電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.500 (4/4)

2006年09月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/07/01~06/07/02

◎彩雲国物語
 (第13話)
 影月に会いに来たといってる劉輝。夕べのことは覚えが無いという影月に目撃したことを語ってる楸瑛。受験札を無くしたと言ってる影月の言葉から青巾党が国試の受験生から受験札を奪って恐喝の材料にしてるってことに気付いてる一同だけど……おや、この女郎宿のねーちゃん、花街を取り仕切る裏の親方衆の1人だったってかい。
 青巾党が攻めて来ると知って逆に待ち伏せしてる一同。よせばいいのに倒れた青巾党の連中から受験札を探そうとしてるところを捕まってる秀麗。絳攸って本当に役に立たないのね。結局、酒樽に顔を突っ込んで酒を飲まされた影月の人格が変わって出て来た陽月に助けられてるって展開。
 陽月は影月の受験札はここには無いと言ったけど、そのまま酒が切れてダウン。その言葉どおり、青巾党の集めてた受験札に中には影月の受験札は無し。いったいどこにあるのかと思ったら、そこに酒屋の親父が高級な酒と一緒に影月の受験札を持ってきたって……あの状況じゃ影月が受験札を紛失する心配があるからって、陽月が酒屋の親父に預けてたってかい。

 無事に受験札が戻ってきて秀麗や、例の変人・藍龍蓮とともに会試を受けてる影月。一番若いくせして首席で合格してるのはいいけど、この3人で3位までを押さえてるって、他にまともな受験生はいなかったのか?
 それにしても、ちゃんと会試のシーンを描けよ。劉輝がどんな顔で秀麗の試験に立ち会ったのか気になるんだけどねぇ。

◎おとぎ銃士 赤ずきん(新)
 (第1話)
 冒頭の草太の夢。おとぎ話を語ってたお母さんが物語のクライマックスでいきなり何者かにさらわれて行ったのだけど……なんか話してはいけない秘密だから口封じに連れ去られたとか、そんな感じだな。
 そのおとぎ話が載ってる本はどこを探しても無いって話だけど……ま、そういう時は国会図書館を調べるしかないだろ。といっても、開架されてない書物の中身なんて調べられないんだけどね。
 古本屋からの帰り、どこかから聞こえてくるそのおとぎ話。草太が行き着いた先のガレージには怪しげな少年。草太がその話を知ってると知ると「エルデの鍵」と呼んでクモのバケモノになって襲い掛かってくるけど……
 なんか知らないけど、敵の親玉はサンドリヨン……ってシンデレラかい。いやどっちかというと白雪姫の継母のイメージなんだけどねぇ。
 夢と同じように草太を助けに現れた赤ずきん。田村ゆかりの声がなんとも言えん……

◎ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!
 (第14話)
 例のモンスターたちが旧校舎に逃げ込んだという目撃談を聞いて調べに向かう晴雨姉妹だけど、そこでは旧校舎を潰してエリザベータ記念館を作るって話が。しかし、そにに現れたオカルトクラブのローズマリーから悪霊の話を聞いたエリザベータは一目散に退散。記念館の話は無かったことに……
 ローズマリーに旧校舎の悪霊の話を聞く晴雨姉妹だけど、何かレインは平然としてるのにファインは異様に怖がってるな。ま、入部を勧誘されたらレインも一緒にイヤイヤダンスを踊ってるけど……
 旧校舎に入る晴雨姉妹を見て何か勘付かれたのかと危ぶむトーマ。講堂の開かずの間で何かと話してるのだけど……
 後を付けてくる足音にビビってるファインだけど、足音の主はトーマ。悪霊なんていないことを確かめに来たと言ってるけど……
 旧校舎ってのは学園ホラーの定番スポットだけど、使わなくなった旧校舎を後生大事に残してある学校ってそんなにあるのか? 続いて保健室の人体標本だけど、何で使わなくなった旧校舎に残してあるのか謎だね。それにしても、ローズマリーの悪霊を呼び出す儀式がいきなし和風って……
 変に小細工して晴雨姉妹に開かずの扉への疑念を抱かせてるトーマ。何かマヌケね……と思ったら、時間稼ぎしてそのうちに中身を他に運び出してたってか。

◎BLOOD+
 (第38話)
 ソロモンに教えられたクリスティーナ島に上陸した小夜たち。核物質の埋設施設のある島って……なんか物騒だね。岡村情報によればそこでディーヴァのプロモーションビデオの撮影が予定されてるって話だけど、スケジュールの都合でディーヴァだけが1日早く島に入ってるってかい。
 島に着くや否や例の生体ロボット兵士たちを倒すために別行動を取るシフ。そして小夜たちの前にはジェイムズが現れてるけど……
 銃弾の効かないジェイムズに苦戦する小夜。シフが単独行動を取った時点で小夜たちに勝ち目は無くなったと嘯くジェイムズの言葉にハジと共にシフを連れ戻しに向かうカイ。程なく小夜の手助けにシフが現れてるけど……おいおい、シフが苦戦してた生体ロボット兵士、ほとんどハジが倒したって、それって虚しくないか?
 形勢逆転でジェイムズを倒しに掛かる小夜だけど、体が結晶化しながらも小夜を道連れにしようとするジェイムズ。そこに現れたソロモンがジェイムズにトドメを刺して小夜を助けてるけど……
 なんかソロモンの動きがアンシェルに筒抜けで、小夜たちが島に着いた時点でディーヴァはとっくに去ってたって話。今度はニューヨークに行くとか言ってるけど……しかし、ソロモンが裏切ってることわかってながら泳がせてるアンシェルって、いったい何を考えてるんだ? そいれとも、ソロモンだけは最初から一緒にシュヴァリエになったとか、本当の兄弟だとか、何か特別な存在なのかも知れないけど……
 しかし、アンシェルがネイサンをジェイムズを連れ戻しに行かせたと言ってるのが気になるけど……

 ラストでのカイの負傷の様子、予告でひたすら沖縄の話をしてるカイ……おいおい、何か今度はカイがお終いって空気が漂って来てるんだけど……

◎ツバサ・クロニクル(第2期)
 (第36話)
 おや、夜叉王ってとっくの昔に死んでて、すべてはサクラの羽根が見せてた幻だったってか。
 月の城を制した阿修羅王だけど、その願いを適えることなく崩壊していく月の城。夜叉王を甦えらせるという願いを適えることは出来ないってか。崩壊する月の城から最後に侑子に自分と夜叉王を後の世の神とするように頼んでるけど……おいおい、神って侑子の力でなれるのか?
 紗羅ノ国に戻った小狼たち。夜叉族の軍にいた黒鋼たちはわざと小狼のことを知らん振りして本気で戦わせてたってか。
 戻った世界は阿修羅王と夜叉王が仲良く祀られてるって……歴史を改変して良いのか? で、いきなし御神体の剣を飲み込んでるモコナ。それが阿修羅王の望みに対する代価ってか。相変わらず取るものはきっちり取るのね<侑子。
 クロウ・リードは死んだと言ってる飛王。ひょっとして木之本桜がクロウカードを集めてる頃の話なのか?

