電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.472 (4/4)

2005年12月23日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/18~05/12/18

◎交響詩篇エウレカセブン
 (第35話)
 首都に突入するゲッコーステイト……はいいけど、首都の民間人を巻き込んだ戦い方って、そこらの悪役軍隊と変わらないね。
 それに耐え切れず途中で戦線から脱落するエウレカとレントン。この期に及んで迷ってる主人公ってのも嫌だけど、この切羽詰った中で脱落していく2人を信じてるとか言ってそのまま放置して作戦続行してる連中もねぇ……
 月光号の操縦席に座ってるムーンドギー。なかなかちゃんと出来てるみたいね。
 ほとんど幽閉状態のドミニクとアネモネ。もう完全にお払い箱ってか? ま、まじめに報告書上げてるみたいだけど、デューイにとってはニルバーシュの細かいスペックとかはもう関係ないんだな。綿密な作戦行動やってるんじゃなくって、この星の人類の未来にどちらが選ばれるかの賭けって感じだからねぇ……
 デューイがノルブやホランドと同じくコーラリアンとの対話を望んでるならアネモネは強力な手駒なんだけど、それを拒否してもはやコーラリアンの殲滅を望みだしてるから、アネモネは用済みに過ぎないって話。
 余裕綽々と事態を見守ってるデューイとノルブ。そこに現れたホランド……って、おいデューイとホランドは兄弟ってかい。で、タルホは元々デューイの女だったってか。
 人型コーラリアンによる対話の道に絶望しかけてたノルブだけど、やってきた新たなニルバーシュとエウレカ&レントンの姿を見たら希望が甦ったのか、自らニルバーシュの手に……
 それを見届けたデューイが次にどういう行動をとるのかがキーポイントだろうけど……ドミニク&アネモネは軍に始末されるか、それとも寝返りかで決まりっぽいな。

◎ふたりはプリキュア Max Heart
 (第42話)
 イブの日に藤Pに遊園地に誘われたなぎさ。当然ながらほのか他1名も一緒で、ふたりっきりのデートってわけでもなく、おまけにアイススケートをやることになってるけど……滑れないってオチかい。ま、お陰で藤Pに付きっ切りでコーチを受けられてるという特典付きだけど……
 観覧車で藤Pと2人きりになったなぎさ。勇気を払って告白しようとしたら、闇の連中が出てくるのがお約束。毎度毎度のワンパターンで面白くも何とも無いね。
「マーブルスクリュー返し!」は笑ったけど……

◎ONE PIECE
 (第254話)
 バギーにビビ。懐かしい連中だね。下っ端連中ではタコのはっちゃん(アーロンの部下)辺りは記憶にあるけど、残りは……

◎雪の女王
 (第30話)
 ご先祖様の実を食べた犯人がフリーダとゲルダだと知った山賊ガイオンは、アマンダに自分たちが裁きをつけると宣言し、アマンダたちを下がらせたのだけど……
 夜になってアジトをこっそり飛び出したアマンダは、ガイオンたちに追い詰められたフリーダたちを救出。秘密の入り口から地下に潜ってアジトまで戻ってるんだけど……地下に張り巡らされたトロッコの線路って……
 鉄道自身がまだ珍しい時代に、こんな氷河地帯を越えたドワーフだか何だかの山賊たちがトロッコを使ってるってか。物凄くハイカラな連中だね。いったいどうやって技術を導入したのやら……
 いや、考え方が間違ってるのかもしれないな。この世界ではドワーフたちが使ってたトロッコを見た人間が鉄道の仕組みを知って使い始めたって話なのかも知れないぞ。
 で、アマンダに保護されたフリーダたちだけど、アマンダが代わりに裁きを受けると言ったらのこのこ出て行って捕まってるのがマヌケ。
 いや、どうもこのフリーダってガキ、愛情の履き違えをしてる感じだな。飼ってる動物を「友達だから」といたぶってたり、アマンダがフリーダのことを「大切な宝物だ」と言ったらまるで所有物扱いされたように怒ってるし……飛び出していったのもアマンダのことを思っての行動じゃなく、自分が誇るべき行為だと思ってるご先祖様の実を食べたことをアマンダが自分がやったように功績を横取りしてるとか勘違いして、それで飛び出していったみたいだし……そもそも善悪の価値判断も出来てないみたいだな。
 ま、それもこれも元々はずっとフリーダを閉じ込めたままで社会ルールを教えてこなかったアマンダの責任なんだけどね。ガキの躾はちゃんとやらないとダメだな。
 で、ガイオンに捕まったフリーダとゲルダだけど、ゲルダはフリーダが取った実を食っただけだからって釈放。フリーダだけが裁きに掛けられるって話なんだけど……いったいどんな裁きが待ってることやら……

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第34話)
 怪しげな電磁波をキャッチして坂田のところにやって来た郷。そこで坂田に依頼にやって来た水野と出会ってるけど……小学校時代の知り合いってか。
 再び電磁波をキャッチして水野の研究所にやってきた郷と岸田だけど……生物の細胞に変化を起こしそうな電波って……いったいどんな根拠でそういう結論を得たんだ? ま、実際のところそうなんだろうけど……
 動物と植物の両方の性質を持った新しい生物を誕生させたと言ってる水野だけど……何を持って両方の性質って言うんだ? そりゃ脚が生えて動き回ってたら動物の性質はあるだろうけど……葉緑素持って光合成したからって、それが植物の性質とは一概に言えないと思うぞ。
 MATの攻撃にツタのようなものを出してる怪獣。体の一部は植物の細胞だって……そりゃ新しい生物というより単なる動物と植物のキメラじゃないのか?
 しかし、この怪獣、動物と植物の両方の性質を持ってたり、湖の水面下をつたを伸ばしてウルトラマンを攻撃したり……なんかビオランテそのままだな……と思ったら、案の定、脚本の原案は小林晋一郎って『ゴジラVSビオランテ』と同じ人だね。これもシナリオ一般公募の作品なのか……
 最後、動植物園として一般開放のために改装される水野研究所から運び出された例の電磁波の発生装置を勝手に火の中にくべてる次郎だけど……おいおい、重要な証拠物件として押収しなくていいのか? 事後処理がまったく杜撰過ぎるぞ>MAT。

