歩き日記

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紅葉の大船山に麓岳寺登山口から登る

2007年10月27日 | Weblog
山の案内 歩き日記 今日の猫たち 大船山マップ

  紅葉の季節だ。紅葉と言えば、椎葉村から登る国見岳、くじゅう山系の大船山、どちらに登るか迷った。椎葉村登山口までは3時間30分、道路も狭い。大船山登山口までは2時間、道路も広い。多忙で残業が続いたので運転の楽な大船山に決定する。大船山は4年前、長者原から登った。今回は岳麓寺登山口から登ることにする。

 早朝、4時出発、登山口に6時着予定で、夜明けとともに登ることにする。順調に竹田市に着き、登山口近くまでにきたのだが、登山口が判らない。広域農道に標識があるとHPに書いてあったがない。あちこちウロウロしている間に、夜が明けてきた。結局、登山口には6時50分着となった。

 登山口駐車場には7台の車、駐車場は広く40台くらい駐車できる。駐車料金は無料だがトイレ、水はない。急いで準備し7時07分登山開始。駐車場脇に車上荒らし注意の看板、レットが「ロックした?」と聞くので、心配になり確認に引き返す。ロックはしていました。(^_^;)←心配性

★A(7:07)→
  
 牧場ゲートで登山届を書き、ゲート横の入口からコンクリート舗装の急坂を登る。牛の姿は見えない。牛のえさ・塩場がある。聞くところによると朝8時頃、牧場主が飼料と塩を運んで来る。その時は沢山の黒牛が集まるそうだ。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→
  
 延々と続く急坂なコンクリート舗装道路を牛の糞を避けながら歩く。コンクリート舗装が終わると、砂利道になり平坦から下りの登山道になる。おっと遠くに黒い物体、大きな黒牛が草を食べている。草原の中に3匹いる。

 レットを抱き上げ「こんちわ」と挨拶し撮影する。おとなしい牛で我関せずで草を食べている。レットは目を丸くし牛を見ている。広々とした牧場で一日、草を食べ暮らせる牛たちは幸せだと思った。人間の餌になる家畜、生きている間は最高の環境で飼育して欲しい、ブロイラーの一生を知っているからこそ、そう思った。


  
 緩やかな砂利道からコンクリート舗装になり砂利道になるとB地点(ゲート)に着く。ここからが登山道の始まりだ。やや荒れた急坂な登山道を歩く。

 大部分は岩場とガレ場で、部分的に黒土の滑りやすい登山道だ。狭い登山道が広くなるとC地点(柳ヶ水)に着く。右折は黒岳、風穴は方面だ。左折し大船山を目指す。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→(7:55)B(7:57)→(8:13)C→ 

 
 登山道には標識目印テープもあり問題なく歩ける。柳ヶ水分岐から登山道が狭くなり急坂をひと登りすると、火山礫の緩やかな登山道になり快適に歩ける。南方面の視界が開ける。

 開けた視界から広葉樹林帯の中を歩くと大岩に出会う。大岩に前でレットを撮影する。小さいレットが尚更小さく見える大岩だ。

 
 大岩を左に周り右折し暫く歩くと視界が開け、紅葉がちらほら見えてくる。岩場の登山道を登り、急坂をひと登りすると、登山道が広くなりD地点(入山公墓分岐)に着く。入山公墓には帰りに立ち寄ることにする。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→(7:55)B(7:57)→(8:13)C→(8:48)D(8:55)→
  
 分岐点付近はモミジの大木が紅葉している。遠くを見ると大船山の裾野が紅葉で真っ赤だ。凄い紅葉だ。広い登山道から狭くなり、緩やかとほぼ平坦な登山道になり、紅葉の落ち葉を踏みながら歩いていると、視界が開けE地点(鳥居窪)に着く。真っ赤に紅葉した大船山のすそ野が見える。残念ながらガスで山頂は見えない。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→(7:55)B(7:57)→(8:13)C→(8:48)D(8:55)→(9:05)E(9:08)→
  
 本当に綺麗な紅葉だ。晴天ならもっと紅葉が映えただろう。鳥居窪からほぼ平坦な登山道を等高線上に歩くと紅葉の落ち葉と苔のコントラストの美しい日本庭園に出会う。しばしレットをモデルに撮影会。ほぼ平坦な登山道を快適に歩いていると、急坂な荒れた岩場の登山道になる。ここからが岩場、ガレ場の歩きにくい登山道が続く。


  
 滑りやすい黒土登山道から岩場登山道の連続を登り切ると視界が開ける。遠くに大船山山頂が見えるはずだが、ガスで何にも見えない。

 夫婦が休憩されていた。奥さんがレットを見て「きゃ~~可愛い」の声、それを聞いたレットはしっぽをフリフリすりすりする。「相変わらず要領の良い犬だ」、「人付き合いは大事だよ」、「フン」。奥さんは相当犬が好きと見た。「家にはミニチュアダックスがいるのですが山嫌いで」といろいろ話、夫婦と別れた。

 視界の開けた登山道は短く、急坂な岩場の登山道になる。[大丈夫、頑張ってねおじいちゃん」とレットに冷やかされ登ると大きな岩の展望台の上に二人の登山者がいる。「山頂はまだですかね」「ここは9合目くらいで直ぐですよ」と聞いて「よし頑張るぞ」と歩き始める。

 岩場を過ぎると登山道は緩やかになり、両側からミヤマキリシマが迫る狭い登山道になる。ほぼ平らな登山道を歩くと広い平場になりガスの中に山頂が見え、平場には数人の登山者が山頂を見ている。


