春を背負って

今日のフォト。　春を背負って（２０１４年６月）









　　 　　 　 　　 　 　　 　












日本の映画史に残る、数々の名作を手がけてきた名カメラマン
木村大作が、メガホンをとった、２作目の作品。　原作は、笹本稜平の小説。












長嶺 亨（松山ケンイチ）は、立山連峰で父とともに幼少期を過ごし、
厳格な父に反発し、金融の世界で多額の金を動かすトレーダーとして過ごしていた。












ある日、父・勇夫（小林 薫）が、登山者を助けるために、自らの命を落とす。












父の亡き後、父が愛した山小屋「菫小屋」を手放そうとする母・菫（壇 ふみ）に
自分は、菫小屋を継ぐとことにしたと、決心を告げる。












山で遭難したところを父に助けられたと言う、高澤 愛（蒼井 優）や
父の大学時代の後輩、多田悟郎（豊川悦司）らが、亨と一緒に、菫小屋で働き始める。












お互いに、欠かせない家族と感じ始めた３人が、初めてのシーズンを終えようとした
小屋締めの前日、ゴロさん＝多田悟郎が、突然倒れて意識を失う。












救助隊を待っていたら手遅れになる。
亨は自分がゴロさんを背負って、山を下りる決意をする。
大切な人を救うため、亨の決死の下山が始まった。












立山連峰で、延べ６０日間の山岳ロケを敢行。
スタッフやキャストが、実際に山に登って撮影すると言う
木村監督ならではの演出スタイル。












山の美しさと隣り合わせに、山の怖さが潜む。












美しくも厳しい自然の中で育む、人間の優しさと心の成長を描き出す物語。