ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

おもちゃのチャチャチャ 特別支援学級のみんなで合奏

2016-08-07 17:01:29 | 特別支援学級合奏
1回目
先生「『おもちゃのチャチャチャ』を私が歌います。
   みんなは、チャチャチャのところで手拍子をしよう。」
   歌詞を黒板にはる。チャチャチャの部分を指さす。
   歌詞の上に、手拍子の印として赤丸をはっておく。


*「♪ねむるころ」の後の手拍子は、2回の方が歌と重ならずピッタリ合います。
 今回は、タタタンとタンタンタンの二つのリズムをマスターするために、歌と被りますが、タタタン
 のリズムに統一しました。

児童 歌を聞きながら、チャチャチャのところで先生の歌を聞き、マネをしながら、手拍子する。
先生「上手に手拍子できたね。先生と一緒に歌える人は、歌いながら手拍子しよう。」
児童 歌を知っている児童は、歌いながら、赤丸のところを手拍子する。
先生「チャチャチャの手拍子がそろっているね。
   では、今、手拍子したところを、タンブリンで演奏してみよう。」


   タンブリンを握手をする手で左手を出して、楽器を持つ。
   右手の指先で打つ。全員で楽器を鳴らすと、大音響になってしまうときは、楽器の数を絞る。
   低学年の児童が多いときは、高学年の見本を聞かせてから演奏する。



2回目
先生「『おもちゃのチャチャチャ』を歌いながら、手拍子しよう。」
児童 前回の復習。歌いながら、手拍子を入れる。
先生「今日は、手拍子のリズムをカスタネットとタンブリンで演奏します。」
   二つの楽器を交替で演奏できるようにする。


3回目
先生「『おもちゃのチャチャチャ』の最初だけ歌います。
   手拍子もしよう。」
児童 歌いながら、手拍子する。



先生「今日は、足踏みを入れます。おもちゃののところで、ドンドン足踏みを二回します。」
   見本を見せる。
   ♪ドンドン、タタタン、ドンドン、タタタン、タタタドンドン、タンタンタン♪
児童 先生の見本を見ながら、歌いながら、手拍子と足踏みをする。
先生「むずかしいね~。一番むずかしいところタタタドンドンをやってみよう。
児童 繰り返し練習する。前半を通して、練習する。

先生「おっ!できた!!
   今度は、楽器でやってみよう。手拍子のところは、タンブリンとカスタネット。
   足踏みのところは、トライアングルでやってみよう。」
児童 交替で三つの楽器を演奏する。



4回目
先生「今日は『おもちゃのチャチャチャ』の手拍子のところにドレミファを入れます。

   私が歌います。覚えてね。」
児童 聞いて覚え、歌って覚える。
先生「このドレミファの部分を今日は木琴で演奏します。高学年のみんなに演奏してもらいます。
   低学年は、今まで練習してきたタンブリンとカスタネットを演奏します。
   見本を聞かせますね。」
   高学年の部分を木琴で演奏して聞かせた後、他の指導員と一緒に打楽器と木琴の演奏を聞かせる。


   手元に楽譜を置きたい児童に、楽譜を配る。
児童 二つのパートに分かれて演奏する。



5回目
先生「みんなで、木琴のところを歌おう。」
児童 黒板にはってあるドレミファを見ながら歌う。
先生「音の高さを感じながら、歌おう。音の階段を出します。」
   黒板にドレミファソラシドの階段をはる。
   階段の上がり下がりを手で示しながら、木琴のパートを歌う。
児童 黒板で音の上下を見ながら歌う。
先生「今日は、高学年は木琴、低学年はベルで演奏します。」
児童 低学年はソラシドの四つのベルを分担して演奏する。


  *低学年で分担してベルをすることがむずかしい場合は、中学年が四つのベルを担当し、
   低学年は前回と同じ、タンブリンかカスタネットを受け持つ。


6回目
先生「今日は、『おもちゃのチャチャチャ』の楽器の希望を聞きます。
   希望出来る楽器は、木琴、タンブリン、カスタネット、トライアングル、ベルです。」
児童 自分のやりたい楽器を言う。
先生 黒板の表に、児童名を貼っていく。
   *模造紙に楽器名と希望出来る学年を書いておく。
    何度もはがしたり貼ったりできる名前シールを準備しておく。

   *タンブリンの代わりに、スズやマラカスを演奏しても楽しい。音量が押さえられて、かわいい
    合奏になります。


トライアングルの楽譜


木琴の楽譜(「メロディーを演奏したい!!」という児童のために二段階にわけて、楽譜を配布しました。)





 ひとつの楽器にひとりの指導員や教師が付き、
 パートごとに場所を取り、
 数分のパート練習の後、
 全員で合わせて合奏する。

これを数回繰り返すと、すてきな合奏になります!

主旋律は、指導者のピアノでリードします。また、合奏しながら児童は、歌っています。
(主旋律の演奏とも言える?)

児童の希望や楽器演奏の技能によりますが、木琴や鍵盤ハーモニカで主旋律を演奏すると
パートのバランスのとれた合奏になります。
 

 
 
 

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