◎ああっ女神さまっ それぞれの翼
 (第11話)
 何か脅えるように身を隠していった田宮と大滝。しかし、自動車部ってあんなに部員がいたのか?
 そこにやってきた謎のねーちゃん。自動車部の初代部長の藤見千尋って話は劇場版に出てたキャラだからわかるけど……螢一が知らないって、ずいぶんご無沙汰してる人みたいね。田宮・大滝と螢一の間にそんなに学年が開いてるとは思わないんだけど……
 螢一の作ってるミニバイクを気に入って、一週間後のレース勝負を挑んでる千尋。バンペイくん相手に練習してる螢一だけど、ミサイル攻撃で轟沈とは無惨だな。
 メカニックやってる職場のレーシングチームがうまくいってない感じの千尋。それを見てるベルちゃんだけど……
 レースは1週目でぶっちぎってる千尋が有利かと思ったら、いきなり停止。焼きついたエンジンを交換してるって……いくらルールで禁止してないからって、それ反則だろ。ま、最初からそのつもりでエンジンを使い捨てするってのは大人の悪知恵ってところかね。ピュアなエンジニアの発想ではないな。
 螢一と勝負することで自分の夢を取り戻した千尋。本当にやりたいことのために職場を変わってるけど……世の中そんなに甘くないぞ。

◎ストロベリー・パニック
 (第13話)
 夏休みが終わって2学期ですか。天音をエトワール選に出そうとしてる詩音と、その妨害を企んでる副会長たち……スピカのお家騒動もますます本格化って感じね。そんなことなど知らずに天音とのデートに出掛けてる光莉だけど、それを見送る夜々が切ないね。
 しかし、部屋を出た光莉は速攻で要と桃実に拉致されてるとは悲惨。地球温暖化の話を持ち出して光莉に常識を捨てさせようとしてる要だけど、はっきり言って屁理屈にも何にもなってないな。
 なんとか夜々に助けられてる光莉。飛び込んできた夜々に自分には愛があるだけだと言ってる胡散臭い要。しかし、「愛を止められるのは愛だけだ」という言葉で夜々に火を付けてしまった感じだね。
 光莉の遅刻のおかげで街の映画館に行けなかった光莉と天音。その代わり海に行って、かえって絆が深まったかと思ったのだけど……帰ってきた光莉の唇をいきなし奪ってる夜々。なんか3方向から迫られて大変だな<光莉。

 ああ、そういえば渚砂も玉青も全然見掛けなかったな。光莉の話になると物事が深刻になるから、お気楽なこいつらには出番が無いんだな。ま、それ以上にお気楽な千華留たちは言うに及ばないけど……

◎魔界戦記ディスガイア
 (第11話)
 天界に行くはずが月渡りの雪原に不時着した宇宙戦艦ガルガンチュワ。赤い月が輝くその土地では、何故かプリニーたちが集団でどこかに集まっていく様子。手下のプリニーをとっ捕まえて飯の用意をさせようとするラハールだけど、プリニーたちはいうことを聞かず。まるで以前のプリニーの叛乱みたいな感じだけど……
 そこに現れた赤いプリニー。罪を償い終えて生まれ変わっていくプリニーたちの邪魔をするなって言ってるんだけど、なぜかフロンと思考が同じような感じ。
 エトナにラハールの母親が人間だったと聞くフロン。魔界にさらわれてきたところをラハールの父親に助けられ、それがきっかけでラハールを生んだのだけど、魔王でも直せない重病に掛かったラハールを助けるために自分の命を捧げて死んだって話。ラハールが愛を否定しようとしてるには母親が愛のために殺されたと思ってるから。それなのにフロンを近くに置いてるのは、その愛マニアなところに母親の面影があったからか。

 再び魂が抜けて生まれ変わっていいうプリニーを邪魔しようとしてるラハール。なぜか懸命に止めようとしてる中ボス。そしてラハールを説得する赤いプリニー。そのプリニーこそが自殺という罪を背負ってプリニーになってたラハールの母親だったって……臭い話ね。
 母親だと名乗れば別れが辛くなるからと言ってる赤いプリニーだけど、そんな本人に聞こえるように堂々と言ってるんじゃ名乗ってるのと同じだろ。エトナとフロンにラハールのことを頼んで生まれ変わっていく赤いプリニー。最後に名残惜しそうに中ボスを見つめてるんだけど……
 意気消沈してるラハールを唆してる中ボス。まるで自分が魔王だったような口ぶりって……おいおい、まさかこいつが死んだはずの先代魔王クリチェフスコイってか? ま、いつもやられ役とはいえ、最近はどっちかというと影からラハールのフォローをしてた感じが多いから、敵キャラじゃないとは思ってたけど……(ラハールが覇権を握った後の地位を期待して手助けしてるのかと思ってた)

◎XXXHOLiC
 (第11話)
 百目鬼への文句を言いながら何かを作ってる四月一日。最初に小豆が見えたからおはぎかぼた餅ってところかと思ったけど、すり潰してるのが何か白い不明物体……おい、小豆の色を塗り忘れたとか言うんじゃないだろうな。
 最後の1個をひまわりにお裾分けしようとした四月一日だけど、軽井沢に避暑に出掛けて留守とは哀れね。で、公園で悲嘆にくれてたところを百目鬼に食われてしまうのはいつものパターン。
 いつの間にかそばにいた女の子。てっきり百目鬼に用があるのだとばかりに退散しようとする四月一日だけど……
 お中元を探してたという女の子。いきなし百目鬼の体内から食ったばかりのおはぎを取り出してるんだけど、同時に倒れる百目鬼。何か弁解しながら泣いて走り去っていく女の子だけど……
 いきなし現れた侑子が怖いね。で、百目鬼は魂が抜かれた状態で今日中に取り戻さないといけないって話なんだけど……
 黒モコナと一緒に巨大な鳥に乗って女の子を追いかける四月一日。女の子はお中元だと言っておはぎを四月一日に渡そうとするけど、あくまで百目鬼に渡そうとしてると思い込んでる四月一日。
 そこに現れた雨童女にどつかれてる四月一日。女の子は座敷童女で、好きな四月一日におはぎをあげたかったとかいう話。いや、何か人間の女の子以外にはモテまくってるな<四月一日。羨ましいのだかそうじゃないのだかよくわからんけど……
 しかし、霊的に傷付きやすいから人間の世界には滅多に現れない座敷童女って……なんか根本的にコンセプトが間違ってないか?

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第21話)
 舞の家で天体観測……はいいけど、夏の大三角形ってそんな望遠鏡使って見るものじゃないだろ。星座は肉眼、大きな彗星や星雲は双眼鏡、それより小さいものが天体望遠鏡の範疇だと思うぞ。夏の大三角形みたいな大きなもの、肉眼で見るレベルのもので、あんな望遠鏡じゃレンジが狭すぎて見えないぞ。
「形あるものはいつかは壊れる」だから命ある限りは一生懸命大切にする。舞のお母さんの言葉を聞いて、すべてを無に帰すというアクダイカーンの方針に何か疑問を感じ始めたような満と薫だけど……
 それでもアクダイカーンの下で自分たちが生き延びるための手段としてプリキュアに攻撃してくる2人だけど……プリキュアが自分たちを大切な友達と呼び、それを守るために必死で戦ってると聞いて動揺しまくってるね。
 なんか舞は今度の敵がこの2人だと気付き始めたみたいだけど……

《おまけ》
◎ウルトラマンエース(再)
 (第8話)
 超獣とメトロン星人とムルチの3体に嬲られてるエース。そのままくたばるのかと思ったら、ムルチは超獣に肉を引き裂かれて無惨にも絶命。そこでエースは何とか超獣とメトロン星人をバリアで閉じ込めて退却。
 その隙に妖星ゴランを破壊するためのマリア2号を完成させようとするTACだけど……バリアに包まれたメトロン星人を見た山中隊員が隊長命令を無視して攻撃。わざわざバリアを破ってメトロン星人を解放してるとはマヌケ。
 さらに超獣が目覚め始めるも、夕子が危篤状態ではエースには変身できないってか。
 ゴランの接近で気象が荒れ狂う地球。何とかマリア2号が完成して打ち上げ準備に入るも、そこに接近してくる超獣とメトロン星人。瀕死の夕子を連れ出し無理やり変身させてる北斗。凶悪だね。
 半分くたばりながら戦うエース。ウルトラギロチンでメトロン星人を真っ二つにしてるけど……アイスラッガーにしろ、メトロン星人って真っ二つに切り裂かれるのが好きだね。しかし、ウルトラギロチンってどういうネーミングじゃい。
 アイスラッガーに切り裂かれた初代メトロンは墜落したところを地元住民に縫い合わせてもらって助かったみたいだけど、こいつにはそういう幸運は無さそうだな。
 メトロンは倒したものの体力を消耗してくたばるエース。しかし、無事に発射されたマリア2号がゴランを破壊すると、なぜか広がる青空。太陽光線を浴びたエースはたちまち復活してるって……なんか反則だな。