◎ウルトラマンマックス
 (第25話)
 大気圏突入してきた謎の宇宙船。カケルとかいう少年のところにいきなし現れたネリル星人のキーフ。カケルが宇宙人だということに驚いたりしてないとこみたら、チャネリングでもして呼んだのか?
 地球人は異星人を敵だと思ってると知って、誤解を解くためにあえてDASHの前に出て行ってるけど……
 キーフを信用しない科学者たちの取調べでどんどん弱っていくキーフ。脱走を勧めるカイトだけど、それを拒否するキーフ。
 タイタンベースからハーグの研究施設に移されることになったキーフは最後にカケルに会いたいと頼んでるけど、やってきたカケルに語ったのは、これから先にやってくるかもしれない友好的な異星人が地球人の信頼を得ることが出来る手始めになりたいとかいう崇高な理想。
 ま、どのみち逃げたって帰る場所が無いから、自分が気に入った地球のためになら犠牲になってもかまわないってことね。
 しかし、そんなときにいきなし現れたゴドレイ星人。異星人というよりは知性も何も無く、ただ町を破壊しまくってる怪獣って感じだね。いや、まったく攻撃の動機がわからないんだけど、それこそ異星人は無条件で侵略者だとでも言いたげなやつだね。
 そのゴドレイ星人の攻撃を住民たちの盾になって散っていったキーフ。でも、科学者連中の意識は変わらんのだろうね。

◎仮面ライダー響鬼
 (第44話)
 とりあえず戦いの最中では倒れなかったザンキだけど、なんか末期状態みたいね。このところ渋さを増してきてなかなかなんだけど……
 喫茶店で前の高校の生徒に出会った桐矢。運動神経悪いのがバレて転校したって……そんなのいつかバレるに決まってるだろ。まさか中学時代もそうやって学校を転々してたんじゃないだろうな?
 で、そいつらと喧嘩して警察に補導されたところをヒビキに引き取ってもらってるけど……相変わらず態度悪いな。
 吉野から送られて来た陰陽環をガキに渡してるヒビキ。それを使えば鬼じゃなくても式神が使えるって話だけど……体育の時間に教室に置いておいたら速攻で桐矢に奪われてるって……もうちょっと管理に気を使えよ。で、桐矢はそれを使って喧嘩してた前の高校の生徒をやっつけてるって凶悪なやつ。
 ついに戦いの最中に倒れたザンキ。変身解けたらすっぽんぽんって、あきらの時もそうだったけど、いつからそういう設定になったんだ。で、イブキが駆け寄ったらもう死んでたって話だけど……最後にトドロキのところに夢枕に立って成仏するってか。

《後記》
 この季節、とてもアニメを見る時間が……


週刊アニメ定点観察 Vol.472 (3/4)

2005年12月23日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/16~05/12/17

◎ケロロ軍曹
 (第89話)
 潜在能力を引き出すエネルギー弾はいいけど、その効果で7人に分裂したギロロ……『七人のナナ』かいっ! ギロッペ、ギロりん、ギロっち、ギロさま、ギロっこ、ギロぽん……ネーミングがおもいっきしそれだし……
 しかし、夏美すら平気で倒してペコポン侵略を敢行しようとしてるギロッペが凶悪すぎだね。夏美を守るために対抗してるギロロ(本体)だけど……他の連中、役に立たなさ過ぎ。

 いきなし廃部に決まったオカルトクラブ。そりゃ、実績もクソも無けりゃ仕方が無いだろうけど……ま、宇宙人も幽霊も恐怖の大王も身近にいりゃ、オカルトに新鮮さも何にも無いだろうな。
 で、実績を作るためにいきなし全国オカルト大会を始めてる西澤グループだけど……そんな行き当たりばったりの大会で実績認めてくれるのか? だいたい他の参加校が胡散臭すぎるし……
 心霊写真鑑定対決、古代文字長文読解……なんかこの辺は冬樹に有利な問題をわざと出してるような気が……
 ダウジングはオーソドックスだけど、前世フィーリングカップル5VS5って、めちゃくちゃ電波な世界だな。
 で、決勝戦の相手はケロン学園って……どうやって大会にもぐりこんだんじゃい。で、競技はESPカードババ抜き(超能力者以外にはタダのババ抜き)、UMAネーミング、お守り運試し……だけど、あんまし運とは関係なさそうな気が。いや、確かに運が良けりゃバナナの皮は踏まないんだろうし、踏んでも転ばないだろうけどね。でも、相当に運が悪くないと人工芝にばら撒いたバナナの皮を踏んでも転ばないと思うぞ。
 いや、バナナの皮を踏んだら滑って転ぶというのは科学的事実と無関係で、お約束の話に過ぎないんだけど……

◎アニメ魂
 ToHeart2
 (第11話)
 GW明けの修学旅行の準備を連休前から出来てるとか出来てないとか……こいつら気が早すぎ。いや、グループ行動の計画準備とかいう話かも知れんけど。
 本を抱えてる愛佳に声を掛けてる環。秘密基地でお茶をご馳走になってるけど、さりげなく貴明のことを調べてるみたいね。そこにやってきた由真。貴明の前に居るときとタイドが違うからって戸惑ってるけど……貴明の話題が出ればいつも通りってか。
 貴明を下っ端扱いしてる花梨の前にも現れて怪しげな招待状を渡してるけど……で、その次は姫由里姉妹。招待状の中身は野点の会って……今時の女の子がいきなしそんなのに誘われても困るだけだろ。
 で、最後はるーこ。しかし、おまいらそのスカートでよく平気で木に登ってられるな。それにしても地球に来て最初に声を交わしたのがニャーだったら、どうして猫の言葉を覚えなかったんだ?
 当日、準備に扱き使われてるのが貴明と雄二ってのはいつもの話。着物に着替えてきた環とこのみ。このみのは環のお古なんだろうけど……基本的に和服は袖と裾の長さが合ったら体型は関係ないからねぇ。
 そこにやってきたヒロイン一堂……イルファは居ないのね。しかし、向坂家の土蔵のミステリー秘宝が目当てって、さすがに目の付け所が違うな>花梨。
 で、野点はいいけど、なれない正座に足を崩していく一同だけど……おもいっきし意地で我慢してる由真が最高。最後はいつもどおりの捨てゼリフ。
「これで勝ったと思うなよ!」
 いや、勝負も何もしてないだろ。
 で、すっかり和んできたところで
「うちの貴明がいつもお世話になっております……」
 いきなし所有物宣言で宣戦布告って……野点の目的はこれだったとは強か過ぎるね<タマ姉。
 それに「いえいえ、こちらもお世話になってますです」って答えてるこのみがマヌケ過ぎ。いや、それで対抗してるつもりなのかも知れんけど……しかし、これで何かタマ姉とこのみ以外の6人は脱落って感じだな。
 サブタイトルの八重桜って、てっきりここは初音島で枯れない桜の木でも咲き始める話かと思ったら(いや、単なる遅咲きの桜だけど)、ヒロインの数も兼ねてたのね。

