ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

5人グループでクルクル、ドンドン学習

2014-12-26 11:38:43 | 日記
先生「今日のリズムは、GReeeeNの『ハレルヤ!!!!』にのって。」
   黒板にリズムをはる。

先生「先生の合い図で、1回だけ、手拍子します。それまでは、音楽を聞いて、拍を感じてね。」
   音楽をかける。
児童 リズムを合い図の後、手拍子する。集中している。
先生「では、このリズムを2回。」
児童 合い図の後、2回繰り返す。
先生「お休みが多くても、ちゃんと手拍子出来ているね。もっと休みを増やすよ。」

児童「えっ!」
先生「まず、1回、決めてみよう!」
児童 リズム譜をよく見て手拍子する。
先生「すごい!!1回で完璧!!4回繰り返そう。」黒板の前で、指でカウントする。
児童 4回、手拍子する。
先生「いいね❤ 次のリズムは、休みがないリズムです。八分音符の連続に気をつけて。
   まず、心の中で、手拍子してみよう。」

児童 リズム譜を見ながら、首を振ったり、体を揺らしたりして、拍を感じながら、心の中でリズムを刻む。
先生「では、合い図の後、1回、手拍子。」
児童 手拍子する。
先生「ワオ、できた!八分音符のところ、パーフェクト! 最後に、4回、手拍子!」
児童 合い図の後、4回、手拍子する。

先生「ファイルから『にじいろ』のプリントを出そう。
児童 プリントを見ながら、『にじいろ』を歌う。
先生 途中の「ララ~」の部分で、手で音の動きを伝える。

先生「今日は、『走れ、シベリア鉄道』のAの部分を合奏します。この前、Cの部分を5人グループで、いろいろな楽器に挑戦した時と同じように、Aの部分もやってみます。
   まず、どんな音楽か聞いてください。」
  アコーディオンのパートを演奏する。
先生「みんな、気が付いた? このAの部分とCの部分の関係・・・」
児童「分かった!」「Aの4段のうち、2段がCと同じ。」
先生「そう、その通り。Cが出来た君たちは、すぐに、Aも出来ちゃうね。
   この前も言ったけど、アコーディオンは初めてだから、全部、弾けなくてもいいよ。
   ♪ラー・・・・・・・ラー・・・・・ファミレみたいに、5つの音だけでもいいから、挑戦してみよう。」
先生 他の楽器も同じように、演奏して聞かせる。

  黒板に、回り方を書く。(リコーダー→待つ→打楽器→鉄琴→木琴→アコーディオン1回目→アコーディオン2回目)

  事前に書いた5人グループの名前カードをトランプのようにきる。
  「はるよー!」楽器名の下に、5人グループの名前をはっていく。
 
*このクラスは、34人なので、5人×6グループと4人×1グループの合計7グループ。
 回る楽器の数も7つしてある。

 この後、7つのグループが7つの場所に行き、練習時間1分半、1回全体演奏の流れで、全部の楽器を経験する。

 「待つ」の時は、次の打楽器の分担を話し合って決めて待つ。(大太鼓1人、小太鼓1人、トライアングル3人の分担)

先生「席に戻ったら、リズムレッスンのプリントを出して、練習しよう。」
児童 楽器の片付けが終わった児童から、プリントを見ながら、練習する。

*リズムレッスンのプリントには、今日、授業のはじめに行った手拍子のリズムと前回行ったリズムが書いてある。

先生「では、さっきのグループで集まって練習してみんなで出来るようになったら、先生に聞かせに来てください。

先生 譜面台とごほうびシールを準備して、グループが来るのを待つ。
児童 次々に受けに行く。合格と言われたら、シールをはっていく。



 5人グループは、座席にできるだけ近いように組みますが、必ず、みんなのリードをすることが出来る児童を一人いれます。
 また、自分のペースで動く児童、自己中心な行動をとりがちな児童も、グループに一人になるよう、調整します。

 手間がかかりますが、このように調整して、名前を書いてグループを示した方が、児童がスムーズに動き、グループ活動が楽しい時間になります。

 最初のリズム応用のために、何枚も四分休符や八分音符のリズムカードを準備しておきます。
今回は、やりませんでしたが、下記のような応用もできます。

 単純で、退屈なリズムレッスンにならないよう、応用リズムを入れたり、音楽を変えたり、検定を入れたりしました。
 リズム学習では、クラス全体の手拍子がピッタリ合う心地よさ、グループのみんなと合わせる喜びの両方を味わってくれたらいいなぁと思っています。

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