なんだか、乗り出した船って気分になってきたので、叔父についてもちょっと
書きますね。
わたしの実家は父が長男なので、昔はよく親戚が集まっていました。
わたしが中学生の頃だったかな、いつものように叔父・叔母・いとこたちが
沢山来ていた時のこと。
夕食はいつも仏間で宴会。途中で子どもたちは飽きてくるので居間で遅くまで
遊んでました。そんな中、時々叔父たちが1人・2人と居間にやって来ては
コーヒーを飲んだり、タバコを吸ったりしてたんです。
夜でもコーヒー飲みたがる叔父がいて、いつもわたしがコーヒー作ってあげて
いました。そんな叔父が、昔話をしてくれたんです。
おじさんがさぁ、子どもの頃にさぁ、やこちゃんと同じ小学校行ってた
頃にさぁ、学校で写生やってなぁ。
先生にえっらい怒られたことがあってさぁ。
なんで怒られたのかと言うと、
オレが、空をピンク色に塗っちゃったからなぁ。
ハハハ~(笑)
すんごいショックだったよぉ~。
「真面目にやりなさい!」ってよぉ~。
少年だった叔父は、一生懸命がんばって絵を描いていたはずで、しかも
彼の目に見えたまんまを描いていたのですね。
少年にとっては褒められて当然!というくらい自信を持っていたはずなのに、
先生には思いがけず怒られてしまった。そんなショックな体験が、何十年
たった後にも忘れられずに残っている。今でこそ、笑って話せるけれど。。。
わたしは、その叔父の話を興味深く聞きながら、なんで叔父がその時「ピンク色」
に塗ってしまったのかを考えました。その時はうまく答えが出せなかったので、
また数年後、同じ話を叔父に聞いたことがありました。
それでも、うまく答えは出せませんでした。
わたしの疑問は、
「なぜ空がピンクに見えた叔父が、なぜ確実にピンク色の絵の具を使うこと
ができたのか?」です。
叔父が確実に(叔父に見えている)空の色の絵の具を取ったとしたら、それは
多分、本当にわたしたちの見る空の色に近いと思うんだけれど。
だって、手元の絵の具の色だって認識間違いを起こしていると思うから。
つまりですね・・・「なぜ叔父は、水色の絵の具を取らなかったのか?」という疑問。
(ややこしいですねぇ・・・汗)
これについて、結局明確な答えは出せないままに終わってしまったんですが、
その後わたしが考えたのはこうです。
「空の色は、光そのももの色。透過の色。例えて言うならテレビのような色。
しかし、絵の具の色は、絵の具に光が反射した状態を見ている色。反射の色。
例えて言うなら絵葉書の色。」
これが、空と絵の具の大きな違いです。
ここにポイントがあるのではないかと思うんですが・・・。
色を分解してみると、色の三原色は「赤・青・黄」ですね。全部足すと(理論上)黒に。
光の三原色は、「赤・青・緑」ですね。全部足すと白に。
あとは、距離の問題も考えられます。
絵の具は手元にある。(目から非常に近い距離。)
空は遠く高いところ。(目から非常に遠い距離。)
これも何か差を生み出す原因になっているかもしれません。
見えたまんま、絵の具を取り出したとしたら、色の認識間違いもそのまんま
繰り返されるはずなので、空の色がピンクに感じられた叔父も必然的に
ピンク色の絵の具だと思って水色の絵の具を取り出すのではないかと。
しかし、そうではなかった。
ここには、色の見え方の違いだけではなく、この両者の色を「混同しやすい、
判断がつきにくい」ということが非常に大きく影響しているのかもしれません。
わたしにとってこの、「混同しやすい、判断がつきにくい」という状況は
決して自分の身には起こらないことなので、子どもの頃にその話を聞いて
とても驚いたのです。そして、いまだによくわからないまま。
色弱についての本には、薄い灰色、薄い水色、薄いピンクあたりが
区別がつきにくい、と書いてありました。(たぶん、ピンクはもう少し濃い
ほうが、より「見わけが付きにくい色」になると思います。)
あとは、その色の面積が小さければ小さいほど、判断がつきにくくなるとも
書いてありました。
(今現在どうなのかは知らないのですが、本によると、かつてはこのことが
就職試験で色弱判別として使われていたそうです。事務職の採用試験の
際に、この3色それぞれの紙で作られた書類を用意し、ごちゃ混ぜにして
置いておき、それを分類する時間を計るというものだそうで。当然、色の区別
が簡単につく人たちは早く終わるし、区別がつきにくい人は常に文面で判断
しなければならないので時間がかかってしまいます。それを、仕事の処理能力