◎今日から(マ)王!
 (第70話)
 風雲急を告げる血盟城にふらふらの状態でたどり着いた少女……森の巫女オンディーヌかい。湖のニセの箱の話以来の登場か?
 グウェンダルを襲ってる怪しい連中を一喝して追い払ってるオンディーヌだけど、その話によればずっと昔に姿を消した双子の姉のセラフィーヌが、4つの箱の封印が解かれるのを永久に封じるために箱のカギの持ち主を抹殺しようとしてるってことだけど……
 で、冒頭で眞王が箱のカギを封印する話があったんだけど、カギの持ち主は全部で4人いるって話で、コンラッドだけじゃなかったって感じね。で、その1人がグウェンダルみたいなんだけど……単純に考えたら残りはギュンターとヴォルフラムがそれぞれカギっぽいんだけど……箱を回収するときにそんな設定考えて無かったみたいだから、すくなくともヴォルフラムがカギの持ち主だとしたら無理がありすぎるだろうね。
 そこで無理やり他の持ち主の話になってるんだろうけど……
 セラフィーヌの手下が次に襲ったのは地球のボブの城。魔族でも無いのに堂々と立ち向かってる有利の母親が凄いけど……魔力対決で応戦してるボブに「おまえではない」と言って去って行ってるって……なんか目当ては勝利だったみたいね。
 残るカギの持ち主の1人が勝利で、セラフィーヌたちが勝利を襲うとしてるのを察知した眞王が先に勝利を眞魔国に導いたってところなんだろうな。ま、最後の箱は地球にあったわけだから、カギの持ち主も地球の魔族にいるってのも説得力あるだろうし。
 一方、ヴォルフラム(というか、どう考えても眞王)に魔力を覚醒させられてる勝利だけど……さて。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第38話)
 2個目のグレースストーンはかざぐるまの国……と思ったら、ソフィーの宝物は小さな風車で、おまけにブライトに騙されてる国王はグレースストーンの在処を教えてくれないって展開。
 フォーチュレットの占いで第4の塔の風車にグレースストーンがあるらしいって話なんだけど、行けば国王の命令でおひさまの国のプリンセスは登らせるなって話。いや、わざわざ在処を教えてくれてるのね。
 晴雨姉妹がダメならアルテッサとソフィーが取りにいくって展開かと思ったら、裏道から全員突入。この辺、協力者が現れるあたり安直ね。
 結局、ソフィーの風車がグレースストーンの鍵になってたわけだけど……それじゃ、守りの風車の効果っていったいなんだったんだ? てっきり風車の中にグレースストーンが隠されてたのかと思ったんだけど……

◎BLOOD+
 (第11話)
 ファントムの正体が理事長だってわかったのに平然と生徒を続けてる小夜。
 リセのダンスパーティーの当日。ドレスが無い小夜に貸してるミンだけど……なんかドレスがいっぱいあるな。さすがに共産圏のエリートの子女は庶民とは違うみたいね。
 パーティー会場にやってきた小夜だけど……普通の日本の庶民の家庭に育ったら完全に場違いだな。おまけにダンスよりも食い物にへばり付いてるし……
 その小夜をダンスに誘ってる青い薔薇をつけた金髪の男。理事長とは関係ないみたいだけど、例の翼手を研究してる組織の一員か?
 ファントムを見掛けて追っていく小夜だけど、その先でコンテナを見張ってたデヴィッドがファントムと交戦。そこに駆け付けてファントムと戦う小夜だけど……ミンのドレスはボロボロ。
 潜り込んでたカメラマンのにーちゃんがそれを目撃してるけど、愛用の一眼レフは壊れてパー。予備のボロカメラで撮ってるけど……そんな暗闇に近い環境でフラッシュも焚かずに写るか? ま、ISO1000ぐらいのネオパンで、おもいっきし露出を解放してシャッター速度を落としたら写らないでもないかもしれないけど……フォーカスがきついからおもいっきしピンボケで残像がぶれてる写真にしかならないと思うけど……一眼レフでもなきゃそんな自由度の高い撮影も無理だろうし……
 結局、小夜が完全に目覚めてないからと言って去っていくファントム。小夜はデヴィッドたちと一緒にコンテナを追うことになるけど……リセには戻ってくるのか? いや、これがミンとの別れだったら酷いね。

◎蟲師
 (第9話)
 周囲とはコメの豊作・不作が反対の村。周囲が天災で不作の時に成らずの実を田に埋めたら豊作になるって話で、そんな時は村に瑞歯が生えた者が犠牲になるという話。
 成らずの実というのは抜け落ちた瑞歯のことで、蟲の大元である生命の鉱脈に関わるものみたいだけど……代々その成らずの実を使った祭主が、大いなる不作の歳にそれを使って村を豊作にしてたって話。
 しかし、そんな犠牲は自分で最後にするという祭主。前回の時は妻に瑞歯が生え、今回は自分に生えてるってかい。
 村の豊作の原因を隠し、やがて瑞歯が抜け落ちて死んでいく祭主だけど、その成らずの実を使ってギンコが祭主を甦えらせたって話。その代わり、その祭主は人間ではない不老不死の実となったって話だけど……ま、蟲になったってようなものみたいね。