◎ウルトラマンメビウス
 (第13話)
 レーサー時代の監督とツーリングに出掛けたマリナ。崖から飛び降りた人影を見つけたと思ったら、それはGUYSの適性テストを受けた時に知り合った友人ってか。上流から衣類が流れてきて、さらに銃声。向かってみれば何かに襲われた後で、残っていたのは猟銃だけ……
 そこに現れた怪獣ムカデンガー。助けを呼ぶにも通信が利かず、逃げ回る3人。武器も無く、あるのはミクラスのカプセルだけ。おまけにミクラスは全然役に立たないし……
 しかし、怪獣クラスの大きさからだと平地や岩山ならともかく、森の生い茂った日本の山の中を逃げる人間を見付けるなんてとても大変だろうに、どうやって追いかけてるんだ? 音にしろ匂いにしろ、怪獣ほど距離が離れてたらあまり追跡できる材料とは思えないしねぇ。

◎仮面ライダーカブト
 (第22話)
 廃工場に突入しようとしていたシャドウだけど、いきなし中止命令で撤退。影山じゃ荷が重いから神代の助けを借りろという三島。
 その神代はひよりの店を借り切って誕生パーティーを開いてるけど……執事の爺さんにだけとことん敬意を払う天道。天道が世界の宝なら爺さんは人類の宝って……どっちが貴重なのかわからんぞ。
 ひよりに純銀製のスプーンを渡して支払いを済ませようとしてる爺さん。なんか金持ちの家が傾いて、現金が無いから財産を切り崩してるって感じだな。
 そこにやってきた影山。神代の機嫌を取るために誕生日を祝う歌を歌わされてるとはご苦労さんね。
 で、廃工場の前で自分ひとりでワームを倒すという神代と影山が言い争ってたら、その隙にガキを助けに突入してる加賀美。なし崩し的に神代もシャドウも突入。
 ワームの卵を見付けたのはいいけどそこをワームに取り囲まれてる加賀美。そこは都合よく現れた天道に助けられてるけど……ワームを何体か倒したら自分がワームになってる神代。その気配を感じて天道がそっちへ向かっていくけど、残された加賀美は正体を現したガキのワームに貫かれてお終い……おいおい。
 人は絶望の淵に立ったときに新たな力を手に入れるってのたまってる加賀美の父親はいいけど、こんな場所でガタックのベルトを瀕死の加賀美に装着させたのは誰じゃいっ!
 しかし、さすがに最強のライダーとか言うだけあって加賀美が変身してても強そうだね。加賀美を殺すも生かすも諸刃の剣だと言ってる父親だけど……これで当分は加賀美がガタックに定着かねぇ。

◎生物彗星WoO
 (第9話)
 情報操作で凶悪な宇宙生物にされてるWoO。一般民衆が大挙してWoO狩りを始めてるって凶悪だね。アイもWoOも民衆に殺されて、それで地球は平和になって万々歳って言ってるウェーバー参謀……とんだキチガイだな。
 東京中で多発する蒸発事件。永倉がどんどん他人を吸収してるって話。永倉の研究はすべての生物を細胞融合で一つにしたら争いの無いユートピアが来るって……なんか人類補完計画で人間のATフィールドを崩壊させ、みんなLCLに溶け込んで一体化しようとしてるのと同じだな。
 しかし、一体化なんかして、そりゃ争いは無くなるかも知れんけど、それで嬉しいのか? そんな状態になったら、いったい何のために生きてるのかわからなくなるぞ。だいたい、生物の第一義である自己複製による増殖と根本的に矛盾してるし……
 永倉の陰謀を止められるのはWoOだけだと、独断でアイとWoOを保護する方針に変えた山南。その一方で宇宙生物抹殺のために日本で核兵器を使用しようとしてるウェーバー。おいおい、誰かこのおっさんをやめさせろよ。
 西東京で永倉と接触し、体のゲル状化が始まってしまった小太郎……悲惨ね。

週刊アニメ定点観察 Vol.500 (3/4)

2006年09月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/06/29~06/06/30

◎ZEGAPAIN -ゼーガペイン-
 (第13話)
 映画の撮影に出掛けようとしたリョーコだけど、セレブアイコンが出て、気が付けばオケアノスの甲板の上。なんかすっかり馴染みまくってるけど……
 映画撮影をすっぽかされてすっかり忘れ去られてるトミガイ。その額にはセレブアイコンが光ってるんだけど……
 シミュレーターで抜群の素質を見せてるリョーコ。シズノに代わってソゴルとコンビを組むことになったけど……
 実機での訓練中にガルズオルムの襲撃を受けたソゴル機。難なく撃墜したと思ったのだけど……その直後に敵の新型機が登場。奇襲を受けたゼーガペインは大破。ソゴルは助かったもののリョーコは転送失敗し、幻体データをロスト……
 おいおい、セレブラントになったと思ったら速攻でお亡くなりかい。悲惨すぎるね。

◎砂沙美☆魔法少女クラブ
 (第11話)
 いきなし魔女界のねーちゃんがやってきて魔法少女大会の話。魔法を競わせることに反対する鷲羽だけど、どうせ鷲羽の教え子はろくな成績じゃないだろうって煽られた途端に対抗意識燃やしてるって、よくある話。教育者としては失格だな。
 魔女界でのアミとの再会を夢見て張り切る砂沙美。他の4人もそれぞれだけど……
 アフリカで発見された空を飛ぶ少年たちのニュース。何か思い詰めたように魔女界に向かってる砂沙美の父親だけど……

◎ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
 (第190話)
 シュウ対ハルカ……なかなかハルカも健闘してるね、と思ったら何の間違いか勝ってしまってるぞ。
 それにしても、シュウに対抗してハルカが見せる技に自分の時は出さなかったと怒ってるハーリー。その悔しがりようがなかなか良いね。
 シュウに買っても、結局そこまで止まり。まだまだ先は遠く険しいって感じだね。ま、各地のポケモンコンテストで優勝重ねてる方が奇跡的だとか思うんだけど……この世界じゃカードゲーム並みにポケモンの競技がメジャーで、ハルカみたいにコーディネーター目指して旅をしてる者以外にも趣味で参加してくる人間の方が圧倒的に多いとかいう話なのかな。

