電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.472 (3/4)

2005年12月23日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/16~05/12/17

◎ケロロ軍曹
 (第89話)
 潜在能力を引き出すエネルギー弾はいいけど、その効果で7人に分裂したギロロ……『七人のナナ』かいっ! ギロッペ、ギロりん、ギロっち、ギロさま、ギロっこ、ギロぽん……ネーミングがおもいっきしそれだし……
 しかし、夏美すら平気で倒してペコポン侵略を敢行しようとしてるギロッペが凶悪すぎだね。夏美を守るために対抗してるギロロ(本体)だけど……他の連中、役に立たなさ過ぎ。

 いきなし廃部に決まったオカルトクラブ。そりゃ、実績もクソも無けりゃ仕方が無いだろうけど……ま、宇宙人も幽霊も恐怖の大王も身近にいりゃ、オカルトに新鮮さも何にも無いだろうな。
 で、実績を作るためにいきなし全国オカルト大会を始めてる西澤グループだけど……そんな行き当たりばったりの大会で実績認めてくれるのか? だいたい他の参加校が胡散臭すぎるし……
 心霊写真鑑定対決、古代文字長文読解……なんかこの辺は冬樹に有利な問題をわざと出してるような気が……
 ダウジングはオーソドックスだけど、前世フィーリングカップル5VS5って、めちゃくちゃ電波な世界だな。
 で、決勝戦の相手はケロン学園って……どうやって大会にもぐりこんだんじゃい。で、競技はESPカードババ抜き(超能力者以外にはタダのババ抜き)、UMAネーミング、お守り運試し……だけど、あんまし運とは関係なさそうな気が。いや、確かに運が良けりゃバナナの皮は踏まないんだろうし、踏んでも転ばないだろうけどね。でも、相当に運が悪くないと人工芝にばら撒いたバナナの皮を踏んでも転ばないと思うぞ。
 いや、バナナの皮を踏んだら滑って転ぶというのは科学的事実と無関係で、お約束の話に過ぎないんだけど……

◎アニメ魂
 ToHeart2
 (第11話)
 GW明けの修学旅行の準備を連休前から出来てるとか出来てないとか……こいつら気が早すぎ。いや、グループ行動の計画準備とかいう話かも知れんけど。
 本を抱えてる愛佳に声を掛けてる環。秘密基地でお茶をご馳走になってるけど、さりげなく貴明のことを調べてるみたいね。そこにやってきた由真。貴明の前に居るときとタイドが違うからって戸惑ってるけど……貴明の話題が出ればいつも通りってか。
 貴明を下っ端扱いしてる花梨の前にも現れて怪しげな招待状を渡してるけど……で、その次は姫由里姉妹。招待状の中身は野点の会って……今時の女の子がいきなしそんなのに誘われても困るだけだろ。
 で、最後はるーこ。しかし、おまいらそのスカートでよく平気で木に登ってられるな。それにしても地球に来て最初に声を交わしたのがニャーだったら、どうして猫の言葉を覚えなかったんだ?
 当日、準備に扱き使われてるのが貴明と雄二ってのはいつもの話。着物に着替えてきた環とこのみ。このみのは環のお古なんだろうけど……基本的に和服は袖と裾の長さが合ったら体型は関係ないからねぇ。
 そこにやってきたヒロイン一堂……イルファは居ないのね。しかし、向坂家の土蔵のミステリー秘宝が目当てって、さすがに目の付け所が違うな>花梨。
 で、野点はいいけど、なれない正座に足を崩していく一同だけど……おもいっきし意地で我慢してる由真が最高。最後はいつもどおりの捨てゼリフ。
「これで勝ったと思うなよ!」
 いや、勝負も何もしてないだろ。
 で、すっかり和んできたところで
「うちの貴明がいつもお世話になっております……」
 いきなし所有物宣言で宣戦布告って……野点の目的はこれだったとは強か過ぎるね<タマ姉。
 それに「いえいえ、こちらもお世話になってますです」って答えてるこのみがマヌケ過ぎ。いや、それで対抗してるつもりなのかも知れんけど……しかし、これで何かタマ姉とこのみ以外の6人は脱落って感じだな。
 サブタイトルの八重桜って、てっきりここは初音島で枯れない桜の木でも咲き始める話かと思ったら(いや、単なる遅咲きの桜だけど)、ヒロインの数も兼ねてたのね。