◎BLACK CAT
 (第8話)
 いきなし半年後。すっかりスヴェンの居候になりきってるトレイン。
 原作じゃ時系列的に確か、サヤの死→クロノス脱走→掃除屋開業→スヴェン→イヴの順番だったはずだけど、この辺すっかりごちゃ混ぜにしてしまってるからねぇ。とても対等のコンビじゃなくて、まだ掃除屋見習いがスヴェンにたかってるようにしか見えないのがマヌケ。
 泥棒稼業中のリンスの前に現れて、タオ遣い絡みの事件に関係してる薬の入手を依頼してるジェノス。半年経ってもクリードの件で何も進展して無いって、クロノス・ナンバーズの連中も無能だねぇ。
 事件は脱獄囚たちが薬で怪しげな力を手に入れて暴れてるんだけど、みんな体に異変を起こして自滅してるって話。
 その元凶の薬を配ってるのがどうみても作品世界に場違いな(いや、原作通りなんだけど)ミニスカ制服姿のキョウコたち……おいおい、千葉千恵巳のどれみ声はやめてくれよ。しかし、星の使徒の連中も早々と登場。こりゃアニメ版はクリード絡みの話だけでまとめるつもりみたいね。普通に掃除屋してるって基本的な話は期待できないのか……
 食堂でスヴェン一行に出くわしてるリンス。ジェノスによるターゲット候補とスヴェンが追ってる賞金首の脱獄犯が同じだって、よくある展開。
 トレインとの賭けで先手を狙って飛び出したイヴだけど、薬を飲む気の無かった相手をわざわざ刺激して薬の飲ませてる辺りが何か物語としてすっきりしないんだけど……結局、薬による圧倒的な力でパワーアップした脱獄犯。イヴやトレインを圧倒してたのはいいけど、変異が進展しすぎて最後は木になってしまって自滅してるとは悲惨ね。

◎銀盤カレイドスコープ
 (第11話)
 キスは冗談として、何かストーリーおもいっきし端折りすぎ。で、あっという間に舞台はトリノ。
 日本のように嫌味なマスコミはいないけど、逆にマイナーで他の国の選手に馬鹿にされてるとは悲惨ね。
 くじで引き当てた滑走順は1番。なんか最低って感じのタズサだけど、1番は1番目立って100万ドルの女には良いんじゃないのか?
 開会式も何もなしにいきなしフィギュアの本番。いや、国内でのタズサの悪評にびびったJOCがタズサには開会式に来なくていいとか言ってきたのかもしれないけど。
 まずはショートプログラム。全日本の時と同じ氷上のウェイトレスだけど、おまいらがイメージしてるような内容、見てる観客はわからないと思うぞ、ぜったい。
 ま、何とか2位につけたタズサだけど、1位がリアってのは気になるか? それはそうと、空港でタズサに嫌味を言ってたドミニク。表彰台には上ってなかったけど、今度はどんな嫌味を言って来るのかねぇ。

◎灼眼のシャナ
 (第11話)
 街中で注目を浴びてるシラトとティリエル。そりゃ金髪のガキの兄妹がディープキスしながら歩いてたら、誰だって気になるわな。しかし、そのせいで一網打尽で存在の力を食われてるとは、たまたま居合わせた通行人も不運だね。
 悠二の母にキスのことを訊いてるシャナ。本で調べたとか言ってるけど、小説や文学は個人の主観が入ってて的確な分析と論理的な思索の役に立たないから読んでないって……そりゃ無機質な定義しかわからんわな。
 しかし、新須とおるさんっていったどこの誰じゃいっ! それにしても、口と口とのキスは契約のようなものってか。
 翌日、携帯電話にくくりつけられて、悠二の母親に電話してるアラストール。昨日のキスの話で言いたいことがあったみたいだけど、結局、悠二の母親に説得されてるのがいとおかし。
 悠二のために弁当作ってきた吉田さんに対抗してメロンパンを差し出してる平井さん(ニセモノ)、いとおかし。
 ソラト&ティリエルと遭遇したマージョリーだけど、用が無いからって見逃してもらってるとは惨めね。で、こいつらの狙いはシャナってか。」

週刊アニメ定点観察 Vol.472 (2/4)

2005年12月23日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/13~05/12/15

◎地獄少女
 (第11話)
 なんか最近すぐに地獄少女頼みだな。ま、柴田とかいう記者のおっさんがレギュラーで出てる分だけ尺が足りなくなってるんだろうけど。
 その柴田の昔の同僚の稲垣というのが今回のターゲットで、その稲垣にドラッグをやったと捏造記事書かれて家族が崩壊した片岡というのが依頼人。それを知った柴田は自分が稲垣の罪を暴くから呪い人形の糸は解くなと言うんだけど……
 結局、もう失ったものを取り戻せないものには、いまさら罪を暴くよりも直裁的な復讐の方が良いってか。
 それにしても柴田の娘のつぐみが地獄少女にシンクロしてるのって何なんだ?

◎魔法少女リリカルなのはA's
 (第11話)
 フェイトは『闇の書』の内部空間に閉じ込められただけみたいだけど、そこではやてと一緒に永遠に幸福な夢を見てるというブラックはやて。
「永遠なんて無いよ……」
 それはどこぞのエロゲに向けられたセリフか?
 目が覚めたフェイトだけど、そこはプリシアやアリシアがいる世界。やさしい母親と温かい家庭環境に戸惑うフェイトだけど……ディニスってのは前作で見掛けた覚えは無いけど、CDドラマ辺りのキャラなのか?
 悲しい現実を忘れて夢の世界に閉じこもることが望みだったってか。
 本体の補強が済まないレイジングハートにエクセリオン・モードを発動するなのは。ほとんど最終回のノリだけど……
「うちはこんなこと望んでへん」
 夢から目覚めて『闇の書』の意思に異議を唱えるはやて。そして、幸福の夢の世界から去ろうというフェイトに自分はこの世界でしか生きられないと言いながらもバルディッシュを渡すアリシア……なんか勿体ないね。1話まるまるフェイトの夢の中の話を続けても良かったんじゃないのか。
 突然、ブラックはやての中から聞こえてきたはやての声。エクセリオンバスター全開で暴走した防御プログラムを押さえに掛かるなのは、そして内部から亜空間を切り裂き脱出するフェイト。さらにユーノとアルフの魔法がブラックはやてを抑えてるけど……
 防御プログラムの一時的な停止によって管理者権限を回復したはやてが呪われた『闇の書』に代わって新たに名付けた祝福の名は『リーンフォース』。
 『リーンフォース』本体と防御プログラムは切り離したけど、防御プログラムの暴走は止まらないってことで、いよいよ最終決戦ってか。しかし、ようやく現場に駆け付けてるクロノって……けっこう管理局本部から来るのには時間が掛かるのね。