◎神様家族
 (第7話)
 どうでもいいけど、何も知らないガキにスク水を着せて学校に行かせるなよ。

◎ザ・サード ~蒼い瞳の少女~
 (第9話)
 砂竜の暴走の調査に向かう火乃香の戦車を追ってきたバギー。何かと思えば例の先生とかいうねーちゃんが同じく行政局の依頼で火乃香のパートナーとしてやってきたってか。名前はパイフウとか名乗ってるけど……しかし、いきなり初対面で「ほのちゃん」って呼ぶか?
 グレイブストーンのことはザ・サードの科学力でもわからないからって大戦前の遺物であるワームホールドライバーに頼るしかないってか。これも一種の最終兵器で衛星軌道から地上を攻撃するみたいね。
 火乃香の戦車を襲ってきた邪教の暗殺者たち。狙ってるのは火乃香じゃなくてパイフウみたいだけど……毎度毎度思うんだけど、刀で叩き斬れるんならPSPを使う意味無いんじゃないか? どう考えても斬ってる方が効率的に敵を倒してるし……ま、半分趣味と、接近戦に持ち込むまでの時間稼ぎなんだろうけどね。
 いきなり獣人化してる敵のリーダー。辺境では普通にあることのように淡々と語ってるナレーションが怖いぞ。パイフウが何発か撃ち込んでも止まらず、火乃香が叩き斬ったところをパイフウがトドメを刺してようやく息の根を止められたってか。
 自分が暗殺者だったことを語ってるパイフウはいいけど、火乃香はいくら獣人化して凶暴だったとはいえ、生身の人間をその手で斬ってしまったことにショックを受けたみたいね。
 で、その間に何者かが戦車に近付いてると思ったら……イクスかい。このにーちゃん、こんな砂漠の真ん中に1人でどうやって来たんだ? しかし、イクスにかなり警戒してそうなパイフウだけど……人見知りするタイプなのね。

◎Soul Link(終)
 (第12話)
 スキュラから沙佳と亜弥を庇って銃弾を浴びた森本。助けを呼びに沙佳たちが離れた後で残った涼太に自分が沙佳の父親だということを話してるけど……この期に及んでそんな設定語るような意味あるのか?
 やってきたななみを飛んで火にいる夏の虫とばかりに取り込もうとしてるセラリアだけど、逆にスキュラ細胞を破壊されて倒されてるとはマヌケ。いや、そんなスキュラ細胞の天敵なんか存在するとは思ってなかったんだろうけどね。
 しかし、秀平も七央もなんでななみが自分たちの娘だなんて感じるんだ? まともに考えたらありえないだろ。未来からタイムスリップしてきたとかなら別だけど……
 そんな状況は知らずに、自分たちだけで脱出していく涼太。てっきり秀平たちはそのままアリエスと共に……とか思ったんだけど、そりゃセラリアだって自殺するつもりは無いんだから脱出手段くらい確保した上でアリエスを落としてるわな。
 しかし、詰めの甘い作品だね。1年後、墓地にいる涼太と沙佳だけど、そこにあるのは森本の墓だけって感じ。少なくとも公式には秀平たちは死んだことになってるはずだからその墓とかあって良いんだけど、そういうところで話を作ろうって気はまったく無い感じだね。

◎ケロロ軍曹
 (第116話)
 一番風呂「ピカブロ」をめぐって夏美と戦うケロロ。鳥取の砂風呂はいいけど、『鳥取の布団』って……いったい何の話じゃい。しかし、夏美にうんと言わせるためにやたら凝った風呂を作ってるくらいなら、自分専用の風呂を作ってそのピカブロに入った方が早いと思うぞ。
 夏美との勝負には負けそうだったけど、冬樹のお陰でピカブロに入れたケロロ。湯船で芸をするのは良いけど、「すけきよ」って……『犬神家の一族』かいっ! さすがに濃すぎて冬樹にはネタがわからないというのがリアルで良いね。

 モアの日記って……変な作戦がやたら美化されてるくせにウェットルキングもメカニョロロも無視されてるって……悲惨ね。

◎アニメ魂
 西の善き魔女 Astrea Testament(終)
 (第13話)
 真昼の星の落下をフィーリの警告だというバード。津波でグラールが沈むって……日本沈没かいっ!
 ハイラグリオンに戻り、真の裏切り者を突き止めたレアンドラ。リーズ公爵より上手がいたんかい。しかし、女王の影武者みたいだけど、よくわからんね。
 あちこちから竜が侵入し、ブリギオン軍が侵攻……まさにこの世の終わりの日だな。
 アデイル、レアンドラと共に女王に謁見してるフィリエル。この事態は自分の失政に対する天罰だから甘んじて受けるという女王だけど、女王の道連れで殺されるのは嫌だというフィリエル。当たり前だな。
 結局、フィリエルの態度がバードを動かし、バードの言葉で元の軌道に戻ってる真昼の星……もうなんか完全に物理法則を無視した世界だな。
 フィリエルを3人目の女王候補に推挙しようというバードの申し出を蹴って、野に下って元の生活に戻ってるフィリエル。おいおい、真昼の星が元に戻っただけで大団円で万々歳なのか? ま、確かにリーズ公爵の陰謀が公になって、ブリギオン軍も竜にやられてしまってたら当分の脅威は無いんだろうけど、これじゃ第1話の襲撃を受けてからフィリエルが故郷に戻ってなかった意味がわからんぞ。

 それにしても、なんか思いっきしダイジェストのような作品だったね。とくに女学校を出て来てからの話、本来ならそれぞれ時間の経過があったあとのエピソードだと思うのに、アニメは完全に連続した話として描いてるから、時間的に物語の重みが無いんだな。たびたびフィリエルの前から消えてるルーンもすぐに戻ってきてしまうから、2人が離れ離れになってるという実感がわかないし……
 最後の真昼の星の話だって、唐突に何の脈略も無く真昼の星の異変が起こったって感じで、それまで真昼の星が何なのかってのも描かれてないから、全然事態についていけないって感じ。1クールでやるような作品じゃないんだろうね。
 ところで最後までよくわからなかったんだけど、あの岡本太郎が作ったような真昼の星って、いったい何だったんだ?

◎シムーン
 (第13話)
 アルティとパルを組んだけど、内心拒絶してるカイム。パルを拒絶するシヴュラの祈りはテンプスパテュームには届かないってか。
 退屈だと喚いてるフロエ。当り散らしてたぬいぐるみが「ビリッ」。いきなり慌てだしたと思ったら、ロードレアモンのぬいぐるみだったのか。
 モリナスに翠玉のリマージョンのことを聞いたアーエル。ネヴィリルはアムリアと翠玉のリマージョンに失敗したと聞いてやる気に燃えてるアーエルだけど、そんなことずけずけと言ったら、そりゃ拙いわな。
 パルを単なるシムーン操縦のパートナーとしか見ていないアーエルと、その他の正規のシヴュラたちとではネヴィリルがアムリアを失った意味の感じ方が違うのね。
 好きならシムーンに乗らない時もキスにときめきを覚えるという話をフロエに聞いたアーエル。それをそのままリモネに受け売りしてるけど、それを真に受けてドミヌーラにキスしてるリモネ、いとおかし。ま、アーエルも同じ感じでネヴィリルを探し出してキスしようとしてるけど……それを見付けたパライエッタに追い出されてるとは悲惨ね。
 おや、あのぬいぐるみ、結局フロエが自分で縫ったのか。いや、出来は一同を爆笑させて和ませてくれてるレベルだけどね。
 例の空中基地への偵察をネヴィリルとアーエルに命じるドミヌーラ。パライエッタが反論し、ネヴィリルも拒否するけど、あくまで国を思ってアーエルとパルを組めというドミヌーラ。もうすっかり偉いさんね。
 パライエッタの器具に反して、祈りに反応して飛び立ってるシムーン。ネヴィリルは自分を求めてるのだというアーエルだけど、ネヴィリル自身はアーエルが怖いってかい。ま、怖くても心の奥底から拒絶してるわけじゃないんだろうね。

週刊アニメ定点観察 Vol.500 (2/4)

