今日のフォト。 ピントは甘いが、左目にキャッチアイが4つ入った。
星が拾えたことで、この写真は私の中で輝きを増した。
劇団九州男6月公演、八尾グランドホテル、6月15日昼の部公演。
第1部、お芝居は、「木曽ぶし三度笠」
賭場破りをした ツボ振りを斬った伊太郎(純)は
追われながら、家に帰って来た。
妻(香おり)と一緒に、逃げようと支度をしていた。
一家に世話になっている、旅人・新三(たくや)は
一宿一飯の恩義から、伊太郎(純)の腕を斬る。
新三は自分の財布を差し出し、手当てをしろと言う。
命まで取らかったのは、せめてもの新三の優しさ。
気分が悪くなったところを、峠の茶店で一服していた女(伸吾)は
伊太郎夫婦に出会う。 伊太郎の妻(香おり)が落とした御守り袋から
女(伸吾)は、探していた娘・おきぬ(香おり)と出会った。
峠の茶屋の店主が、良太郎。 顔もクチャクチャ、お笑いを取る。
「今日は、出番が少ないんじゃ~」と。 そしてたくやくんが主役。
峠の茶屋で出会った母(伸吾)と娘夫婦は、家に帰ることになった。
そして幸せに暮らしていた。
そこへ新三が、おっかさん(伸吾)を訪ねて帰って来た。
(新三と母は義理の母子? おきぬとは、腹違いの兄妹?)
伊太郎(純)は、腕を斬られた仇を討とうとするが
新三(たくや)は、祭りが終わるまで
おっかさんのために、黙っていてくれ・・・と頼む。
伊太郎を探し当てた一家は、伊太郎に斬りかかる。
新三は、一家を相手に刀を向ける。
「おまえ、裏切ったのか」と、一家が言う。
新三は、「裏切ったわけじゃぁねぇ、ただ単に表げえっただけだ」と決めゼリフ。
新三は、腕を負傷。
これで五分と五分。 おっかさんのために恨みを忘れてくれ。
旅にでる新三(たくや)の斬られた腕に、おきぬ(香おり)が手ぬぐいを巻く。
祭りが始まった。 新三(たくや)は、花道に立って言う。
「聞こえてくる。 俺が、いっち好きな木曽節が・・・」
第2部、舞踊ショー、劇九群舞。 ♪桜の如く。(坂本冬美)
伸吾さん、今宵は泣けます男でも・・・。
純くん、肴はあぶったイカでいい。 ♪舟唄。
座長、女3人に囲まれて。 ♪東京暮色。
座長、男3人と。 ♪NATIVE DANCE。(B’s)
赤い衣装で、お三方。 ♪涙そうそう。
ライトが落ちると、赤い衣装がこうなる。
翔一郎くん、素敵な傘を持って。 ♪恋音と雨空。
たくやくん、愛して愛されて愛して捨てられて。 ♪北の女。
香おりさん、絞りの衣装で。 ♪女人高野。
くっさま、歌ってくれる。 ♪風雪ながれ旅。
ラスト舞踊、「♪よっしゃあ漢唄」の後の口上ご挨拶。
♪母なる川。
扇子を持って美しく舞う姿に、ただただ見惚れる。
良太郎、可愛い女形で。 ♪愛しい人へ~女子道~。
あんたとおったら おもろいわ
ふたりでおらんと 意味ないわ
百年でも二百年でも いく年が過ぎても
あんたとおったら おもろいわ
ふたりでおらんと 意味ないわ
床に座ったところを 障害物無しで撮れる喜び。
可愛くて、こちらがギュッとしたくなる。(笑)
私の想い。
歌舞伎役者・市川海老蔵さんの妻、小林麻央さんが永眠されました。
がんの全身転移、「ステージ4」であることを告白して
ブログに闘病や心情を綴り、270万人の人がフォロワーした。
麻央さんの闘病の公表は、いろいろに考えさせられました。
また、市川海老蔵さんも、麻央さん永眠の翌日も、舞台に立ち
昼公演と夜公演の間に、記者会見をされました。
これが役者さんなのですね。
たくさんの有名人・著名人の方からコメントが寄せられましたが
演出家の宮本亜門さんのコメントが印象的でした。
麻央さんは、「怒濤(どとう)」の最終舞台稽古の時も
最後列の一番端の席に座り、まるで観音さまのような温かい眼差(まなざ)しで
海老蔵さんや、皆を見守っていました。
余りに優しい穏やかさに満ちて、それはそれは全てが美しい方でした。」
・・・・全文続く。
観音さまとなった麻央さんは、これからも海老蔵さんの舞台を
劇場の最後列の一番端の席に座り、温かい眼差(まなざし)で
見守ってゆくことでしょう。
小林麻央さんのご冥福を お祈りいたします。