◎ぱにぽにだっしゅ!
 (第24話)
 はうはうって何じゃい。
 はうはう税……泣いたら1回100円はいいけど、勘定奉行が江戸市民に対する税金を勝手に決めていいのか? だいたい、管轄が違うだろ。
 印籠を質屋に入れてしまった水戸黄門……役に立たんねぇ。
 ネズミ男に化けてるねずみ小僧……嫌にならないか? 牢屋に囚われた遠山の金さんの頼みで必殺ぱにぽ人に依頼することになったけど……闇の仕事を入札で決めてるのか?
 とことん影が薄いくるみ、いとおかし。
 ぱにぽ人たちの攻撃をことごとくメソウサを盾に逃れてる奉行……しぶといな。で、番屋に逃げ込もうとか言ってるけど、だから管轄が違うだろ。だいたい武士である奉行が町方の番屋に逃げ込んでも誰も守ってくれないぞ。
 一条さんの背中の自爆スイッチ。スクエニのビルが吹き飛ぶのはいいけど、そのいかにも昔の8ミリのアマチュア特撮っぽいちゃちな特撮はやめろよ。

◎涼風
 (第24話)
 う~ん……作画が悲惨ね。いや、キャラが崩れてるとかそういうんじゃなくて、アニメになってないんだよね。
 冒頭の涼風。ただ1回跳んでるだけで周囲の描写も何も無くトボトボ宮本のところに歩いてると思ったら、次は関東大会って……とても本番を跳んでたようには見えないんだけど……
 で、いよいよ大和の番だけど……走り方変えたのが裏目に出て予選落ち。有馬に勝って涼風に告白するどころの話じゃないね。
 落ち込んでる大和のところにやってきて、いきなしゆで卵を作り始めてる涼風。これしか作れないってあたりがなかなかだけど、今度はちゃんとお湯で茹でようとしてるのね。大和がうちには電子レンジが無いとか言ってたんだけど、それじゃ前の電子レンジって、どこの電子レンジだったんだ?
 しかし、鍋を火に掛けたら、後は自分でやれって帰るかいっ! きっと茹で加減がわからないから大和の自己責任に押し付けて逃げていく気だな。
 その涼風を呼び止めて告白しようとしてる大和だけど「もうやめて」って徹底的に拒否されてるとは悲惨だね。ま、涼風にしたらおもいっきし津田和輝を思い出させられてたまらなかったんだろうけど……
 ところで、涼風が作りかけのまま放置していったゆで卵、ちゃんと食べたのか? ま、茹で足りないとか茹で過ぎだとかでぶつぶつ言いながら食ってる大和の光景が目に浮かぶけど……

◎ARIA The ANIMATION
 (第11話)
 雪が降り始めたネオベネチア。練習を切り上げて帰って来た灯里たち3人だけど……我が家のようにたどり着いたアリアカンパニーには晃やアテナもいてビビリまくり。
 なかなか会えずに久しぶりに会ったという3人だけど……先週、温泉で一緒だったんじゃないのか?
 先輩たち3人のシングル時代の話を聞く一同だけど……アテナって昔からドジぶりを如何なく発揮してたのね。
 3大妖精が自分たちと同じような研修時代を過ごして来たのを知り、今はもうあまり会うことが出来ないというのを聞いて、自分たち3人もいつかバラバラになってしまうってことに感傷的になってる灯里。いや、そいつらは社会人としてはよく会ってる部類に入ると思うぞ。

◎ガンパレード・オーケストラ
 (第10話)
 山の中で幻獣相手に肉弾戦してる連中。人型メカじゃなく雷電とか言う遺伝子操作した動物らしきものを使って戦ってるけど……
 第105師団芝村中隊……日本の支配者である芝村一族の者が中隊長やってるって……エリート部隊かい。しかし、この中隊長、嫌味なやつだね。同じ芝村でも熊本の5121小隊に配属されてたやつとは全然違うね。
 青森第4中隊が手掛けた新型……おいおい、あいつらの仕上げたお荷物兵器の改良型が量産されてるんかい。
 任務を他の部隊と交代して後方に撤退する芝村中隊だけど……独断で留まって戦い続けてる源健司。いつものことだからって見捨てて去っていく芝村だけど……1人引き返す金城美姫。
 一緒についてきた従軍記者のねーちゃんを庇って負傷し、病院に運ばれてる源。雷電のグリンガムとの絆で回復するって話だけど……
 なんかおもいっきし世界観が変わってしまってるような感じがするなぁ。いや、この芝村中隊の連中の中にも学生兵らしきドジっ子要素もいるみたいだけど、その反面、主役連中はおもいっきし戦いのプロって感じがするからねぇ。
 ま、幻獣との最前線なんだからそんな連中を投入しないと支えきれないのは当然なんだろうけど。前作の熊本の連中は最前線の精鋭というよりは、単に後方部隊が取り残されていつの間にか最前線になってたってところなんだろうな。

◎かりん
 (第7話)
 転校生のヴォルフラム……じゃなくて、ウィナー。いきなし果林にラブアタックって感じで、ま、ラブコメのお約束の展開といえばそうだね。
 自分は代々吸血鬼ハンターの末裔だといいながら、果林がそうとは気付かずに付きまとってる辺りがマヌケだけど……子供の頃に聞いた吸血鬼ハンターの恐ろしい話に怯えてる果林がいとおかし。
 果林の話を聞いて爆笑してる真紅家一同。吸血鬼が稀少になってこっそり隠れて生きてる現状じゃ、吸血鬼ハンターがそれを見付けて退治するようなことは滅多に起こらないって話だけど……いや、そんな状況なら割の合わない吸血鬼ハンターなんてとっくに廃業してると思うぞ。吸血鬼ハンターが存在してること自体が吸血鬼が退治される状況がありえないわけではないということを実証してるんじゃないのか?
 ま、果林の生態を見て吸血鬼だと思う人間もまずいないのは確かだから、自分から正体ばらす以外は心配しなくて良さそうだけど……
 自分が果林に相手にされないからって、いつも果林のそばにいる雨水に決闘を挑んでるウィナー。いや、雨水の目付きが悪いのをケンカ売ってると思ったみたいだけど……しかし、いきなしフェンシングというのは反則だな。どう考えても雨水に経験あるわけが無いんだから。
 そこに駆けつけた果林。雨水効果が濃厚でいきなし鼻血を出してるけど……血を見るのが苦手ってかいっ!>ウィナー。それで吸血鬼ハンターが務まるのか?