の差として採用しない言い訳にしていたそうです・・・。)
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<おまけ>
このわたしの文章で初めて色弱について知った人は、ちょっとビックリだった
かもしれませんね。
でも、色盲・色弱でない人たちでも、視界の端っこは「白黒」なんですよ。
家でも簡単にできるから、実験してみてください。
(この実験には2人の人間が必要。)
まず、実験を体験する人。
椅子などに腰掛け、動かないようにする。頭も動かさず、前の一点を見つめる。
その状態でもう1人が、何かハッキリした色のものを持ち(例えば真っ赤な
りんごとか)、それを体験者の体から1mか2mくらい離れた位置で、目の前から
耳の前に向けて、できるだけゆっくり移動させます。
(体験者は、それを目で追ってはいけません。あくまで一点をみつめる。)
これで、耳の前に物体が近づいてくると、そこで急に物体が白黒になるのです。
(それより先に進めると、もう物体は視界を飛びえるので、認識されません。)
大学の頃、視覚に関する授業でこれを習い、家で実験してたんです。
やっぱり白黒になりました。ビックリでした。
ここに引っ越してきたのが2004年の春。そして、夏にこのジャスミンの苗を
特価で買ってきたんです。植えた年は花がつかず(当然か・・・)、翌年の
2005年にようやく少し花が咲き、そして今年はけっこう咲いてくれたので
嬉しいんです。中庭に、ジャスミンの良い香りがしています。
庭っていうのは、1年でできあがるものでは無いですね。
やはり5年くらいは最低かかるのでしょうか。
買って来た鉢を並べるだけなら簡単だけど、苗で買ってきた植物を、その場に
合うように育てていくには数年かかります。そしてそうする中で、「適応しな
かった」植物は、自然淘汰されていく。
風が無いとダメな植物は、風通しが悪いだけで枯れてしまいます。
ウチでは、ラベンダーやタイムがどうしても育ちません。これらは風通しが
良くないとダメなんですね・・・。
去年12月に買った、白花あじさいの苗、今年の春にグングン延びて、
今まさに、白い花を次々に開いていってます。大きな花が10個余り。
他には、ウチで挿し木をして増やしたフクシャがまた今年も咲き始めよう
としています。
バラ、去年苗を増やしたのですが、まだ今年は1つしか花がついてません。
株が太らないとダメなのかな・・・。
バラは育て方が難しいと思いがちだけど、本来的にはバラは丈夫なのだ
そうです。ただ、改良を重ねられた品種は病気に対して弱く、原種に近い
ものほど丈夫であることを知っておけば、初心者にも育てやすいものがわかる
んだそうです。
あとは、風通しと太陽に頼むのみ。
ウチではこの二つが弱いので難しいかもしれませんが、園芸店のお兄さんが
言ってました。
「日陰でもバラは育つんですよ。ただ、成長が非常にゆっくりになり、花の数は
日向に比べると減りますけどね」と。
日陰でも、バラは育つ。花もつける。そんな言葉にちょっと慰められ。
夫の実家から引っこ抜いてきた野ばら。もう2年になりますが、今年ようやく
シュートを出してくれました。来年こそは、花がつくかな?
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中庭の花を画像でお伝えしたいのですが、カメラが・・・。
でも、多分今週中にはなんとかデジカメが復活しそうです。
壊れていたのがバッテリーチャージャーとの接続部分だったので、
(カメラ本体から外した)バッテリーに直接チャージできる「万能チャージャー」
を夫がネットで注文。明日・明後日にでも届くのではないかと思います。
先の話題の続きで、色弱のお話です。
(何度も同じ話をしていたらゴメンナサイ。でも、きっとまだ聞いたことのない
お友達がいると思うので、書きます。)
色弱についての話の前に、誤解の無いように。
わたし自身は色弱ではないし、本を読んだ程度の知識しか無いので素人です。
ただ、身内に色弱の人が何人かいるので、そういう人たちから聞いた話などを
書きます。
「色弱」と一口に言っても、程度など人それぞれに違うようです。だから、
「色弱の人はこういう風に見えるんだ」という定型のようなものは無いようです。
例えばアレルギーが人それぞれに違うように、色弱もまた人それぞれ。
色弱の人は一般的に「信号機の色の判別がつきにくい」そうです。
それは本で読んで知識として知ってはいたし、実際に色弱の叔父が
