マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

コクリコ坂から

2011年09月02日 | 映画
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今日のフォト。 5cmすいか。
台風対策。






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10cmすいか。
どうか台風の被害に遭いませんように。













                 






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「コクリコ坂から」を観て来ました。



1980年に少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)に連載された同名漫画を
「ゲド戦記」の宮崎吾朗監督が映画化。 企画・脚本を父親の宮崎駿が務めている。






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1960年代に生きる、高校生の男女の青春物語。



主人公の少女を長澤まさみ、少年の声を岡田准一が演じる。
そして竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志、風間俊介
大森南朋、香川照之と映画界の名優が声優を務めた。






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ほのぼのした物語でした。



ハラハラ&ドキドキはなかったけれど、観終わった後に
じわ~っときた。 「心が洗われたようだ」






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先ず面白かったのは、1963年代(昭和38年)の風景。
私の少女時代と重なる。



コクリコ荘のキッチンで見るものは、私の少女時代の台所。
買い物かご、ガスコンロ、お鍋、木製おひつ、魔法瓶、水道の蛇口。
キッチンで使っていた布巾も、○○銀行と書いた粗品のタオル。



まだまだあります。 1960年代にタイムスリップです。
電気スタンド、オート三輪、自転車のハンドル、洗濯機の絞り(脱水)






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さて、内容は、
主人公の松崎海(長澤まさみ)は、父親を海で亡くしている。
父親への想いから、毎日少女は、海に向けて旗揚げをしている。



松崎海は、ひょんなことから、風間俊(岡田准一)と知り合り、お互い淡い恋心を抱く。
ところがこの2人は、兄妹だったということで、更に物語が進んでゆく。






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1960年代は、日本の学生運動が盛んだった時代。
2人が通う高校の部室が集まった「カルチェラタン」の取り壊しを
防ぐための抵抗(活動)が 学生運動に当たる。






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あの時代の学生たちは、闘志に燃えていた。
安保闘争、全学共闘運動など、熱い想いが伝わってくる。






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そうそう・・・ 海が俊に頼まれて、ガリを切るのですが・・・
「ガリを切る」なんて、印刷言葉をご存知ですか?



発明者は、トーマス・エジソンで、
ロウ紙と呼ばれる特殊な原紙(パラフィン)を 専用のやすりの上に載せ
ヘラや先の尖った棒のような鉄を 木の軸に固定した器具「鉄筆」を
強く押し付けて、絵や文字を原紙に書いてゆく。






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私の少女時代は、まだ「ガリ」で印刷していました。
学級新聞のようなものを ガリで切っていたのを思い出します。






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この映画(1963年設定)は、登場する背景が
私にはとても懐かしく、昔を思い出させ、楽しかったです。






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そんな風に観ていたので、海と俊が兄妹であるということも
さほど悲劇に思わなかったし、そこは宮崎アニメ
上手くまとめ上げて、ラストに持っていくと思っていました。






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物語の中で使われた、坂本九の「上を向いて歩こう」は
1963年にアメリカビルボード誌で、週間1位に輝いたそうです。



さりげなく坂本九の「上を向いて歩こう」の曲を流して
観客の目からも、耳からも、インプットさせ時代背景を強調していた。






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宮崎アニメのクライマックスに流れる主題歌は、いつの時も心に響く。
最後に、手嶌葵さんの幻想的な歌声を お聴きくださいませ。



オッと! その前に、ランキング ポチッとよろしくね。(笑)















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