ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

走れ、シベリア鉄道 3

2014-12-06 22:02:18 | 日記
先生「『走れ、シベリア鉄道』のAとCをリコーダーで吹きます。準備、練習しよう。」
児童 リコーダーを準備できた人から、練習を始める。
先生 ピアノの前奏を弾き始める。
児童 練習をやめて、伴奏を聞き、AとCを演奏する。Bはピアノが弾くメロディーを聞く。
先生「今まで、Bを何回か聞きました。吹けそうだなと思う人は、挑戦してみよう。
児童 ABCを続けて演奏するか、Bを聞くか決める。
先生 伴奏する。
児童 リコーダーを演奏する。
先生「ウワァ、すごいね。聞いて覚えて、Bを演奏できた人がいたね。今日は聞いていた人も、次、挑戦してみようね。」

先生「今日は、アコーディオンの演奏の仕方を覚えよう。」
児童「えーっ、アコーディオン??!」
先生「はい、これがアコーディオンです。」
児童「あっ、知ってる。音楽委員の人が弾いてる。」




先生「前に背負うか、背中に背負うか?」
児童 (笑)「まえー!」
先生「そうだね。みんな笑うけど、後ろに背負いそうになった人がいたよ。ランドセルと思っちゃったのかな・・・では、この鍵盤は、こちら?それともこちら? どちらに鍵盤がくるか分かる?」
児童「右手で弾くから、自分の右手の方に鍵盤。」
先生「その通り!はい、こうやって、鍵盤は右手の方に。蛇腹を止めているフックをはずします。下にも、上にも付いています。では、弾いてみますね。」♪ラーソファソーファミファーミーファミレ
児童 拍手。
先生「今日、これを何人かに挑戦してもらいます。今、見て、気が付いたと思うけど、蛇腹を動かさないと音は鳴らないね。」蛇腹を動かさないで、鍵盤を押してみる。
先生「蛇腹がどんな動きをするか見ててね。」空気抜きボタンを押しながら、蛇腹の開閉をする。






児童「誰かが、寝ているみたい。」「うん、スウウスウウって空気の音がする。」
先生「そう、空気の動きで、楽器の中の薄い金属の板を鳴らして、音を出すんだよ。もう一回、よーく見てね。」
児童 蛇腹の動きを見る。
先生「蛇腹の動きを手でやってみて。」
児童 蛇腹の動きをまねて、手を動かす。閉じるときの手の返しもまねする。
先生「いい感じです!閉じるときの動きがとてもいい。ひゅっと返すんだね。では、今日みんなが弾く予定の♪ラーソファソーファミファーミーファミレをもう一回弾きます。蛇腹の動き、よく見てね。」
もう一度、弾く。
先生「こうやって(一音一音、蛇腹を動かしながら弾く)弾くんじゃなくて、音の大きな流れを感じて弾くんだね。今、弾き終わったんだけど、蛇腹が、ほら、閉じられない・・・」
児童「空気がまだ入っているんだ。」
先生「そうなの、まだ、この中に空気が入っている。風船に空気を入れて口を閉じたときと同じ。じゃあ、どうやって蛇腹を閉じたらいいか・・・」




(掲載の写真は、「音楽の教科書」山と渓谷社より)

先生「このボタンを使います。見えるかな。この黒いボタンを押すと、ほら、閉じられる!
   左手は、このベルトを持つんじゃなくて、こうやって手をすべらせて入れます。この山になっているところまで手を伸ばして指をひっかけると動かしやすいよ。」


 この後、今日学んだアコーディオンの他に、今回までに学習した大太鼓、小太鼓、鉄琴、木琴も加えて、Cの部分だけ合奏します。



 どの楽器も経験してほしいので、グループや座席の列で楽器を指定して、楽器をローテーションさせながら、合奏します。

 短いCの部分でこの合奏の核になる部分をいろんな楽器を全員で取り組み、その後、ABC全体を楽器分担を固定させてやるか、授業の度に楽器の希望を聞いて合奏するか、迷うところです。学習時間と学級の実態、発表の有無などで決定します。

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