「信号は大体位置で覚えてる。」って言っていたのを聞いて知っていた程度で、
色弱の運転者に信号機の色を聞かれたことなどありませんでした。
それが・・・
わたしが夫に会いにフランスに来た時のこと。
早朝のCDG空港に着き、(現)夫の車に乗りました。朝すごく早起きして
疲れていた彼の運転する車でパリ市内へ入った時、彼はわたしに突然、
「今、信号何色!? オレンジ!?」と、それまでの会話を遮って言いました。
何色?って・・・!! この人、アタマ大丈夫なの??? それにオレンジって・・・
とりあえず「red」とだけ答えておき、ドキドキしていたら、その一瞬後で
「ボク、color blind だからねぇ」と言うのです。
あぁ、なるほど・・・。これで彼の頭おかしい疑惑は解消したのですが、
色弱の人ってそんな風に信号の色がわからなくなるのね、というのはわたしに
とっては相当ショッキングでした。
こんな風に信号機の色がわからなくなる瞬間があるというのに、この人は
車の運転が怖くはないのだろうか?なんて思っていましたが、夜の運転などは
嫌がるのですが、昼間元気な時の運転は特に嫌いではない様子。
つまり、集中して色を判断することができるだけの精神力(気力)があれば、
運転はさほど苦にならないようで。(運転に人一倍気を使う、ということですね。)
本当に、それからずっとです。夫の色弱に振り回されるわたしの人生が
始まったのは。まぁ、本人が気にしすぎるよりはこのくらいのほうがいいん
だろうと思うから、わたしも一緒に居られるんですけどね。
日本だったら、就職の際に差別的に扱われたりする場合もあるそうで、
そういうこともあり、一般に色弱であることを隠そうとする傾向が強いですよね。
しかし、ウチの夫が言うには、子供の頃に学校で色弱であることが検査の
時などに周囲の子たちに伝わると、夫は一躍ヒーロー状態だったそうで。(汗)
「オマエ、色がヘンに見えるんだってな!どんな感じなんだ??」とか
言いながら友達が沢山集まってくるんだそうです。
その上、自分の叔父さんが全色盲(世界が白黒に見える)だと言うと、さらに
「ぉぉぉおおおおおお!!!!」とくるらしいです。
(全色盲の人は少ないそうです。)
フランスという国がのどかなのか、それとも、のどかなのは夫の頭の中なのか。
そんな夫も、さすがに色選びやコーディネートには苦労するようです。
服を買いに行く時は必ずわたしの同行を求めます。いや、わたしにセンスがある
からではなくってですね・・・「色発見器」として使われてるんです。(汗)
夫:「このズボン、何色?」
わたし:「茶色がかった深緑。」
夫:「あー、その色もう持ってるから、他のにしよう。」
こんな風に、一瞬で色を判断してくれる器械なのです、ワタシは。
仕事着のズボンとシャツの色を「茶系統」「グレー系統」の2種類に分別して
着まわしているのですが、その際にもわたしに聞いて一週間分すでに
着まわし方を決めておいたりとか。
まぁ、こういうちょっとの気遣いで何も苦に思うことなく暮らせるのですから、
差別的に見ること自体に疑問を感じます。
たとえば信号機の色にしても、「信号機の光る部分の形を○△□などという
ふうに形を変えれば良いのでは?」というアイデアが本に書いてありました。
確かにそうなのです。その、ほんの少しのアイデアで、世の多くの人たちが
もっと気楽に暮らせるようになるはずなのに。
神戸の震災の後の神戸を紹介していた番組(もう何年も前の話です)にて、
色弱の男の子が花壇のコーディネーターになろうとしている様子が放送
されていました。
「色弱の人ならば、さぞかし独創的な色使いができるのでは?」なんて思って
いる人がいるとしたら、「場合によってはそういうこともあるのかもしれないけれど、
そうでないことが多いらしい」と言っておきます。実際に、その番組に出ていた
男の子は苦労していると話していました。
自分が良いと思った色の組み合わせが、他の(健常な色覚の)人たちに
とってとんでもない色合いだったり。
色弱のレベルが一定であるならば、ここで日本の総人口のうち色弱の人の
割合を出して、「○万人の色弱の人がいるのですから」と言って色弱の人にも
楽しめるような色彩にすることも可能なのかもしれませんが、一人一人の
見え方が違うので、そうはいかないみたいですね。
「○○人中、○人の割合で色弱の人がいます」といわれたところで、色弱の
人の数が多いことがわかるだけで、それが何かの基準を生み出すところには
つながらないのですね。
