歩き日記

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関之尾・霧島の話

2009年11月14日 | Weblog
 山の案内 歩き日記

 「関之尾むかえびと」とのウォーキング大会の協議で関之尾を訪ねた。そこで「関之尾と霧島」の講演会があり参加した。講師は、鹿児島大学理学部 井村 隆介准教授である。大変おもしろ講義であったので紹介したい。

 

・関之尾滝と甌穴の岩がいつ形成されたか

 ☆最初頃の案内板には今から11万年の加久藤カルデラの火砕流で形成された。
 ☆現在の案内板には今から2.9万年前の入戸(いと)カルデラの火砕流で形成された。 

 今回の講演会では、約30年前加久藤カルデラの火砕流で形成されたと講演された。各地の地質調査分析で判明したと講演された。

 講演後の現地説明では下流から見て左岸の山の中に2.9万年前の入戸火砕流があり、滝、甌穴と右岸川は30万年前の加久藤火砕流であると実際の土を示し説明された。

 入戸火砕流はシラスで加久藤火砕流は凝結凝灰岩である。



 坂元竜馬が新婚旅行で高千穂峰を登ったときの自筆の記録が残されており、克明に記録されていた。現在、馬の背にある大岩は、坂元龍馬が登った時はなく、明治維新後の噴火で飛んできた噴石とのこと。

 今回は、霧島ジオパークを世界ジオパークに認定されるための問題点などの講演もあった。世界ジオパーク認定には、住民の盛り上がりと行政、企業の資金面の支援が必要とのことであった。

 


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