Kyo’s Blog ~Magic Diary~ 

徒然なるままに、心に映り行くよしなしごとを書いていきたいと思います
基本的にはマジックのことを中心で

この年の瀬に、思うこと・・

2011-12-29 23:38:17 | Weblog

寒いと肌が痒くて困ります、Kyoです

これは蕁麻疹ではなく、乾燥肌のかゆみです

 

さて、怒涛の4連続手品が終わって、一段落もなくまた手品をしていたので

正直体が重いです

(今年最後のぽいんとも、それなりに混んでよかったです)

 

とはいえ、昼間の仕事も一段落、多少はゆっくりできます

 

ただし、今度は自分がするべきことに没頭しないと

それが終わると、すぐ韓国だし、やっぱ忙しいなあ

ま、貧乏暇なしで

 

ようやく一段落つけたからなのか、いろいろな人のブログを見ていたのですが・・

 

若手マジシャンの堀内君のブログを読んで、その感性と文章力に少々驚きを

感じているところです

ちなみにこちら→「溺れ書」

 

あの談志師匠の前で演じたかったと、正面切って言えるなんてホント羨ましい

 

僕自身、落語は知識として知っているだけでほとんど聞いたことはありません

本当に名人と言われるような方の噺は聞いてみたいのですが

(小朝師匠や談志師匠のものなど)

そういった「機微」と呼ばれるものが必要になる事柄には、とんと疎くて・・・

 

堀内君の文章からも、どれだけの憧れがあったのか、そして影響を受けたのか

それをヒシヒシと感じます

その情熱のこもった文章も、人を惹きつける感じで上手いし

 

そこまで情熱を持って何かを感じたことがあったのだろうか・・・?

と堀内君の文章を読んで内省していました

 

思いつくのは・・・

僕にとっては「受験英語」だったんですね

いや、過去形ではなく現在進行形です

 

国語の授業や古文漢文の授業に何ら意義を見いだせずにいた

高校時代ですが、論理や言葉を学ぶものとして、英語の授業がそのすべての

代用だった気がします

(今は、現代文も古文・漢文も意義を見出していますよ)

ちなみに、これ面白いですよ→「教師に言われた衝撃的な言葉」

 

それも学校ではなく予備校の授業

言葉は伝えるためにあり、その伝えるためのルールがあり

そして読み取るためのルールがある

そんなことを教えてくれたのは、予備校の授業でした

 

そういえば・・

予備校勤務時代に、他校舎の社員からメールで質問がきました

1文が書かれていて、訳して欲しい、と

その文を訳すためには、実際には前後の英文が必要なのですが

もしも

ルール通りにしっかり書かれていれば、前後の文章と、前後のパラグラフの内容位は

復元できます

そして、僕の知っているルールを駆使してその情報を再構築し、その上で日本語訳を

送ったら、訳の内容よりも、前後の内容が当たっていて驚かれた、ということがありますが

これはルール通りに処理をしたにすぎず、練習すれば誰でもできることで

浪人生の時に学んだ知恵が、活きているだけです

 

さて、

受験の英文はほとんどが説明文体か評論文体です

柔らかいものは、随筆文体、それでもどちらかと言えば堅い感じになりがちです

 

僕の和文が堅いのはそのためで、好むと好まざるとに関わらず

そういった文章にしかあたってこなかったから

僕の中の重要な部分を構築してくれたモノでもあります

 

そして、実際理系の人間は論文を読み込むことが重要な仕事であり、後は

研究と発表なので、そういった堅い英文が「日常英語」なのです

 

決して、ホテルのフロントで、予約の確認ができることが日常英語ではない人たちが

いるんですよ(と、自己弁護)

 

僕の中のコアな部分は芸人ではなく、この研究者に近い感覚なのです

だからなのか、僕はどこまで行っても「芸人」という言葉に違和感を感じてしまいます

相手からすると分かりやすいからその言葉を使うときはありますが

自分がそうである、と思ったことはほぼ無いです

 

だからこそ、本気で「芸人になる!」と思っている方の邪魔はしたくないと

思いますし、何かお手伝いできるならいくらでも、とも思います

 

自分のコアを見直して、それを磨いていく

結局それが一番大事なんでしょうね

(だからといって、予備校業界に戻ろうなんて思っていないですよ)

 

不定詞と動名詞の違いに思いをはせ、完了形と過去形の差に心をめぐらし

比較否定構文や無生物主語構文の訳出に悩むことが

僕には楽しく、素敵な時間なのです

 

ちょうど、堀内君が聞いていたラジオや高座の話のように・・・

 

ただ、その訳した文章を、英語の師匠に見て欲しいかとなると

かなり苦しいのですが(笑)

 

そんなマジシャンですが、来年も片隅で頑張っていきたいと思います

ただし、演技とはちょっと違ったフィールドでは少々活発に動くつもりです

さて、どんな仕掛けを施そうか・・・


最新の画像もっと見る