(例えば、車椅子を使用する方のために歩道の幅を広げましょう、みたいな
一般的な基準のことです。)
先の話題で書いた通り、光の具合によって、同じものが違う色に見えること
があるようです。
太陽の光(朝の光と夕方の光)、裸電球、蛍光灯・・・どれも色の感じが違う
ので、例えば「■マゼンタ」のような色は、場合によっては■(紫)のように見えたり、
■(赤紫)や■(ピンク)のように見えたり・・・するようです。
そのほか、素材の違い(コットン、化繊など)によっても、光沢の差が出るので
色の認識の際に混乱したりもあるようです。
夫の場合で言うと、顕著なのが■と■の混乱です。正常色覚者から見れば
どう考えても間違いようのないこの二つの色を、色弱の人は「どっちかな?」
と思う場合があるようです。それも、ハッキリと間違って認識するのではなく、
その日、その時、その瞬間ごとに間違って認識していたり、正しく認識して
いたり・・・と違うんです。だから、自分の■色のカバンを指して夫が「茶色のかばん」
と言ったりすることもしばしば。(もう8年くらい同じカバンを愛用しているん
だから、いい加減色名も覚えたらどうなんだ!と思うんですけどね・・・。)
色弱で一般によく知られているのは、赤と緑を混乱するタイプだと思うの
ですが、夫にその辺りを聞いてみたところ、どうやら夫はこの二つは大体
区別できてるみたいです。(この二つがくすんで茶色や深緑色になってきたら
判別が難しくなってくるようですが。)
こんな感じで、色弱の人の視界はミラクル・ワールドです。
でもね、それを一緒に横で見て、感じてみる努力をしてたら、案外と楽しい
ものなんですよ。 へぇぇぇ~~~っ と、その違いに驚きます。
世の中の、色覚正常者たちがみんな少しずつ見方を変えてみたら、もっと
色弱の人たちが気楽に暮らしていけるようになるんじゃないかな~と思うん
ですけどね。そのためには、まず、知るところから・・・かな。
パリで、ウチほどサッカーに無関心な夫婦もめずらしいのではないかと思います。
先日、「ブラジルvsフランス」がありましたね。これは両国民でなくとも熱くなって
テレビの前に座り込む対戦なのではないかと思うのですが、ウチは全くそんな
ことはなく、それでもめずらしく夫がこの試合にチャンネルを合わせたので
最初しばらくは見てたんです。
夫が窓を少し開け、近所中の歓声をBGMにして立体的に楽しもうとしてました。(笑)
何かあるごとに、近所から「ウォエ~!!」みたいな叫び声が聞こえてきて、
「アーレ・レ・ブルーゥ! アーレ・レ・ブルーゥ!」と応援歌?が響きます。
しかし、しかしですね・・・我が夫婦、こともあろうに、試合途中で退席した
のです。(笑)
夫:「サッカーって、なかなか点が入らないよねぇ。見ててタイクツ・・・」
わたし:「・・・・。」(返す言葉が無い。)
夫:「もっとこう、何か、(アクションが)あるといいんだけどねぇ。」
ジダンがゴールをキメそうでキメないんだから、見ててイライラしてきます。
わたし:「もうベッドに行くね・・・。」
まずはわたしが退席。(ベッドで本でも読もうかと思って。)
そして夫も後に続きます。(10時だけど、真剣に寝ようと思ったらしい。)
夜の10時過ぎ、夫婦仲良くベッドの中。
夫、心地よい眠りに落ちた様子・・・軽い寝息が聞こえてきます。
わたしは寝転がって「見仏記」を読む。
すると、近所からの歓声が聞こえます。
ウォエ~~~~!!!! アーレ・レ・ブルーゥ!! アーレ・レ・ブルーゥ!!
だってね、ウチの部屋と床下以外の全方向のお宅でサッカー見て大声あげて
るんですから、窓閉めてたって聞こえてきます。。。
上からは床を足で踏みしめる地響きのようなものまで。。。
そして、11時頃だったか、しばらくの間騒ぎが続いて、そして急に止んだのです。
「あ。試合終わったのかな。」なんて思って、やり過ごすわたし。
(ちなみに、わたしは耳栓して本を読んでました。でもそれでも歓声は聞こえて
きてたんですよっ。)
翌朝起きてようやく、フランスがブラジルに勝っていたことを知ったわたしたち。
なんとまぁ・・・フランスにおいては非国民状態ですね(苦笑)
でもでも、このフランス勝利でシャンゼリゼ辺りはすごい人出になっていたようで、
車が2台燃やされたってニュースで言ってたんです。炎上の場所がどこだったのか
までは言っていなかったんですが、騒ぎが起きたのはシャンゼリゼだったらしいし、
燃える車の後ろにカルチェの店が見えたと夫が言っていたので、やはりあの辺り?
