今日のフォト。 大阪府富田林・寺内町、散策してきました。
富田林・寺内町は、商売の盛んな在郷街として発展しました。
大阪府で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区です。
大きな財を成した大商家たちが、その繁栄を誇るかのように
大きな屋敷を建て、その多くが今も町に残っています。
虫籠窓(むしかごまど)
2階に小さな窓があります。 桟が縦に入り、見た目は虫かごに似ています。
虫籠窓は、部屋の明かりとりの他、夏には換気の役割がありました。
煙出し(けむりだし)
大きな商家の大屋根は、何層にも重なり、その繁栄ぶりを表しています。
その上に更に小さな屋根が乗っていて、かまどの煙などを逃がすものです。
小さいながらも本瓦がのり、「煙出し櫓」とも呼ばれています。
エアコンの室外機も、美観を損なわないために
このように目隠しの格子が張られている。
古い看板。
古い看板。
白壁、板塀、木格子、虫籠窓、雨蓋瓦、煙だしの越屋根。
これらが見事に調和した、江戸時代の町並みです。
ひっそりとした佇まいは、時代をタイムスリップしたような気がします。
秋の1日、富田林・寺内町を散策するもまた、よし。