2006年09月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/06/27~06/06/28

◎ひぐらしのなく頃に
 (第13話)
 自宅で目覚めた圭一。ま、死体が見付からないんじゃ殺人も立件できず、大石も圭一を逮捕(補導)したりは出来ないからね。
 叔父はまだ生きてるのかと思った圭一は凶器の斧を持って沙都子の家に。そこでは風呂でのぼせてる沙都子が……。叔父に1万まで数えろと言われたと聞いて怒り狂う圭一。叔父を探して家中を探し回るけど……ま、田舎の旧家だからだろうけど広い家だね。しかし、探すというより斧で家を破壊してるだけだと思うぞ。
 沙都子の容態を見てもらいに診療所につれてやってきた圭一だけど……他に着る物がなかったわけでもあるまいに服ぐらい着せたれよ。ま、ふだんは人目を気にしなくていいのは田舎のいいとこだろうけど。
 しかし、診療所にはなぜかパトカーと警官の姿が。圭一がこっそり隠れて様子を伺うと、監督が睡眠薬自殺したって話。おまけに無線で大石が行方不明とか言ってるんだけど……
 沙都子が服を着たいと言ったので古手神社の梨花の家にやってきた圭一たち。診療所からは沙都子の家より神社の方が近いのか。そこで沙都子に叔父を殺したことを告白してる圭一。しかし、叔父が昨晩いた様子なのは変だと言ってるんだけど……沙都子は圭一が疲れてるからもう帰って休んでくれと言って去っていくだけ。
 さらにカラスが群がってる神社の祭殿の一角を圭一が覗いたら、そこには血まみれの梨花の惨殺死体が……手にした斧でカラスを追い払う圭一だけど、血だまりの中に斧を落としてそれを拾ったら圭一にも梨花の血が。その様子を見た沙都子だけど、どう見ても圭一が梨花を殺したようにしか見えんね。
 でも、血の様子から見たら殺されて間が無いんだけど、いったい誰が梨花を殺したんだ? 『綿流し編』の第1話の冒頭で、魅音の前で包丁で自分の頭を突いてる梨花の様子があったけど、あれとは話の展開が違うはずだし……時間的に見たら圭一が沙都子を風呂から助けた時間よりは新しそうだから、この2人は犯人じゃないはずだな。
 とにかく逃げる沙都子を追って吊橋までやってきた圭一。沙都子に言われるまま斧も捨てて両手をあげる圭一だけど、いきなり錯乱した沙都子に吊橋から落とされてるとは悲惨ね。ま、どうにか片手でロープを掴んで首の皮1枚ってところだけど……結局、そのまま吊橋を揺らされて圭一は墜落……

 最後に圭一が悲劇を起こした雛見沢そのものの消滅を願ったからって、いきなし猛毒の火山性ガスで村が全滅って……いや、自衛隊が毒ガス兵器の実験をしたんじゃないかとかいう疑惑が無いわけでもないけどね……
 なんか圭一だけ生き残ってるって話みたいだけど……火山性の毒ガス事件で雛見沢村全滅じゃ、連続怪死事件どころの話じゃないな。しかし、村で遺体を収容してる自衛隊とか、梨花の死体とか見つけなかったのか? あれはさすがにどう見てもガスによる事故死じゃないだろうし……

◎吉永さん家のガーゴイル(終)
 (第13話)
 ガーゴイルを神輿にして祭を盛り上げる商店街。デパートの開店前だから人出はまずまずだとか言ってるけど、朝市でもあるまいに、そんなに早くから一般客が集まるのか? そして開店したデパート。商店街に対抗し、イケメン集団の神輿を繰り出して、客足をさらってるけど……すぐにイヨの巨大投影術でなんとか挽回してる商店街。
 しかし、いきなし神社の桜の木が巨大化し、商店街やデパートに根を増殖。それは桜と一体化させられたオシリスの仕業だけど……
 すべてはガーゴイルに復讐しようとするハミルトンたちが仕組んだことだけど、こいつら、デパートと手を組んで商店街の嫌がらせをするのかと思ってたら、デパートとは無関係だったみたいね。
 しかし、ガーゴイルと対峙したケルプはガーゴイル以外には手を出せないというマヌケな状態で犬猫たちに身動きを封じられた挙句、ガーゴイルに一撃でやられてるとは哀れ。ハミルトンたちもケルプが攻撃するのに邪魔な百式をガーゴイルから引き離したのはいいけど、気球を破壊されてあっさりやられてるとはマヌケ過ぎ。
 結局、問題はオシリスと一体化した桜の木だけなんだけど……桜の木に引っ掛かってるリボンを見て、何か大切なことのように木に登り始めてるママとクマ。いや、クマの中身がパパってのはバレバレだけど……このおっさん1人でクマの着ぐるみ着て地味にデパートの宣伝してたのか。
 例の植物の声が聞こえるヘルメットで桜の木の意識に入り込む双葉。何かオシリスの分身みたいなのがゾロゾロと邪魔しに出て来てるけど、梨々とデュラハンが援護。桜の木の記憶を見る双葉だけど、そこにはパパとママのプロポーズまで遡る吉永家の光景が……あのリボンって、パパがママにプロポーズしようとした時に風に飛ばされて引っ掛かってたってか。おいおい、いったい何年風雨に曝されてるんだ?
 最後にオシリスの真相意識の中にいるハナと出会った双葉。桜の木とオシリスの結合を絶つことで暴走は鎮火って結末だけど……パパとママがリボンを取るのとシンクロさせてる意味が不明。ま、それがきっかけでパパとママの喧嘩が終わって一件落着って話なんだろうけど、今回の話だけ見てても2人が夫婦喧嘩してるって思わないぞ。この辺、もうちょっと脚本どうにかならなかったのか?

 事件後の御色町。大きな被害にも関わらずたくましく商売してる商店街と、何か潰れてしまったみたいなデパート……別に事件はデパートとは無関係なのに一方的にデパートが潰れて商店街万々歳ってのは、なんか後味悪いね。
 商店街VSデパートって構図はもう2~30年ぐらい前の感覚だね。今の時代、商店街もデパートも、郊外型の量販店や大型ショッピングセンターという共通の敵があるだろ。互いに争って潰し合いしてたら駅前が寂れてシャッター街になるだけだぞ。

◎ARIA The NATURAL
 (第13話)
 難関ポイントをクリアして藍華に褒められて照れてるアリスだけど、その先の角で他のゴンドラと接触しそうになってるとは災難。しかし、相変わらず声が小さいね。
 影だけ踏んで帰るという自分ルールで学校から帰るアリスだけど、オレンジぷらねっと目前で挫折。ご苦労さんね。しかし、影しか踏まないってけっこうきつすぎるルールだね。
 翌日、午後の仕事がキャンセルになったアテナが様子を見に来てるけど……アリスの自分ルールにのんきに付き合えるのもアテナぐらいなものだろうけど、手助けしようとしてアリスに怒られてるとは哀れ。
 臍を曲げてアテナと出会う前からやり直すといってるアリス。いつしか日が傾いてきてるけど、夕方になったら影が伸びてくるから楽だよな。
 また最後の難関にやってきたら、海辺に灯里たちのゴンドラ。暇なアテナに練習を見てもらってたってか。また失敗しそうなアリスを見て咄嗟にゴンドラを岸につけて影を作ってるアテナ。見事な棹さばきだけどまたアリスに怒られてるだけ。
 正義の味方気取りかと言われてアリスの味方気取りだと答えてるアテナ。なんだかなぁ。アリスも呆れてアテナの手助けはOKってルールに変えてるかい。しかし、この2人って他人にはよくわからん師弟関係だろうなぁ。

◎夢使い(終)
 (第12話)
 悪夢の正体を知るために夢見をする燐子。
 一方、悪夢の中で父親に体を委ねてる塔子だけど……父親を殺した悪夢は塔子の禁断の愛情が生み出した悪夢だったのか。しかし、この前の兄妹みたいに一線を越えたわけでもあるまいし、そんなに気にせんでも……
 燐子の唯一の父親の記憶で言おうとしていたこと……それは「見てはいけない夢なんて無い」って話。ま、そうじゃなきゃ美少女系のエロ漫画とか全部禁止だな。そうか、これは児ポ法強化に対する抗議の作品なんだな。
 しかし、なかなか強力そうな悪夢の塔子なのに、本人が紙に息を吹きかけた途端に消えてるって、見掛け倒しだな。ま、悪夢の本体はそれ以上に強力だったけど。
 最後はジャージ落ちかい。

