でも、そんなの状況がゆるしてくれないわな。
「パートナー、神楽坂明日菜。我に示せ、秘められし力を!」
 変身した明日菜だけど、茶々丸と一緒にどこかに行ってしまいましたってか。結局、エヴァはカモくんに振り回されて転落死……のところをネギに助けられてギブアップ。

 ネカネさんからの手紙が何かやけに時間が経ってるように感じさせると思ったら……
「今日から3年生です」
 おい。

◎夜明け前より瑠璃色な Crescent Love
 (第3話)
 巷で話題の「キャベツ」の回。なんか聞きしに勝る作画の悲惨さだね。昔はヤシガニみたいに4話目で崩れたものだけど、最近はすでに3話目で崩れてしまうのね。
 バイトを知らないからって達哉に付いて来てレストランのバイトを手伝い始めてるフィーナ。それはいいけど、成り行きで菜月と料理対決する羽目になってるけど……
 確かに凄いキャベツだな。パプリカは色が変だし……おいおい、切ったキャベツはどこに行ったんだ?
 どう見てもフィーナの料理も美味そうには思えないんだけど、審査陣の絶賛のコメントと言うのはやっぱし外交辞令みたいなものだろうね。それにも増して悲惨なのが菜月。何を作っても炭ばっかりって、ある種の才能だな。