クリスマス時期にもらった風邪が、1月半ばになってようやく治ったんだけど、でも
なぜか咳だけ完全に治りきらない。それに、水っぽい痰が出る。
おかしい・・・・ これはもしかして風邪じゃないのかも?
そう思った時、随分昔、もう10年も前に、耳鼻咽喉科へ行った時のことを思い出した。
頭部レントゲンを撮ってもらい、「ココね、白く曇ってるところね。膿があるんですよ。」
とかナンとか言われたような・・・よく覚えてないけど。
それはわたしの鼻の奥の部分で、ここから常にサラサラした鼻水がノドの方へ
流れ落ちてゆき、それが痰になるんだ、との説明を受けたような覚えがあります。
その時、ノドが痛くて鼻水が出るので風邪か?鼻炎か?と思って耳鼻咽喉科へ行った
んですが、「風邪ってもんはねぇ、流感のことを言うんですよ。それ以外のたいした熱も
出ないような鼻風邪は、耳鼻咽喉科の範疇なんです。」と、半ばバカにしたような
言い方をされて随分とムカついた覚えがある。
そんなこんなで、「風邪ではなく、鼻炎かも?」という疑いを持った状態で、かかりつけの
医師のところへ行ってみたのが昨日。
見事にわたしのカンは当たってました。
で、なんと・・・こんなスーパーお薬を出してもらったのです。
「アンプルって知ってる?」って聞かれたので、名前だけは知ってるけど良く知らない
ので「知りません」と答えると、「それはガラス管に入った薬で、ガラス管の先の片方を
パキッと折り、専用容器の真上に置いた状態で、もう一方の先を折ると、容器の中に
薬液が落ちるんです。」と説明してくれた。
そしてその専用容器を鼻に挿入し、ブシュッとやって、鼻を洗浄するらしい。
薬は鼻からノドへと降りていくらしいんだけど、飲んでも大丈夫な薬だから心配は無い、と。
しかし、お医者さんが心配そうに、気になる発言をした。
「この薬ね・・・ニオイがすごくてね。」 ←す・・・スゴイって、どんなの???
「○○○って知ってる?」と聞かれた。わたしの知らない単語だったので素直にノンと答えると、
「それは、黄色い物質で、火山にあるもので・・・」と説明してくれたので、すぐさま
あぁ、硫黄(イオウ)なんだ・・・とわかった。
わかったけれど、嬉しくなんて無い。
なんだ、サイアクな薬じゃないか・・・。
しかもそれを鼻(嗅覚の感覚器官)にブシュッ!な上に、さらに「飲んでもいい」
とはどういうことだ!!
しかし、素直に医師の言うことを聞くことにした。
「いいです、臭くても。症状が改善するのであれば。」そう答えて。
しかし、実際は、顔で笑って心で泣いていたのである。
わたしのフランス薬史上初の、サイアクな薬ではないかっ!!!
今までいろんな薬を飲んできたよ、デカいのやら、マズいのやら、ジェル状のやら、ね。
あぁ、いろいろあったさ。でも、どれも乗り越えてきたよ。
しかしねぇ、今回のは、あまりに手強い相手じゃないかい?
一体どうするよ・・・
ちょっと、怖気づくワタシであった。
ちなみに、アンプルの接写です。↓
こうして見ると、なんだかキレイなんだけどねぇ・・・
あぁ~、これがレモン味とかだったらなぁ・・・ってムダな希望を抱くワタシ。
去年の夏、阿蘇山へ行った時、なぜか夫が興奮して「この黄色い石が欲しい!」と
珍しいことを言い出した。それは硫黄の小さな塊だった。しかも、「飛行機への
持ち込みは制限されております」なんてのが説明にデカデカと書いてある状態で
売られていたのを、帰国の際に必ず飛行機に乗ることがわかってる夫が、欲しい!と
言うのです。わたしは硫黄の鉱物見本はまだ持ってなかったので素直に買わせて
あげたけど、飛行機も問題無かったけど、今まさにその硫黄の塊がアタマをぐるぐる
回っているのです。あぁ、うらめしや、硫黄・・・
実はまだ、怖くてこの薬を使ってません。
今夜戻ってくる夫を待って、試してみようと思っています。
お味の程は・・・・・・
(以下、次号。 涙)