 近親相姦とかきわどいところをネタにしてた割にはドリームサイクロンのときの美砂子以外にそれらしい描写も無く、主役の塔子と燐子には昨今の萌え要素的な部分も無い、基本的に健全な作品だったね。ま、『タクティカル・ロア』みたいに変に誤解した時代錯誤なものを作られるよりはマシだろうけど……
 ただそれが作品全体を地味な雰囲気にしてしまってたことは否めない。ま、地味は地味でも良いんだけど、世の中には主人区が女の子ってだけでその手のものしか認めない連中が多いから、その点で損をしてたって感じかな。
 ま、いろいろとネタ的にゴールデンアワーは難しそうだけど、いっそ夜の10時代とかに割り込んでもうちょっとドラマ部分を煮詰めた作品にして放送したらイメージが違ったんじゃないかな。ま、その時間帯にアニメ番組を割り込ませるのは無理だろうけど。

◎スクールランブル 二学期
 (第12話)
「図書か~ん、図書か~ん」は良いけど、そこは図書室だろというツッコミはさておき、速攻で寝てる天満。その後はすべて夢の話ってことだろうけど……
 天満に頼ってる愛理、美琴、晶……はいいけど、何で上着をはだけさせてるのか謎。播磨に告白されて目が覚めてる天満。そこにやってきた播磨をなぜか意識しまくってるけど……それは播磨の夢だったってかいっ!

 天満の誕生日を祝えるのは自分だけだと張り切ってる播磨。なぜ絃子の部屋に忍び込んでるのかよくわからんけど、やたらトラップを仕込んである絃子の部屋って、どんな家庭なんじゃい。ま、それだけ播磨が信用されてないってことだろうけど……でも、この状況で目を覚ましてないんじゃ、トラップ張っててもあまり意味ないような気がしないでもないけどね。
 自分の誕生日だからとどこかにつれてけと言ってる播磨弟。播磨って絃子の家に居候してたはずだけど、弟も一緒だったのか? しかし、「塚本さん」の意味が違ってるのがお笑いね。
 しかし、晶が一緒ってのが何か怖そうだね。
 最後に見栄張って入った高級レストラン。どう考えても場違いなのに、気付けよ。それより慣れてる感じの晶の方が怖いけどね。しかし、コースメニューでおかわりって利くのか?
 金が足りなくて絶体絶命の播磨だけど……結局、愛理に助けられてるか。持つべきものはお嬢の友達ってか。

◎NANA
 (第12話)
 完全に雰囲気に呑まれて幸子とやってしまってる章司……こいつ、そんなに手が早いタイプだったのか。

◎いぬかみっ!
 (第13話)
 ケイの言葉に逆らって居残りを決めてる啓太。ケイの歌が生きたいって言ってるように聞こえたって……2枚目キャラならキザっぽく聞こえるセリフなんだけど、啓太だから自然に聞こえるってのは、ま、作劇上のパターンね。
 この執事のおっさん、やけに肉体派の執事だと思ったら元はケイの母親のボディガードとして雇われたレスラーだったってか。母親の命を奪いに来た死神に命乞いをしたら助けてくれるといわれて、恐怖心に負けて母親を見殺しにして逃げたってか。その時、母親に何一つ責められなかったことで自分の行為を悔い、娘のケイだけは絶対に守ることを誓ったってか。
 啓太の用意させた舞台は飛行船の中の空中リング。周囲を巻き込まない場所ってことだけど、墜落したらより迷惑だと思うけど……
 1人でリングに上がるや、リングを結界で閉鎖してる啓太。結界を出入りできるのは術者だけで、術者が死なない限り結界は消えないって代物みたいだけど……そんな強力な結界があるなら別に戦わずとも死神をずっとその中に閉じ込めといたらいいだけじゃないか? ま、何かで術者が死んだら結界が消えて死神が野放しになってしまうし、結界を維持するにも術者の霊力を消耗し続けるってことなんだろうけどね。
 ボクシングスタイルで構える啓太に同じボクシングで応じようとする死神だけど、それを見て「俺はボクサーじゃない。犬神使いだ」と言い放つ啓太。死神にしたら意味不明なんだけど……
 パンチも当てられずに一方的にやられまくってる啓太。余裕たっぷりの死神だけど、当たらなかったんじゃなく当てなかったのだと嘯く啓太。直後、言葉どおりに死神のボディーを直撃。同時にグローブの中に仕込んだカエルを爆破し、死神にダメージ。さらにもう一方の手で同じ攻撃を。なおも立ち上がる死神にトランクスの中に仕込んだカエルで……って、おいおいそんなに膨らませた状態で戦ってたんかい。しかし、なんか嫌な攻撃だね。
 それにしても、その戦いを平然と見つめてるケイ……さすがは20歳ってところか(おい)
 しかし、さすがの啓太もネタが尽きてくたばりかけてるところに立ち上がってくる死神。どう考えてももう勝ち目はなかろうに、もう決まったかのように勝利宣言する啓太。いったいどんな奥の手が……と思ったら、いつの間にか結界の中にようこが。結界を張ったのは啓太じゃなくてようこだったって話。妖孤の正体をさらして死神にトドメを刺すようこ……って、こいつ、犬神じゃなかったのか?
 一足先に脱出したケイと執事を保護してるはけたち……だけど、そこには今まで名前しか出て来なかった薫が……ちゃんと出番のあるキャラだったのね。
 死神を倒したのは良いけど、富の源泉を絶ってしまったから見事に一文無しになってる新堂家。おかげで報酬無しは良いとしても、墜落した飛行船が啓太のアパートを破壊してるんだけど……これの後始末ってどうつけるんだ?

◎ウィッチブレイド
 (第13話)
 雅音と梨穂子が本当の親子じゃないと言ってる児童福祉庁のおばさん。DNA鑑定って玲奈と梨穂子のDNAを鑑定した結果だってか。雅音のDNAを調べたわけじゃないみたいね。でも、梨穂子のDNAってどうやって入手したんだ?
 それにしても、天羽雅音ってのは母子手帳に記載されてた名前で、玲奈が使ってた偽名だったってか。じゃ、雅音って自分の本当の名前も知らないって話ね。
 本当の母親に引き渡すという児童福祉庁から逃げてる雅音と梨穂子。しかし、雅音の留守中にノーラに襲われてる梨穂子だけど、そこに現れた玲奈がノーラを倒して梨穂子を守ってるって展開。戻ってきた雅音に母親なら梨穂子を危険にさらすようなことはしないはずだと言い放つ玲奈だけど……
 いや、そもそも大震災の時に梨穂子を放置してたのはいったい誰なんだ?
 玲奈の言葉にショックを受けた雅音はおとなしく梨穂子を玲奈に引き渡してるけど……自分がいない方が自由に出来るって言ったこと真に受けてる梨穂子。しっかりしてるようでまだまだガキだね。

