ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

高く泳ぐや 空におどるや こいのぼり 

2014-05-01 21:47:27 | 日記
先生「こいのぼりって知ってる?」
児童「知ってる。」「今、家のベランダに飾ってる。」
先生「こいのぼりって『鯉』だよね。なんで『鯉』を飾るの? なんでクジラや鮭じゃだめなの?」
児童「う~ん・・・」「そういえば、何でか考えたことなかった。」
先生「では、なぜ鯉なのかが分かる歌を聞こう。
   教科書の縦書き、写真が付いているページを見ながら聞こう。」
☆教育芸術社の教科書では、見開き左に楽譜、右に写真と縦書きの歌詞が載っています。

CD「いらかの波と雲の波 重なる・・・・」三番まで聞く。

先生「なぜ鯉なのか、分かったかな。(半数位の児童がうなづく。)
   まず、詩を読んで意味を考えていこう。

   一番の歌詞を読みます。後にすぐ付いて読もう。
   いらかの波と雲の波」
児童「い ら か の 波 と 雲 の 波」
先生「先生と同じ速さ、同じくらいの声の大きさで、もう一回。
   いらかの波と雲の波」音読は速さや声の調子も大事に。
児童「いらかの波と雲の波」
先生と児童同じように繰り返す。
先生「いらかって何?」
児童「かわらです。」
先生「そうだね、それが波のようになってるんだね。
   写真でいうと、どの部分か分かるかな。」
~この後、音読→言葉の意味→写真で確認を繰り返す。

 しかし、三番の「百瀬の滝を登りなば たちまち龍になりぬべき」は、写真にはないので、
先生がジェスチャーで、鯉になり、百瀬の滝を登って、龍になる!!?
先生「鯉のように、困難を乗り切って、たくましく育ってほしいと願って、こいのぼりを立てる習わしがあるんだね。」

先生「では、旋律をおぼえよう。
   左側の楽譜の方を見て、聞いておぼえてください。
   一番から三番まで、一回しか音楽をかけません。集中して。」
CD「いらかの波と雲の波 重なる・・・・」三番までかける。
先生「ピアノに合わせて、小さい声で歌ってみよう。」
児童 一番だけ歌う。
先生「自信もって歌えるところは、しっかり声を出して歌おう。」
児童 歌う。
先生「はずむリズムのところだけ、歌ってみよう。
   いーらー♪」
児童「いーらー♪」
先生「なーみー♪」
児童「なーみー♪」
先生「くーもー♪」
児童「くーもー♪」
先生「一段、全部歌います。いーらーかのなーみーと くーもーの波 」
先生と児童、同じように繰り返す。
☆「空におどる こいのぼり」になるように。

曲の山につなげるところ「朝風に→高く」の練習をする。
口の形、息の吸い方、息のスピード、声量などポイントを示しながら練習する。
☆「高く泳ぐ こいのぼり」になるように。

 ここまで、教科書を見ながら、席について学習する。

 一番を通して歌うときは、立ちあがり、教科書を見て(または、黒板に下のような、模造紙に書いた歌詞を見ながら)良い姿勢で歌う。



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