◎SHUFFLE!
 (第22話)
 なんかすっかり本格的に付き合ってる稟と亜沙。おもいっきしデレデレモードだね。
 樹のハーレム妄想から1人だけ外されて怒りまくってる麻弓……いや、怒りどころが違うだろ。
 放送部に入るというネリネに、女を磨いて再び稟にトライすると宣言してるシア(キキョウ)もなかなか。すっかりメインルートから外れたヒロインの末路だね。いや、シアだけは神界の一夫多妻制に希望を抱いてるみたいだけど……
 アパートを決めて引越しの準備をしてる稟。稟の門出を祝う宴会をしてる一同だけど、神王も魔王もそれでいいのか?……と思ったら、まだ結婚相手を決めたわけじゃないって話かい。
 メイド姿のネリネ……相変わらず魔王のおっさんって。おまけにプリムラは猫耳メイドさんってか。
 喫茶店で稟と待ち合わせの亜沙。一緒にパフェ食ってる女の子は誰だ?……と思ったら、カレハの妹のツボミかい。そういえばPS2版の新キャラなんだな。
 亜沙に好きな人作れといわれて、もういると答えるカレハ。相手は稟って、新たなライバル登場かい。
「完売」だと主張する亜沙に
「ご安心ください。神界は一夫多妻制ですわ……」
 とことんそのネタで引っ張るかい。
 恋人になっても呼び方の変わらない稟に
「亜沙先輩禁止!」
 なんか「恥ずかしいセリフ禁止」の世界だな。
「亜沙さん」
 しかし、これもしっくりこない呼び方だけど……
 生活用品の買出しが終わってアパートにたどり着いた2人だけど、キスを交わす最中にいきなし倒れこんでる亜沙……おいおい、まさかこれで寿命が尽きたとかいう展開じゃないだろうな。

◎ローゼンメイデン トロイメント
 (第7話)
 金糸雀って他のローゼンメイデンの写真とってマスターに見せてるんかい。
 いつもは偉そうぶって何もしない真紅が珍しく、ボケねーちゃんのクッキー作りを手伝ってると思ったら……
「たかがクッキーの生地の分際で、わたしに逆らうつもり!」
 力技でクッキーが焼けるかいっ!
 そこにやって来た金糸雀、ちょうといいとこに来たとばかりに真紅のクッキーの毒見役をさせられてるとは哀れね。確かにこういう生活的なことは翠星石の方がちゃんとしてるからねぇ。
 ジュンと巴が人形屋(ドールショップ)に寄ってる間にアリスゲームを仕掛けてきてる金糸雀。蒼星石と翠星石、雛苺が立ち向かうけど、金糸雀のヴァイオリンの音の前に苦戦する様子。しかし、1人だけ悠然としてる真紅。ふと立ち上がったと思ったら一撃で金糸雀を撃破。で、叱って後片付けさせるだけかい。
 なんかずいぶん性格が丸くなった真紅だけど、前作の水銀燈のような犠牲者は出したくないってことなんだろうね。
 金糸雀の目的は真紅たちをみっちゃんのところに連れて行くことだと知った真紅は、戦う必要は無いと、金糸雀についてみっちゃんのもとに……そこでいろいろ着せ替えられて写真撮られてるのがなかなか。一番絵になってるのは翠星石みたいだけど……
 戦わない真紅に1人疑念を抱く蒼星石。ま、ここにいる面子でアリスゲームにこだわり有りそうなのは蒼星石ぐらいだろうけど……その蒼星石の前に姿を見せた「お父様」だけど、さて。

◎ガラスの仮面
 (第37話)
 冒頭から延々と劇中劇『ふたりの王女』の芝居かい。
 マヤのアルディスと亜弓のオリゲルドのせめぎ合いがなかなか緊迫感溢れて良い味出してはいるけど、どうせならオーディオコメンタリー的なキャラクターのモノローグは全部排除して、完全に劇中劇の世界だけを描けんのかねぇ。それでなおマヤと亜弓のせめぎ合いがひしひしと感じられたら、それはそれで凄いと思うんだけど……
 しかし、オリゲルドも凄いね。人質半分だった嫁ぎ先の実験握って、なおかつ祖国を支援するふりをしながら戦争で疲弊させ、タイミングを計ったかのように父王の臨終の際に里帰り。そのまま自分がラストニア王位継承者となって王国を乗っ取ってるとは……
 来週は立場を入れ替えての後半。ラストニアを乗っ取って絶頂の極みにいるオリゲルドと、王家を追われてさすらうアルディスの話になるんだけど、稽古でもやってない部分だから、どんな話なのか見物だね。

◎ノエイン もうひとりの君へ
 (第10話)
 ハルカが戻ってきたことで安心してる内田とかいう内調のねーちゃんだけど、こいつ、いったいどこまで事態を把握してるんだ?
 ハルカの家にやって来たイサミたちだけど、ユウの母親を見てビビリまくり。いや、すっかり変わってるからねぇ。しかし、この連中をカラスに会わせるか?
 おや、内調のねーちゃんの目的って量子テレポーテーションの実験を函館でやる事前調査だってかい。おいおい、それじゃ例のデコヒーレンス現象の発動要因って、その量子テレポーテーションの実験だって話か?
 アトリに襲われたユウとイサミだけど、とりあえずフクロウに助けられてるってところ。そのフクロウはハルカの前にやってきて未来のイサミだと見破られてるけど……
 ハルカをめぐって対峙するカラスとイサミ。確かにこいつらは15年後のユウとイサミなんだけど、デコヒーレンス現象の影響で、互いに微妙に違う別の世界の出身のユウとイサミって話なんだろうな。

週刊アニメ定点観察 Vol.472 (1/4)