◎RAY THE ANIMATION(終)
 (第13話)
 すみれの人工臓器に付けた発信機で零の居場所を突き止める篠山……はいいけど、その発信機、いったいどれだけ有効距離があるんだ? あんまり出力が強かったら他の人工臓器の動作に影響したりしないか? 携帯電話の電波どころの話じゃないぞ。
 コーイチが零を連れてった先には、かつての同じ部屋にいた仲間たちを集めた施設。何かこいつらってみんな臓器の提供とか医療実験に使われてるようなイメージがあったんだけど、ほとんどのやつは無事だったんだな。
 Hリングの男が罪悪感を持ってなかったのって、零みたいに自分の母親のクローンの失敗作は見てて目障りだから何だかんだ理由をつけて処分してたけど、残りの連中にはあんまりそういうことしてないからか。記憶とか心を再現する必要があるのは自分の母親のクローンだけで、コーイチなんかでも別に先天的に自分と同じものを持ってる必要は無くてそんなのは後から教育して身に付けさせたら良いって話なんだな。
 すみれから眼を移植し戻して昔そのままの零に帰れというコーイチだけど、そんなに昔のことばかり拘るのはHリングの男と同じだと言って拒絶する零。アカリボンも過去にこだわって篠山しか見ていない零に執着するのは止めて自分を見てくれと言ってるけど、そのアカリボンを平気で撃ち殺すコーイチ。零に昔に戻れと言っときながら、自分が一番元に戻れなくなってるって話なんだけど……
 アカリボンの死を見た零に決定的に拒絶され、悲観して自殺するコーイチ……無惨な末路だな。所詮、Hリングの男のクローンでしかなかったってか。

 怪我の影響か、視力が衰えてきた零。自分の眼を零に返してくれと言ってるすみれだけど、篠山を零に取られた代わりに取っとけって……なんか残酷な話ね。ま、篠山が零のことしか意識してないから互角の条件で零にライバル宣言ってやっても意味無いんだろうけど……
 んで、また零に眼の手術をしてるブラック・ジャック。いったいいつから眼の手術が得意になったんだ?
 眼が治ったとたんに手術を命じてる沢。このおっさんも相変わらず人遣い荒いね。で、今度の手術は例の心を読むガキの手術らしいけど、このガキ、どんな病気だったんだっけ? 春日野がシリーズ終盤まで出て来なかったのはこのガキの手術方法を調べてたってことみたいだけど……

 最終回にしてはあんまり盛り上がりがないね。どっちかというと最終回のBパートとか、そんな感じのエピローグ的な話だからな。コーイチにHリングの男を殺させるよりも、先にコーイチの最後をやってからHリングの男の結末つけた方が盛り上がりがあって良かったんじゃないか?
 しかし、一番かわいそうだったのはアカリボンって気がするけど……

週刊アニメ定点観察 Vol.500 (1/4)

2006年09月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/06/26~06/06/26

◎ブラック・ジャック21
 (第71話)
 ペンダントで一命を取り留めたブラック・ジャック。それで母親のことを思い出し、例の本間血腫の患者の手術をすることにしてるけど……オペを開始したブラック・ジャックが辿り着いたのは自家発電タイプの完全埋め込み型人工心臓……篠山でも作ったのか?
 本間の残した記録によると本間血腫の患者はみんなこのタイプの人工心臓を持ってたって話。しかも、新たに心臓移植しても本間血腫は再発するって話。そこで別の人工心臓を取り寄せてるブラック・ジャックだけど……
 一方、ペンダントから出て来たマイクロフィルムにはその人工心臓の設計図。そして設計者の名前は間影三……ブラック・ジャックの父親ってかい。
 ブラック・ジャックの両親を知ってるという患者の老婆。両親はこの病院で働いてたってか。この病院を辞めてノアールプロジェクトに参加していった影三のことを語る老婆だけど……その1年後、心臓病で倒れたその老婆を持ってきた人工心臓で助けたのが影三だったってか。
 父親は今でも母親を愛しているという老婆に反発するブラック・ジャックだけど……やっぱり自分がそばにいたら身に危険が及ぶから遠ざかったというのが本当だろうね。多分、例の心臓を勝手に持ち出したことで組織に脅されてたってところか?
 その心臓を奪い、さらに再びブラック・ジャックの命を狙ってる紅蜥蜴だけど……土壇場で暗殺中止命令って、いったいどんな状況変化なんだ?

◎名探偵コナン
 (第443話)
 潮干狩りは良いけど、貝よりも人間の数の方が多いんじゃないのか? しかし、コナンが貝探し名人とは知らなかったな。
 愛好貝は良いけど、貝好きの4人って……いったいどんな渋いサークルなんだ? 阿笠がひき逃げ事件のことを言ったとたんにビクついてるのはいいけど、それにしても牛込とか言う溜息吐いてたやつの鬱陶しさは異様だな。
 ま、他の3人がひき逃げをシカトしようって言ってるのに、1人だけ良心に苛まれてるってところか、それでこいつのために自分たちのことが発覚するのを恐れた他の3人の誰かが殺したってところか……
 しかし、相変わらず凶悪だな<横溝弟。
 ま、浜辺で物を食った後でペットボトルのふたを毒付きのものと取替え、移動中に振り回して茶の中に混入。車に着いてから適当なことを言って巧妙に毒付きのふたを回収してスペアのふたを残し、毒の着いたのはゴミと一緒に投棄……でも、これじゃ警察がその気になったら簡単に見付けてしまいそうだな。ふただけでも海に流してしまった方が証拠隠滅には確実だろ。青酸系の毒の反応だって海水が洗い流してくれるだろうし……

◎涼宮ハルヒの憂鬱
 (第13話)
 ハルヒと一緒に下校してるキョン。何かと思えば、急に転校していなくなった(ことになってる)朝倉涼子のことを調べに、住んでたマンションにやってきたってか。
 住人が出て行った隙を突いてオートロックのマンションに潜り込んでるハルヒ。メチャクチャ不審人物なやつだな。それはさておき、今度は普通に管理人に状況を聞こうとしてるハルヒだけど……そんな耳の遠いジジイを管理人にしておいて大丈夫なのか、このマンション。
 やっぱり引っ越してきたのは3年前って話。ま、ハルヒ自身にはあんまり意味の無い話だろうけど……しかし、一括で買い込んだマンションだったら、住人がいなくなったからって速攻で空き部屋になったりはしないだろ? 何か賃貸マンションとごっちゃにしてないか? 情報統合思念体が不要になったからってマンションを売り払うとかするとは思えんのだけど……ま、朝倉涼子の痕跡を消すために長門辺りが仕組んでるならわからないでもないけどね。
 マンションからの帰り、長門とすれ違ってる2人。長門の持つコンビニ弁当を見てアンドロイドでも飯は食うのかと感心してるキョンだけど……SOS団の活動とかで長門が物を食うところを見たことは無かったのか?
「気を付けて」
 すれ違いざまにポツリとそう言われてもねぇ。
 球場の人ごみの話から延々と語り始めるハルヒ。タイトルの『涼宮ハルヒの憂鬱』って話ね。しかし、そんなに自分が特別なことが大事なのか? 普通だったら人生が楽しめないのか? ま、何も特別じゃない普通の人間がそれなりに充実した人生を楽しもうと思ったらオタクにでもなるしかないのかも知れないけど。

 ハルヒと別れて自宅に帰って来たキョンを待ち構えていた古泉。自分が超能力者である証拠を見せに来たってか。
 人間が観測したから宇宙があるといってる古泉。それじゃ、人間原理によれば現状の科学で存在を確認されていない情報統合思念体って存在を否定されてるようなものだな。どうでもいいけど、重力定数とか人類の生存に都合の良い値で出来てるとか言ってるの、そりゃ単なる詭弁だろ。定数なんて所詮は定義の問題に過ぎないわけだし、人類が存在して初めて定義できるものだから、その定数が人類の生存に適した値なのは当たり前だろ。
 古泉に連れられて閉鎖空間にやってきたキョン。いきなし現れて破壊活動を始める巨神兵神人。仲間たちと共に超能力で神人と戦う古泉……なんかあっけないね。ま、こいつらにしたらこの程度のことは日常茶飯事なんだろうけど……
 神人が倒された途端に時空境界面が裂けて消滅してる閉鎖空間。見ものだって言われてもねぇ。