 
  
 最後の急坂を登ると山頂に着いた。山頂は凄い風だ。10人近くの登山者がいる。
 レットを撮影していると
  「山の案内のHPの管理人ですか」「そうですよ」
  「レットの姿を見て分かりました、山の案内の情報で霧島縦走できました、たびたび覗いています」
  「役立てて嬉しいです」。彼は福岡のイケメンで格好いい男であった。想像するに20代前半独身と見た。(^_^)v

 とにかく山頂は風が強い。レットがモデルで風に耐えている姿がいじらしい。ガスで何にも見えない。諦めてポットのコーヒーを飲もうとリュックを開けたその時、「わぁー」と歓声が上がる。一瞬ガスが消え、美しい紅葉が眼前に広がる。あわててカメラを構えるが間に合わなかった。寒さで震えるレットを抱き、ガスが晴れるとことを祈っていると

 「犬を撮影していいですかと」「いいですよ」「可愛いですね」「ありがとうございます、犬好きですね」「大好きです、実は私も犬と一緒に登っていたのですが、岩場で飛び降り足の爪をはがす怪我しまして、それから山を嫌いになったようです」「そうですか、可愛そうに」

「完治してから山に連れてていったのですが、岩を怖がり逃げ出しまして3日間山をさまよっていましたが、先日御池で見つけることができました」「良かったですね」「はい」と嬉しそうな顔をされた。

 根っからの犬好きのBさんである。早く愛犬が立ち直り一緒に登山できることを祈った。愛犬との登山は本当に楽しい。Bさん頑張ってください、きっとあなたの愛で立ち直りますよ。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→(7:55)B(7:57)→(8:13)C→(8:48)D(8:55)→(9:05)E(9:08)→(10:15)F(11:46)→
  

 犬の話で盛り上がっているとガスが一瞬消えた。一斉に歓声が上がり、シャッター音が響く。本当に一瞬の紅葉である。それだからこそ感動が大きい。御池の紅葉も見えた。満足(^_^)v。しばらくして御池で紅葉を撮影することする。 
  
 時間が経つにつれ登山者が増えてくる。御池も登山者で一杯だった。御池でガスの消えるのを待っていると、一瞬消え、一切にシャッターを切る。その様子がおもしろく撮影する登山者を撮影する。大船山、常連登山者によると最高の紅葉は水曜頃とのことであった。

 忙しくなければ絶対に再度登るのに残念(-_-)。当然のごとくレットは大人気だ。「相変わらず愛想の良いことで」「主人が愛想が悪いのでフローしているのだよ」「・・・・・」。

 

  御池から平場に上がり山頂を見ると沢山の登山者で山頂は満杯だ。「晴天なら最高の紅葉だろうね」「良いじゃないの見られたから」「そうだね」「Won!!」「won」。山頂で1時間31分、一瞬のガス消え回数5回の貴重な紅葉を見られ、後ろ髪引かれながら下山を開始する。仕事がなければ明日も登るのにと思いながら・・・・(^^;)。
 下山途中、展望台大岩に登り昼食と思い、準備していると次から次に登山者が覗きにくる。展望の邪魔になると思い、昼食場所を鳥居窪に変更する。途中紅葉風景を撮影しながら下る。

   鳥居窪で昼食。ここで紅葉を見ながらのんびりするかと思い、シートを広げ休憩。おにぎりを食べ、柿を食べ、レットにもおやつを与え、甘納豆とコーヒーを飲みたいとポットを出すと、雨がぽつりと落ちてくる。あわてて片付け下山開始。ゆっくり紅葉鑑賞のコーヒータイムのつもりであったが残念。

 下山していると晴れ間が見えたきた。雨は心配なさそうだ。下山途中、入山公墓に立ち寄る。公墓はかなり荒れており悲しくなった。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→(7:55)B(7:57)→(8:13)C→(8:48)D(8:55)→(9:05)E(9:08)→(10:15)F(11:46)→大岩展望、紅葉撮影で15分→(12:46)C(13:16)→(13:20)入山公墓(13:25)→

  鳥居窪 】 鳥居窪は入山公(中川久清)が密かに洋式の火器の訓練場と言われている。 
  

 岩場の登山道を滑りに注意しながら慎重に下り、程なくゲートに着いた。ゲートから牧場の可愛い花たちを撮影しながら下ると、五頭の黒牛が草を食べている。「又来るね」と挨拶し、コンクリート舗装枚道を快適に下り駐車場に着いた。

 駐車場は満杯、路上にも車。明日は日曜日凄い登山者だろう。大船山山頂も渋滞かと思いながら片付ける。「平日休みが取れたら、また登りたいね」「うん、でも無理だよ仕事優先ね」「そうだねwon」「wonwon」と車のエンジンをかける。車中レットはいつものごとく熟睡。6時間8分の楽山。

★A(7:07)→(7:09)ゲート(7:11)→(7:55)B(7:57)→(8:13)C→(8:48)D(8:55)→(9:05)E(9:08)→(10:15)F(11:46)→大岩展望、紅葉撮影で15分→(12:46)D(13:16)→(13:20)入山公墓(13:25)→(13:50)C(13:50)→(14:00)B(14:11)→(14:36)駐車場ゲート(14:39)→(14:02)A(14:45)→(16:45)延岡市

 美しい紅葉に目くるくるのレット。可愛いでしょう。

 

 


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