Kyo’s Blog ~Magic Diary~ 

徒然なるままに、心に映り行くよしなしごとを書いていきたいと思います
基本的にはマジックのことを中心で

縁は異なもの味なもの2

2007-12-23 14:43:02 | Weblog
さて、続きです
写真は見えますでしょうか、これ、セットじゃないですよ
ほんとに山荘です
階段を上っていって、着いたのは古民家風の家
聞いたらほんとに古民家、80年くらい前のものらしいです
もちろん手を入れて内装はきちんとしているのですが、雰囲気を崩さないようになっています
ほとんど千と千尋の世界です、釜爺とか出てきそう
作家さんが缶詰になるにはちょうどいい感じです、または書生さんでも出てきそうです
いわゆる別荘のようなところらしく、非常に由緒正しき場所です
名前を「夢山荘」と言ったはず、ここに一泊しました
元は某財閥の総帥が使っていたそうです
はっきり言いますね、ハンパ無い雰囲気ですよ!!
まさに別荘、で管理人の方とか料理人の方とかがいるんですお金持ちって、こんなんなのですね
(恐らくは法人所有のもので、そこの社長さんに泊まっていくように言われたのです)
ちなみにこの方、非常に有名なコンサル系会社の社長
(正確には、財産に対してのものなので、ヨーロッパなどで言うプライベートバンクのような仕事がメインのようです)
僕はこの山荘に着いてから「なんだこれ?」と言っていました
あまりにも今まで体験したことのない空間だったもので
すごくいい雰囲気で、必要なもの以外何も無いのです
ちょっとしたホテルや旅館では太刀打ちできないですよ、ここ
結局雪は20センチ以上降って、まともに帰っていたら命が無かったかもしれません
命拾いした上に、命の洗濯までしてしまいました
ほんとに人のご縁で、助かりました、まさに一宿一飯の恩義です
雪景色の河口湖を高台から望むこの山荘、僕は朝起きて
部屋の窓から、30分近く、ただただ湖を眺めていました
水墨画の世界です、この時期に雪が積もるのは、珍しいと言っていました
いつかはこんなところで、優雅に余生を過ごしたいものです
朝食を頂いて、教えていただいたある美術館に
久保田一竹記念館?だったかな、絞りの着物を作る方だそうです
今は初代が亡くなり二代目のようです
これもまたすごい、着物からこんなに迫力が伝わってくることなんてあるんですね
己の道をまっすぐに突き進む人間の力強さ、のようなものを感じました
お土産も売っていて、思わずハンカチを買ってしまいました
これは友禅の手法で染めたもののはず、でも素敵ですよ
フッと、プレゼントしたい人の顔が浮かんだもので、その方たちのために買いました
その後、無事に東京に戻り、今に至るのですが
なんともいえない経験をして、今年のいいことがすべてここに凝縮してしまった
ような気がして、残り数日、過ごすのが怖いです
H社長、ありがとうございました
この一宿一飯の恩義、いつか必ず返させて頂きます

最新の画像もっと見る