ウチほど無関心でなくってもいいと思うけど、ここまで騒がなくっても・・・って
思いますね。喜びの表現もホドホドに。。。
(ってきっと、騒ぎ屋のしでかしたことなんでしょうけれど。)
今朝、久々に「出勤」した夫。
3週間の学校生活の後、またいつものように出勤する日々が再びはじまり
ました。いつものように、午前7時15分頃から朝食。
朝食用にジャムをテーブルに出しておきました。夫の作ったいちごジャムです。
コーヒーを入れて、パンを出し、さぁ食べようって時になって夫は急に“呼ばれて”
トイレに駆け込みました。(笑)
なのでわたしだけ先に食べはじめました。
で、夫が戻ってきて開口一番、「あれ???これ、いちごジャム?」
言われてこっちが目がテンになっちゃいました。
前からすでにこのブログでも話していますが、夫は色弱なのです。
だから、自分の色の感覚が突如として変化することに夫自身戸惑うことが
けっこうあるみたいなんです。
今朝のジャムで言えば、トイレに行く前まで、夫の目には「中のジャムが
緑色っぽく見えたから、ミラベルのジャムかと思った。」んだそうです。
(ミラベルのジャムは黄土色であって、緑じゃないよ!とツッコミを入れましたが。)
どう考えても、ミラベルの黄土色といちごの真っ赤は違います。
でも夫は錯覚してしまったようなのです。
そしてトイレから戻ってきた夫は、わたしがパンに塗って食べているジャムの
色を見てはじめて「赤い」ことに気が付いたのだそうです。
わたしの理解している状況説明:
「夫の頭がしっかりして無い時(寝起き・疲れた時など)」に、
「他の色との比較をせず自分の脳内だけで色を判断しようとした」場合、
「その場の光源が弱ければ特に」、
「色の認識の混乱が起こる」のではないかと。
つまり今回の場合、寝起きでボケッとしてた頭で、深く考えずに勝手に
「ミラベルのジャムかな」なんて思ってしまい、色を確認することを怠って
いた。後ほど改めてジャムの色を見ると、ぜんぜん違う色で驚いた。
ということなのです。
しかし楽天的な性格の夫は、自分の色弱に対して全く悲観的ではなく、
こういう場合でも「ハハハ~、驚いちゃったよ~(笑)」なのです。
夫1人でビックリして面白がっているぶんには良いのですが、時に人を
巻き込むこともあるので要注意。
ズボンを新しく買った際に「お直し」をしてもらい、後日引取りに行った
時のこと。夫は引き換え用のチケットを手渡しながら、「緑色のズボンね。」って
要らぬことを言ってしまったのです。それをまともに聞いてしまった店員さん、
さんざん緑のズボンを探してくれて、でも無くって、「お客様、無いんですけど・・・」
って。そりゃ、あるはずありません。夫のズボンは茶色だったんですから!
お店から戻ってきた夫。「えっらい時間かかっちゃったよ・・・まったく。」と文句
言ってました。(一体誰のせいで無駄な時間かかったと言うんだよ!!!)
自分の責任だということに、全く気が付いていません。。。
こういうことがよくあるにも関わらず、夫はしつこく「色指定」をするのです。
「そこの・・・紫色の、取って。」なんてわたしに言います。
わたしは、“そこ”らへんにある紫色したものを探すのですが、紫色をした
ものが無い場合がけっこうあるんです。は??と思って問いただすと、実際は
それはピンク色っぽかったり。青っぽかったり。わたしにはとても紫には
見えない色なのです。
そういう混乱を引き起こすのだとわかっていたら、わたしだったら「そこの編み物の
本を取ってくれる?」などと明確にわかる方法を使って指示すると思うのに。
夫ときたら、「オレ様色覚」を通用させようとする・・・。
まったくもぅ・・・(汗)
いままでに何度か夫に忠告したことがあるんです。
「(わたしを含み、)人をふりまわしてるじゃないの」って。
それでも夫は、
「だって、僕には確実に○色に見えてたんだから、仕方ないじゃない」
と言って引き下がりません。
(こういう人と一緒に暮らしていると、けっこう疲れるんですよ~。)
色覚異常は病気とかではなく体質なので、そういう人がいて当たり前なの
ですが、ただ、人と感覚的に違うということがわかっていれば、そういう相手の
感覚を承知した上で話をすすめていくのが妥当なのではないかと思うのよね。
たとえば、わたしは夫との色覚の違いを念頭に入れた上で、
「そこの赤い本、○○って書いてあるやつ、それ取って。」なんて言うように
してるんですから。夫にだってできないはずはありません。
ズボンのお直しを取りに行った時だって、店員さんにもしも色を聞かれたと
したなら「緑・・・だったと思うんですけど、僕、色弱だから。」って言えばいい
んじゃないかと思うんです。そう答えられたら、店員さんはチケットの番号を
頼りに探すと思うから。(なのに、いらんことしぃの夫は、聞かれてもないのに
色名を言うし・・・汗)
日本の、わたしのいとこや叔父にも、何人か色弱の人がいます。
日本だったら色弱であることを隠して当然のような風潮があって、だからこそ
一般の認識もまだまだ低い様子。
夫を見ていると、「この人くらい色弱をなんとも思わずに過ごせるように日本も
変わっていけばいいのに」っていつも思うんですが、たまに夫に
「少しくらい自覚してくれよ・・・」って思うことも・・・。(汗)
一般に「正常」と言われている色覚を持つ者と、「異常」と言われている色覚
を持つ者が世の中に一緒に暮らしているわけですから、コミュニケーションを
取る場合、お互いに歩み寄る必要性があると思うんですよね。
みんなの周りにももしかしたら、それと言っていないだけで色弱や色盲の人が
いるかもしれませんから、うちの夫のような話を頭に入れて、「あれ?」と感じる
ことがあった場合には参考にしてみてね。(色弱の人口は案外多いのです。)
金曜の夜遅くにパリに戻ってきた夫。
土曜は普通に過ごしたけれど、日曜は午前中に“あること”に気が付いてから
イライラしていました。
その“あること”とは・・・
「懐中電灯の不在」でした。
夫が古道具屋で買ったお気に入りの旧式懐中電灯が、所定の場所に無い
ことを発見したのです。(わたしは気付いていなかった・・・)
おかしい・・・おかしい・・・おかしい!!