◎今日から(マ)王!
 (第70話)
 風雲急を告げる血盟城にふらふらの状態でたどり着いた少女……森の巫女オンディーヌかい。湖のニセの箱の話以来の登場か?
 グウェンダルを襲ってる怪しい連中を一喝して追い払ってるオンディーヌだけど、その話によればずっと昔に姿を消した双子の姉のセラフィーヌが、4つの箱の封印が解かれるのを永久に封じるために箱のカギの持ち主を抹殺しようとしてるってことだけど……
 で、冒頭で眞王が箱のカギを封印する話があったんだけど、カギの持ち主は全部で4人いるって話で、コンラッドだけじゃなかったって感じね。で、その1人がグウェンダルみたいなんだけど……単純に考えたら残りはギュンターとヴォルフラムがそれぞれカギっぽいんだけど……箱を回収するときにそんな設定考えて無かったみたいだから、すくなくともヴォルフラムがカギの持ち主だとしたら無理がありすぎるだろうね。
 そこで無理やり他の持ち主の話になってるんだろうけど……
 セラフィーヌの手下が次に襲ったのは地球のボブの城。魔族でも無いのに堂々と立ち向かってる有利の母親が凄いけど……魔力対決で応戦してるボブに「おまえではない」と言って去って行ってるって……なんか目当ては勝利だったみたいね。
 残るカギの持ち主の1人が勝利で、セラフィーヌたちが勝利を襲うとしてるのを察知した眞王が先に勝利を眞魔国に導いたってところなんだろうな。ま、最後の箱は地球にあったわけだから、カギの持ち主も地球の魔族にいるってのも説得力あるだろうし。
 一方、ヴォルフラム(というか、どう考えても眞王)に魔力を覚醒させられてる勝利だけど……さて。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第38話)
 2個目のグレースストーンはかざぐるまの国……と思ったら、ソフィーの宝物は小さな風車で、おまけにブライトに騙されてる国王はグレースストーンの在処を教えてくれないって展開。
 フォーチュレットの占いで第4の塔の風車にグレースストーンがあるらしいって話なんだけど、行けば国王の命令でおひさまの国のプリンセスは登らせるなって話。いや、わざわざ在処を教えてくれてるのね。
 晴雨姉妹がダメならアルテッサとソフィーが取りにいくって展開かと思ったら、裏道から全員突入。この辺、協力者が現れるあたり安直ね。
 結局、ソフィーの風車がグレースストーンの鍵になってたわけだけど……それじゃ、守りの風車の効果っていったいなんだったんだ? てっきり風車の中にグレースストーンが隠されてたのかと思ったんだけど……

◎BLOOD+
 (第11話)
 ファントムの正体が理事長だってわかったのに平然と生徒を続けてる小夜。
 リセのダンスパーティーの当日。ドレスが無い小夜に貸してるミンだけど……なんかドレスがいっぱいあるな。さすがに共産圏のエリートの子女は庶民とは違うみたいね。
 パーティー会場にやってきた小夜だけど……普通の日本の庶民の家庭に育ったら完全に場違いだな。おまけにダンスよりも食い物にへばり付いてるし……
 その小夜をダンスに誘ってる青い薔薇をつけた金髪の男。理事長とは関係ないみたいだけど、例の翼手を研究してる組織の一員か?
 ファントムを見掛けて追っていく小夜だけど、その先でコンテナを見張ってたデヴィッドがファントムと交戦。そこに駆け付けてファントムと戦う小夜だけど……ミンのドレスはボロボロ。
 潜り込んでたカメラマンのにーちゃんがそれを目撃してるけど、愛用の一眼レフは壊れてパー。予備のボロカメラで撮ってるけど……そんな暗闇に近い環境でフラッシュも焚かずに写るか? ま、ISO1000ぐらいのネオパンで、おもいっきし露出を解放してシャッター速度を落としたら写らないでもないかもしれないけど……フォーカスがきついからおもいっきしピンボケで残像がぶれてる写真にしかならないと思うけど……一眼レフでもなきゃそんな自由度の高い撮影も無理だろうし……
 結局、小夜が完全に目覚めてないからと言って去っていくファントム。小夜はデヴィッドたちと一緒にコンテナを追うことになるけど……リセには戻ってくるのか? いや、これがミンとの別れだったら酷いね。

◎蟲師
 (第9話)
 周囲とはコメの豊作・不作が反対の村。周囲が天災で不作の時に成らずの実を田に埋めたら豊作になるって話で、そんな時は村に瑞歯が生えた者が犠牲になるという話。
 成らずの実というのは抜け落ちた瑞歯のことで、蟲の大元である生命の鉱脈に関わるものみたいだけど……代々その成らずの実を使った祭主が、大いなる不作の歳にそれを使って村を豊作にしてたって話。
 しかし、そんな犠牲は自分で最後にするという祭主。前回の時は妻に瑞歯が生え、今回は自分に生えてるってかい。
 村の豊作の原因を隠し、やがて瑞歯が抜け落ちて死んでいく祭主だけど、その成らずの実を使ってギンコが祭主を甦えらせたって話。その代わり、その祭主は人間ではない不老不死の実となったって話だけど……ま、蟲になったってようなものみたいね。