2005年12月23日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/12~05/12/12

◎はっぴぃセブン ~ざ・テレビまんが~
 (第11話)
 亜麻乃が風邪を引いて出て来ない開運研究会。途端に綱紀が緩んで菊之介への抜け駆けが続出するはっぴぃセブンに、統率を危ぶんでるお菊、くりや、たもんの3人。お菊の発案でジャンケンで勝った二人が菊之介とデートすることになってるけど……勝ったのはくりやとたもんってか。ま、菊之介にもあんまし無理が要求されない妥当な相手って感じだな。
 で、デートに出掛けた3人……はいいけど、わざわざ激安の店で貧乏臭いウインドショッピングというのがくりやとたもんの怖いところ。いや、一緒についてる菊之介は全然楽しくないだろというのが正直な話。
 で、何か心ここにあらずの菊之介。てっきり冒頭の遊園地の淫乱コンパニオンにでも骨抜きにされてるのかと思ったら、案の定、行きたいとこがあると2人を連れて行ったのが、そのハッピーランド。それを見掛けた美々と寧々の知らせで飛んで来た亜麻乃だけど、目にしたのは寝てる菊之介にキスしてるくりやとたもんの姿……
 いきなし拒否反応を起こして力を解放する亜麻乃。その影響でコンパニオンのねーちゃんから飛び出してきた禍神……インプってか。亜麻乃を操って淫乱にしてるインプだけど、それで注意が逸れて菊之介に一撃でやられてるのがマヌケ過ぎ。
 何かくりやもたもんもインプに操られてたと誤解して納得してる亜麻乃だけど、それを見て亜麻乃を闇に覚醒させる自信を持ってる生徒会長……ま、はっぴぃセブンの連中が菊之介のことが好きだって思い知らせたら良いって話だな。
 しかし、普通、素直に考えたらこの作品の主人公ってはっぴぃセブンのリーダー格である、くりやが主人公のはずで、キャラクターデザインとかもそんな感じなんだけど、なぜかTVアニメでは部外者の亜麻乃が主人公になってしまってて、なんか物語がねじれてるって感じがするんだね。だいたい、亜麻乃ってもろに月野うさぎベースのキャラクターなのがみえみえで、あんましキャラクターとして面白さが無いんだよね。

◎チャンス トライアングルセッション(終)
 (第13話)
 ミュージックポリス大賞のリハーサルで舞台に立った《R-3》。
「ようやくレイカさんと同じ舞台に立てるようになった」
 さも実力でその場にいるようなこと言ってるけど、おまいらが大賞にノミネートされたのって、ノゾミの養父が金を積んだからじゃないのか?
 ま、大賞は進行は何事もなく平穏に過ぎ、結局、大賞に選ばれたのはレイカ……やっぱし途中で中断したら根回しが足らんかったか<審査員の買収工作。
 レイカの持つ大賞受賞者の王冠に、自分たちと持ってるのと同じ宝石を見て不思議がる3人に、「これと同じものを持ってる人に聞きなさい」というレイカ。
 過去の受賞者延べ20数名にいちいち訊きに回るのかと思ったら、キサラギのところに一直線だけど……ま、キサラギが受賞者だと知ってたにしても、王冠の話とか出てたかなぁ? ま、理想的な伏線としては3人が例のレッスンに使ってた部屋で王冠そのものか、写真を見て、あるはずの宝石がはまってないのに気付いてたってのがあればもっともらしいんだけど……
 でも、毎年の王冠にいつも同じ宝石が使われてるってことは、そんなに珍しい宝石でも無いってことだから、単に宝石を手掛かりにするのもねぇ……
 ま、何はともあれ、ダンナの墓参りしてるキサラギのところに現れた3人と感動の親子対面してるわけだけど……3人をキサラギの娘にするのって物語的にどんな意味があるんだ? こいつらが成功したのは本人の努力の結果よりも、キサラギの娘という天賦の才能のお陰って酷い話か。
 いや、お話的には音楽の天使が離れ離れになった親子を再会させたってところなんだろうけど……

 どっちかというと声優ユニットのプロモーション企画って感じのアニメだから、アニメそのものに金が掛かってないのは仕方ないにしても、物語の組み立てが70年代アニメって感じで、作画が外国アニメって感じなのはどうにかならなかったのかねぇ。
 新人オーディション後に消え去ったジュンにはもうちょっと活躍してほしかったんだけど、レイカの昔話とキサラギの昔話でそれぞれ1話潰してたら、そんなの入る余地がなかったって感じ。
 しかし、レイカの昔話はともかく、キサラギの昔話は唐突でわざとらしすぎ。こういうのは細かく分割してさりげなく本編中にばら撒いて徐々に明らかにしていくものだと思うんだけど……このわざとらしさがあるから、最終回で親子が対面しても感動も何も無いからねぇ。

◎D.C.S.S.~ダ・カーポ セカンドシーズン~
 (第24話)
 杉並と工藤の夏休みの自由研究レポートはいいけど「地球温暖化におけるセミ科昆虫の生活環境変化と多次元宇宙の存在確率の関連性」って、いったいどういう研究なんだ?
 アイシアを探して環の神社に行く純一たちだけど……なんか純一をめぐって環と工藤が取り合いしてる感じなのがいとおかし。いや、新キャラ連中のラブラブシーンって無かったからねぇ。
 すっかり美春に昭島先生とくっつけられそうになってる音夢。いろいろ大変だね。
 純一のことでみっくん&ともちゃんにけしかけられてることりはいいけど……音夢に遠慮してるようなことりの態度をめぐってブラコンを露呈してるみっくん、いとおかし。
 そこを通り掛った音夢&眞子。互いに意識しあってるようなことりと音夢の確執も凄いけど、ことりと自分を比べて自信喪失してる眞子って……
 しかし、何かが変なことに勘付いてるようなことり。で、音夢と純一のことをさくらに確かめようとしてるけど……それで枯れない桜の木の異変に気付いたさくら。
 桜の木の下で茫然自失としてるさくら。そこにやって来た純一たち……
 すべては1人でも多くのヒロインが音夢と同じチャンスを共有することを望んだアイシアの仕業。その願いを実現するために枯れない桜の木は、みんなの記憶の中から純一と音夢が恋人同士だったという記憶を取り除いたってか。
 しかし、本人同士の記憶さえ消し去ろうとしていた桜の木の魔法なのに、何でさくらの記憶だけは消去できなかったんだ? 2年前のトラウマでさくらだけは相手にしたくなかったとか……
 ま、ことりが違和感を感じてたぐらいだから記憶の消去もまだ完全ではなかったんだろうけど……
 しかし、展望台で不遜に勝ち誇ってるような表情のアイシアが怖いね。