午後から本格的に家捜しをする夫。
紛失場所と思われる居間から、廊下、寝室、バスルームと全部探して
いました。最初はわたしも少し手伝ったけれど、夫のあまりの執念深さに
呆れてきたのと、なんだかそこまでする気力が無かったのとで、「それ、本当に
今ぜったい探さなきゃダメなの???」と言い残し、わたしはわたしで
プチ・コン水槽の掃除をしたりしていたのでした。
お昼寝をして起きても、まだ夫は探し続けています。
もう呆れてモノも言えません・・・・・・・
懐中電灯が家の中で紛失した、という不可思議な出来事以上に、夫のこの
異常ともいえる執念が不思議でなりませんでした。(汗)
(学校での勉強も、これくらいがんばってくれたなら・・・・ おっと!)
夫:「最後に使ったのは居間だから、ゼッタイにここにあると思うんだけど。でも
ぜーんぶ探したけど、無いんだよ・・・・(悩)」
わたし:「そのうち出てくるんじゃない?」
夫:(さらに探す。)
とうとう、夕方までずっと探してました。
そして、懐中電灯以外のモノを沢山見つけてしまってました。(汗)
夫:「コレ、もう読まないんじゃないの?捨てるよ?」
「コレ、要るのと要らないの分けて捨てたらいいのに。」
「コレもね・・・」
わたし:「うるさーい!! それも今ぜったいにやらなきゃダメなの???(怒)」
結局、夫が見つけたのは数々の「整理すべきもの」の塊と、ホコリの山だけ。
まさに「大掃除」状態でした。(苦笑)
実はワタクシ、昨日はちょっと貧血気味でして、あんまり動く気力が出なかった
んです。それなのに夫ときたら・・・自分のペースで物事を進めていく。
わたしの「大掃除ボルテージ」が上がるような状況であれば、積極的に
参加して、「懐中電灯さがし」という名の大掃除をしたと思うんだけど、
昨日はどうもそんな気にはなれなかったのでした。(体力的に。)
そして夫のイライラがわたしに伝染・・・。ムカッ!!(怒)
そのまま夕方まで続き、耐え切れなくなった夫がわたしに言います。
夫:「最後に使ったのは、このあいだA子ちゃんが泊まりに来てた時
だったから・・・ 彼女、最後に置いた場所覚えてないかな?」
大体こういう時はいつも“灯台下暗し”で思わぬ所から出てきたりするので、
こんなことでいちいち友達の手を煩わせたくはなかったのですが、夫が
「家中探したけど見つからないんだから」と言い張るので、仕方なしに彼女に
メールで聞いてみることにしました。
すると・・・日本時間ではすでに真夜中を過ぎていたにも関わらず、A子さんは
親切にもすぐお返事をくれたのでした!(感激!)
で、お返事には、最後に置いたのは“ソファーベッドの上”だとありました。
何!?!?
ソファーベッドの上・・・
夫がソファーを探ります。そして、夫の手がなにやら固いモノにぶつかります。
!!!!!
なんと、懐中電灯がソファーの中から出てきました(笑)
A子さんが寝ていた、居間のソファーベッド。畳むのが1人ではちょっと大変
なのと、夫がいつもやっていて手馴れているのとで、わたしは夫がお山の学校
から戻ってくるまでその乱れたままで放置しておいたのです。
で、土曜日に夫はそれをきれいにソファーにしてました。
その時に、確認も何もせずに全てを戻していたのは夫。
そして土曜から日曜にかけて何度もソファーに座っていたはずなのに
全然気が付いていなかったのも、夫・・・。(わたしは椅子に座ることが多く、
ソファーはあんまり使いません。)
なはは~ん。
夫:「あったあった~!いや~、ヨカッタヨカッタ。これで今夜は安心して
眠れるよ♪」
とメチャクチャ陽気になる夫・・・。
(A子さんには、お礼のメールを即入れました。)
まったく、人騒がせな・・・・・・
前回書いた「カミロボ」のDVDと一緒に、この「わすれもの」のCDも包みの中
に入っていました。お友達のK子ちゃんがわざわざ送ってくれたこのCD、実は
これも我が大学の卒業生の方の作品なのです。
わすれもの Rei Harakami 『うっかりしてました。』
『うっかりしてました。』というのは、どうやらサブタイトルらしい。
↑アマゾンのページにリンクしてみたけど、残念ながらジャケット写真が
載っていませんでした。でもレビューが読めるので見てみてねっ。
K子ちゃんからあらかじめ「いいのよぉ~」って聞いてはいたけど・・・
ハラカミさんの名前は在学中から一応知ってはいたけれど・・・
実際に耳にしてみるまでは、わからないことだらけだった。音ってそうよね。
聞いてみないとわからない。「百聞は・・・」なんて言うけれど、音の場合は
見ることもなかなかままならないのだから。この場合は「一聞は・・・」に
なるのかな。
あ、今しがた、レコード会社のサイトのほうでジャケット写真を発見しました。
これです
しかし、ここで奇妙なことに気が付きました・・・。
ちくわが無い!!!