◎BLACK CAT
 (第8話)
 いきなし半年後。すっかりスヴェンの居候になりきってるトレイン。
 原作じゃ時系列的に確か、サヤの死→クロノス脱走→掃除屋開業→スヴェン→イヴの順番だったはずだけど、この辺すっかりごちゃ混ぜにしてしまってるからねぇ。とても対等のコンビじゃなくて、まだ掃除屋見習いがスヴェンにたかってるようにしか見えないのがマヌケ。
 泥棒稼業中のリンスの前に現れて、タオ遣い絡みの事件に関係してる薬の入手を依頼してるジェノス。半年経ってもクリードの件で何も進展して無いって、クロノス・ナンバーズの連中も無能だねぇ。
 事件は脱獄囚たちが薬で怪しげな力を手に入れて暴れてるんだけど、みんな体に異変を起こして自滅してるって話。
 その元凶の薬を配ってるのがどうみても作品世界に場違いな(いや、原作通りなんだけど)ミニスカ制服姿のキョウコたち……おいおい、千葉千恵巳のどれみ声はやめてくれよ。しかし、星の使徒の連中も早々と登場。こりゃアニメ版はクリード絡みの話だけでまとめるつもりみたいね。普通に掃除屋してるって基本的な話は期待できないのか……
 食堂でスヴェン一行に出くわしてるリンス。ジェノスによるターゲット候補とスヴェンが追ってる賞金首の脱獄犯が同じだって、よくある展開。
 トレインとの賭けで先手を狙って飛び出したイヴだけど、薬を飲む気の無かった相手をわざわざ刺激して薬の飲ませてる辺りが何か物語としてすっきりしないんだけど……結局、薬による圧倒的な力でパワーアップした脱獄犯。イヴやトレインを圧倒してたのはいいけど、変異が進展しすぎて最後は木になってしまって自滅してるとは悲惨ね。

◎銀盤カレイドスコープ
 (第11話)
 キスは冗談として、何かストーリーおもいっきし端折りすぎ。で、あっという間に舞台はトリノ。
 日本のように嫌味なマスコミはいないけど、逆にマイナーで他の国の選手に馬鹿にされてるとは悲惨ね。
 くじで引き当てた滑走順は1番。なんか最低って感じのタズサだけど、1番は1番目立って100万ドルの女には良いんじゃないのか?
 開会式も何もなしにいきなしフィギュアの本番。いや、国内でのタズサの悪評にびびったJOCがタズサには開会式に来なくていいとか言ってきたのかもしれないけど。
 まずはショートプログラム。全日本の時と同じ氷上のウェイトレスだけど、おまいらがイメージしてるような内容、見てる観客はわからないと思うぞ、ぜったい。
 ま、何とか2位につけたタズサだけど、1位がリアってのは気になるか? それはそうと、空港でタズサに嫌味を言ってたドミニク。表彰台には上ってなかったけど、今度はどんな嫌味を言って来るのかねぇ。

◎灼眼のシャナ
 (第11話)
 街中で注目を浴びてるシラトとティリエル。そりゃ金髪のガキの兄妹がディープキスしながら歩いてたら、誰だって気になるわな。しかし、そのせいで一網打尽で存在の力を食われてるとは、たまたま居合わせた通行人も不運だね。
 悠二の母にキスのことを訊いてるシャナ。本で調べたとか言ってるけど、小説や文学は個人の主観が入ってて的確な分析と論理的な思索の役に立たないから読んでないって……そりゃ無機質な定義しかわからんわな。
 しかし、新須とおるさんっていったどこの誰じゃいっ! それにしても、口と口とのキスは契約のようなものってか。
 翌日、携帯電話にくくりつけられて、悠二の母親に電話してるアラストール。昨日のキスの話で言いたいことがあったみたいだけど、結局、悠二の母親に説得されてるのがいとおかし。
 悠二のために弁当作ってきた吉田さんに対抗してメロンパンを差し出してる平井さん(ニセモノ)、いとおかし。
 ソラト&ティリエルと遭遇したマージョリーだけど、用が無いからって見逃してもらってるとは惨めね。で、こいつらの狙いはシャナってか。」