◎Canvas2~虹色のスケッチ~
 (第11話)
 なんか毒々しいピンクのベッドの上にいるエリス……いったい何事かと思えば朋子の部屋に泊まってるってか。北海道から浩樹のマンションに帰ったんじゃなかったのか?
 しかし、パンプキンヘッドの猫と言い、いったいどんな趣味してるんだ?>朋子。
 撫子学園の高等部は体育祭間近って感じ。前回学校休んでた間にリレーのアンカーに決められてて憂鬱なエリス。体育は苦手か?
 美術部は体育祭のポスター描きみたいね。そこにやって来た可奈と菫。体育祭の実行委員ってか。可奈はともかく、菫は似合わんね。
 リレーは土壇場でバトンを落としてるエリス。浩樹を意識したにしても走ってる最中にバトン落とすなんてのはありえないと思うけど……
 可奈の陰謀で朋子の代わりに借物競争に出されることになったエリス……はいいけど、エリスの卵焼き食って気分が悪くなってる橋爪……哀れね。いや、霧が卵焼き作ってきてくれたおかげで命拾いしたな>浩樹。
 休んでる生徒の代役の霧と同じ組み合わせになってるエリス。なんか宿命の対決だけど、ここまで可奈が仕組んだのか? しかし、生徒相手に本気になってる体育教師って最低だな。
 ま、可奈が仕組んだのは「好きな人」って紙切れだったみたいだけど、エリスじゃなく霧に拾われてしまったのが運の尽き。もっともエリスは「大切な人」で浩樹を連れて行くって展開は同じなんだけどね。
 そしてその日はエリスの誕生日。浩樹は前もって何やら本を探してたみたいなんだけど、プレゼントとして出したのは、でっかいプディング。本を探してたのはレシピを探してたって話ね。
 結局、そのプディングで気持ちに踏ん切りが付いたのか、もう朋子のうちには行かないと言ってるエリスだけど、そんな大切な思い出が詰まってたのか?
(ちなみにプディングというのは英国風茶碗蒸しのこと)

◎Angel Heart
 (第11話)
 海坊主の店が汚いからって掃除を始めてる劉信宏。グラス・ハートのいる新宿に残りたいからってバイトに雇って貰ってるけど……美樹はいったいどこにいったんだ?
 グラス・ハートの見舞いに行って思わず名前で呼んでる信宏。とっさにリョウが付けたと言い訳してるけど、名前の由来を聞かれて焦ってるリョウ。「香」の名前と、自分たちにとって宝物のようなものだから「香瑩」って付けたって言ってるけど……聞いただけの名前の漢字がよくわかったものだね。
 リョウの計らいでグラス・ハートに新宿を案内されてる李大人だけど……ここの組織の下っ端連中はトップの顔を知らないのが普通なのか。
 名所も何も知らないから自分の知ってる場所を回るグラス・ハートだけど、行く先々で李大人のことを知ってる連中がいて、そのたびににらみつけて追い払ってる李大人、いとおかし。
 最後に2人でプリクラを撮ってるんだけど、こいつらよくプリクラなんて知ってたものだね。で、怖い顔でなかなか決まらない李大人。結局、めちゃくちゃになって2人とも怖い顔のプリクラになってるって……キモイね。

◎ラムネ
 (第10話)
 なんか今回は作画が酷くないか? 少なくとも健次のキャラは別物だな。
 おいおい、バイクでリアカー引いて公道を走るんじゃねぇっ! しかし、やけに広い車線の道路だな。
 バイクでこの前の校外学習のキャンプ場に遠出してる七海と健次。途中でバイクが故障してたどり着いたら夕方で、旅館に泊まることになってるけど……相部屋ってのはお約束。しかし、2人っきりでフォークダンスのやり直しって恥ずかしくないか?
 そして、七海を抱いてる健次……って、おもいっきし誤解を招く書き方だな。いや、お楽しみは次回に続くって話で、まさか台風で旅館に閉じ込められてしまうって話じゃないだろうな。

◎舞-乙HiME
 (第10話)
 エルスティンとアリカが消息を絶って遠足は中止。エルスティンは発見されたけどアリカは行方不明って話を聞いてほくそえんでるトモエ。救難信号が出なかったのはこいつが細工してたってか。相変わらず陰湿だな。
 謎の連中に襲われて崖から転落したアリカだけど、ちょうど捜索に出てたセルゲイがそれを目撃して救出してたってか。しかし、こいつも襲われて遭難。しかし、アリカを脱がせて裸で暖めあうって……一昔前のラブコメの定番だな。ま、大元の出典は『エースをねらえ!』あたりだったと思うけど……しかし、ガキのアリカを意識してるセルゲイがいとおかし。
 アリカが遭難して気が気で無いマシロ様。ま、契約を結んだままアリカの身に何かあったら自分に降り掛かって来るからなんだけど……しかし、エアリーズ領内では中立のガルデローベのオトメは審議会委員3人以上の承認が無いと動けないって、役に立たない連中ね。ま、マシロ様とユキノとナギの3人で人数は間に合ったけど……
 再びアリカとセルゲイに襲い掛かろうとしてる謎の敵。しかし、そこに現れたハルカ……はいいけど、こいつエアリーズ領内で自由に動けるくせして登場が遅すぎ。ガルデローベの連中が動けるようになるまで待ってたのか。しかも、崖から飛び降りようとしたのはいいけどユキノの認証がまだだったというのがマヌケ過ぎ。
 で、ハルカは無視してアリカたちに迫る敵だけど……そこにシズルとニナが登場。いや、ハルカよりは役に立つやつらね。
 シズルにアスワドと呼ばれた一味のボスが正体を現したと思ったら……ミドリちゃんかいっ! 論文用の遺跡の調査にで来てたのか?……というような穏やかな状況じゃないけど……
 なんとか認証を済ませたハルカも合わせて3人のオトメ相手に自信満々でどう戦うのかと思ったら、いきなし亜空間からロボット兵器の愕天王を召喚って……おもいっきし反則技だな。
 それにしてもミドリたちが調査してたデータを持ち去っていくシュバルツのジョン・スミス……いったいどういう連中なんだ?