ジャケットの写真自体はおんなじなのに・・・わたしのもらったCDのジャケット写真
には「ちくわ」が1本写っているのです。ナゼ???
実はコレを見せたかったのにぃ。
「ハラカミさんがパリでライヴをやるから」というK子ちゃんからのメールを
わたしが開いたのがなんと当日の朝で、それでもウチの隣の区なので
行く準備には十分すぎる時間があったのだけど、なんせけちんぼな夫が
いるもんでね・・・「17ユーロもするなんて!」と入場料をケチられて結局
行くことができませんでした。(涙)
(そんな、高くないよねぇぇぇ~?)
オッサンなんです、ウチの夫。夜10時には就寝ですから。。。
そんな、涙を呑んでしまったハラカミさんのライヴには、ゲストで元ピチカートの
小西康陽氏も出ていたのです。
ハラカミさんの音楽をどう言い表したら良いのか・・・。
CDを聴きながらそんなこと考えてたら、なんと、nobukazu takemura
の名前が目に飛び込んできました。竹村延和。そうだ、これだ!
竹村氏の音質なんですよ、ハラカミさんの音は。
でも、世界が違うんだと思う。
竹村延和の名を知る人にはぜひレイ・ハラカミ音楽に触れてみてもらいたい。
(って今更言わなくてもそういう人はすでに触れてるね。ゼッタイ。)
レイ・ハラカミさんのライヴツアーのスケジュール
7月には東京・名古屋・大阪だそうです。
(ミュジニーさんあたり、名古屋クアトロ、どうですか?)
あ、うっかりしてました。肝心な「ちくわ」の話を忘れてました。
実はこのライヴのツアータイトルがなんと、
ふっくらなのにしわしわライブツアー
って言うんです。
なんじゃそりゃぁ~??と思いつつもこのタイトルが気に入っていたわたし。
そして、CDが届いてみて真っ先に目に入ったのが、ジャケットのちくわ・・・。
最初は気が付かなかったけれど、それはじわじわとやって来た。
「ふっくらなのに、しわしわ・・・ ちくわ!!!」
確信は無いのだけれど、多分、ちくわを意味しているのではないかと
思われます。多分ね・・・。
えっと・・・そしてさらに忘れてしまっていた、「ハラカミさんの音をどう言い表し
たら良いのか?」ということですが・・・
90年代、竹村延和という人がステキな音楽を発信し始めました。
いわゆるクラブミュージックなのですが、そういう方面にうまく馴染めな
かったわたしの胸倉をグッと掴んで離さなかった、竹村氏の音楽。
リズムに踊らされるのではなく、そこに本当に詩的感覚があったから。
多分、彼に刺激されて音楽界は変化を遂げていったのだと思う。(多分。)
そして今、わたしの耳に聞こえてきているレイ・ハラカミの音楽。
ここにもあの竹村氏の時と同じような、何か胸倉を掴まれるような何か
がある。もはやクラブミュージックの粋には収めきることができないのだと
思うのだけれど。(あまり一般的な具体性の無い説明でスミマセン。汗)
しかし、竹村氏とハラカミ氏の音楽には決定的な違いを感じる。
竹村氏が詩人だとしたら、ハラカミ氏は写真家だろうか?
ハラカミ氏の音を聴いていると、たとえば街を歩いているような、雑踏の
ような気がしてきたから。そこには好ましい音も好ましくない音もあるけれど、
そこに生活や命を感じる。冷たいエレクトリックで単調な音で構成されて
いるはずなのに、人間臭い雑踏を感じるのです。
こんな音が使われたアニメとか映画を観てみたいなぁ・・・って思いました。
(良いBGMを作るのって、良いセンスが無いとできないんじゃないかって
思うのよね・・・。)
そんなハラカミさんの作る音、ちょっとだけでも聴けないの???なんて
今イライラしはじめたアナタのために!
ここでお試し的に聴けます
(しかも、ここのジャケット写真には“ちくわ”が写ってる♪←ポイント高い。)
ハラカミさん、お台場のプラネタリウムの音楽もやってるんですって。
なんていうか、ハラカミさんの音は宇宙チックでもあります。
プラネタリウムに行ってみようかなぁ~なんて思ってる人は、お台場へ♪
きっと、かっこいい音と映像が迎えてくれることと思います。
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今しがた、アルバム「わすれもの」を紹介した良いサイトを発見!!