◎Angel Heart
 (第37話)
 今度は海坊主の前に現れたミキ。冴子にもらった絵本を海坊主に読んで聞かせてるってのがなんとも……
 閉鎖された地下空間にミキの隠れ家を発見してる香瑩。浮浪者の割には物揃えが良いんだけど……ポットまであるとこみたらどこからか盗電してるのか? ま、忘れ去られた非常灯まで付いてるぐらいだから、ポット1つの電力ぐらい電力会社には気付かれはしないんだろうけど……
 ホームレスの男からミキの母親について聴いてるリョウと香瑩。母親は過労で行き倒れて死んだってか。ミキに残してた置手紙は本当にすぐに帰るつもりだったみたいね。
 そこにミキが事故に遭ったという知らせ。救急車で運ばれたはずのミキが何で都合よくドクの診療所にいるのかよくわからないけど……
 重症を負いながら、気が付けば目の前に海坊主がいるのを知ると約束の絵本を読もうとしてるミキ。しかし、次の瞬間、気を失ったようになってるけど……鎮痛剤が効いて眠っただけかい。冴子と海坊主のあわてぶりがすごいね。
 ミキは母親が死んだことを理解できず、他人に親切にすることで母親が帰って来ると信じてるんだと言うドク。このジジイ、何か物凄く詳しそうだな。前からミキのことを知ってたのか?
 夜中に診療所からいなくなったミキ。隠れ家に探しに行く一同だけど、通路に入れないから居残りの海坊主、哀れね。施設に連れて行って保護することを主張する冴子、さすがは警察署長らしい反応だけど……周囲に反発食らってるのはお約束。
 しかし、ここでミキのことを(香瑩じゃなく)香に任せようってのがなんだかねぇ。ま、この作品はあくまで『シティーハンター』の設定をベースにした上で、心臓だけが残った香に意思があるという想定の世界を描いた一種のメルヘンなんだろうけどね。

◎ラブゲッCHU ~ミラクル声優白書~
 (第12話)
 みんなそれぞれアフレコで忙しいのに一人だけデビューできてない桃子。ミスマルの件が尾を引いてるわけでもあるまいに。そこに仕事の話が来たのだけど……
『チャイルドガールズ』って、前のイベントの時のアドリブ演技の功績でも認められたのか? しかし、水斗が一緒なのはいいけど、これ、夕海がレギュラーだったな。しかし、何か新人いびりのキツイおねーさんみたいね。
 初めての仕事がコンテ撮……ま、線引きだけよりはマシだろうけど、現在のアニメ制作事情の一端を伺える貴重なネタだな。
 マイクの立ち替わりっていつ見ても感心するけど、あれって新人さんはいつどのマイクの前に立ったら良いかわからないだろうと思うんだけど……一応、最初に説明あったのか。しかし、スタジオの中じゃ余計なセリフはおろか物音も立てられないからキツイだろうね。
「明日、引っ越すの!」
 感情がこもってないとか演技が違うとか言うのはともかく、マイクがぶれただの、ペーパーノイズだの、イントネーションがおかしいだの……延々とやり直させられてるとは大変だね。
 新人のやり直しが重なると時間がどんどん後ずれ込んでくるから、他の出演者は迷惑なんだな。で、あまりにやり直しが多そうな場合は新人だけ後に残して別録りするってのがよくある話だね。
 みんな最初は新人だったって……もったいぶって真顔で言うような話か?>水斗。

 バンクシーンだけまともにアニメになってる……

 その後のコンテ撮がとくに手抜きの絵だから、爆笑しまくりだな。
 なんとかアフレコ終了。初めてなのに居残りなしかと思ったら、その後でAパート分を録り直してか。ご苦労さんね。しかし、テイク35までやるか。(これって誰か有名な声優さんのネタだったように思うけど、思い出せない……)
 それで終わりかと思ったら、アフレコの後は宴会。いや、どんな番組でも毎回やってるってことはないだろうけど……確かに新人の安いギャラで毎週毎週宴会に付き合わされて割り勘だと大変だろうな。ま、ただのゲストキャラじゃそんな心配は要らないだろうけどね。

◎桜蘭高校ホスト部
 (第12話)
 ハニー先輩のうさちゃんに紅茶をこぼしてしまって青ざめてる環。すっかり脅えてる様子を見て、昼寝してるハニー先輩を起こして謝ればいいと言ってるハルヒだけど、慌てて引き止められてる始末。何でもハニー先輩はものすごく寝起きが悪いという話なんだけど……
 その騒ぎで眼を覚ましたハニー先輩。環のクマを見付けるなり即座に投げ捨ててるとは凶悪。で、問題のうさちゃんを見付けてなんか物凄い怒りのオーラを放ってるんだけど……。慌ててモリ先輩に泣き付いた環。うさちゃんが紅茶を飲みたがってたと言ったらたちまちハニー先輩の機嫌が直ってるって……恐るべし、モリ先輩。
 例によって甘いものばかり食べてるハニー先輩。そんなに甘いものばかり食ってると虫歯になるとハルヒが言った途端、いきなり顔をしかめてるハニー先輩。案の定、虫歯って話だけど必至で隠そうとしてるのは、やっぱしおやつを取り上げられるのが嫌だってことだな。なんか完全に子供の虫歯のパターンなんだけど……
 虫歯が治るまでおやつ禁止になったホスト部。あの手この手で何とかお菓子を食べようとするハニー先輩だけど、モリ先輩にことごとく阻止されてるとは哀れ。ハニー先輩に泣き付かれたハルヒ。禁を破ってお菓子を与えるのかと思ったら、取り出したのは酢昆布。色がチョコレートに似てるって……なんかそれでチョコレートを諦めさせられて生きてきたのか? で、バレンタインには酢昆布を配ってると……なんか壮絶に悲惨だね。
 ハニー先輩に嫌われて落ち込んでるモリ先輩。でも、それはハニー先輩の虫歯を阻止できなかった自分を戒めるためにわざと嫌われようとしてたって話だけど……いや、昼寝の前の歯磨きを2、3回忘れたくらいで虫歯になるか?
 虫歯が完治して甘いものを食べまくってるハニー先輩。そんなことしてたらまた別の歯が……ってお約束のオチじゃないのか?

◎うたわれるもの
 (第13話)
 自らの出自に悩み、酒に溺れる(といっても夜だけだけど)日々を繰り返すハクオロ。エルルゥに過去なんか関係なくハクオロはハクオロだと言われ、自分たちは何があっても家族だと言われてようやく目が覚めた感じね。
 再びクッチャケッチャが襲来し、騎兵中心の精鋭を率いて出陣するハクオロ。トウカを押さえるためにカルラ、ベナウィ、クロウ、オボロの4人で包囲してるってなんか物凄い待遇だな。それでもその包囲を振り切ってハクオロを追撃していくトウカが凄いけど……。
 逃げるふりをしてオリカカンを誘い出し、タイマンで事情を聞きだそうとしてるハクオロだけど、オリカカンはあくまでハクオロをラクシャインと呼び、けっして許さないと罵るばかり。そしていきなし錯乱し始めたかと思うと、どこからか飛来してきた矢に貫かれて絶命。
 矢の飛んできた方向を見ればそこには高笑いを上げるニウェの姿。すべては幻術でオリカカンを操り、ハクオロの戦い方を試してたってか。凶悪ね。
 そして大軍を率い、トゥスクルに攻め込んでくるニウェ……はいいけど、これだけの大軍を展開しながら進軍できる大平原って……とても日本の国内にはありえない土地だな。日本じゃ平野部でも湿地帯が多いから、ちゃんと踏み固められて道として整えられてる場所以外は軍隊の進軍には使えない(戦場として部隊を展開させる場合は多少の運動性の犠牲よりも空間的な配置を優先するならこの限りではないけど)。どうも、メソポタミアの平原を進軍するアレクサンダーの軍隊のイメージで描いてるみたいだけど……