視聴もできるみたいです。
みんな、急げ!!
http://www.musicmine.com/release/details.asp?pid=0000000844
解けたと書き、そしてさらにアマゾンからのメールの話も書いたけれど・・・
実は、話はそれだけに留まらなかったのです。
さらなる みうら返しが・・・!!
お仕事関連のDVDを送ってくれたおともだちのK子ちゃん。
旦那様の会社で作ったDVDだったんですが、内容もビックリです。
なんと、これまた大学時代のクラスメイトのお仕事ではありませんか~。
思えばわたしたち、大学1年目に同じクラスにいましたね・・・。
(ぜんぜん喋らない、存在感の無い子でスミマセンでした。そのぶん今
これだけ喋ってますから許してね。苦笑)
あの時、いつも1人だけズバ抜けた奇才ぶりを発揮していたYくん。
戦隊モノとプロレスが好きなYくん。
赤マムシとカレーパンのYくん。
そんなYくんは、それから10年の後・・・「カミロボ」で世に名を轟かせることに。
Yくんゴメンね、実は、瓜生山プロレス一度も観に行ったことありませんでした。
プロレスはキライなんです・・・。
でも、makiちゃんに以前もらったカミロボDVDを観てビックリでした。
さすがはYくん。妄想の完成度の高さも普通じゃないです。感激です。
プロレスが好きではないわたしにさえも、その熱いキモチが伝わってきま
したから。
みなさん、そんなカミロボって、こんなんです。↓
http://www.kami-robo.com/
カミロボの意味は簡単。紙で作られたロボットです。
でも、カミロボの真意はそんな簡単なものでは無いようです。
プロレス好きの人が一旦カミロボを手にしたら最後、脳の中ですでに
キャラが決まり、ゴングの音が聞こえてくるのでしょうから・・・。
送ってもらったDVDはまさにこのカミロボのであり、題して「カミロボプロレス!!」です。
(↑ぜひ、アマゾンのカスタマーレビューを読んでみてください。カミロボのスゴさ
が語られていますから。)
で・・・ここからが肝心の「みうら返し」の話なんですが(苦笑)、
なんと!なんとですね、実はこんなところにまでみうらじゅんが・・・
「マイディア・カミロボ」インタビューですって。
(しかも、このDVDには安斎肇も入ってるし・・・)
してやられた!!
これは・・・もしや、誰かに仕組まれたことなのでしょうか。(謎)
今週はワタシの「みうら週間」・・・???
決着をつける決心が固まったのです。
大学生の頃、よく「タモリ倶楽部」などの深夜番組を見ていました。深夜番組の
メンバーって大体決まっていますね。彼らの持つ雰囲気で言うならば、
「胡散臭そうな人たち」って括りです。
そんな、胡散臭いーズな1人であった みうらじゅん氏。
わたしにとってはアンタッチャブルな領域でした。
深夜番組で、いとうせいこう&みうらじゅんがお寺を訪ねるのを放送していて、
後にはそれが本になったと宣伝までしていた。
このカップル・・・怪しすしぎる。
もう、その外見だけで引くだけの理由は十分って気がしてました。
で、いとうせいこうとみうらじゅんは、その頃からわたしの脳内の「開かずの間」
に封じ込められいたのでした。
その封印を解いたのは、友達からもらった1冊の本。
いとうせいこう著 「ボタニカル・ライフ 植物生活」 です。
これには参った。もう降参!って気分になりました。
それでまぁ、みうらじゅんも解禁となってきたワケなのです。
(単純に言えば、ボタニカル・ライフ内に登場した酔いどれたみうらじゅんの
発言が面白かったから、なのです。)
で、本当に今更ながらですが・・・買ってみたわけです。
「見仏記」 いとうせいこう、みうらじゅん 著 (角川書店)672円
実はまだ読んでいません。みうらじゅんの封印はまだ今現在は解かれて
いない状態。でも、それも時間の問題でしょう・・・。
てなことを考えていたら、メールチェックの際にアマゾンからのメールを発見。
いつもの宣伝だろうと思っていたら・・・!なんと、わたしが「見仏記」を
買ったデータを元に発信された宣伝メールだった。しかも内容が・・・
(以下、全文引用です。)
Amazon.co.jpのお客様、
『見仏記』をお買い上げのお客様は、DVDの『みうらじゅん &
安斎肇の「勝手に観光協会」宮崎県・高知県』もお求めのため、
このご案内をお送りしています。
『みうらじゅん&安斎肇の「勝手に観光協会」宮崎県・高知県』
DVD、2006/08/23発売予定です。 今なら¥878OFF。
「勝手に観光協会」
一体わたしにどうしろと言うのだ!!!
(次なる相手は・・・空耳~♪ ???)
射抜かれた気分です・・・・・・(グッタリ)
最近ブログ更新がペースダウンしていてごめんなさい・・・。
他にアレコレやってまして、なかなか時間が取れないのと、そしてやっぱり
カメラが手元に無いのが理由です。
カメラ問題は、来月はじめくらいには解決したいなって思ってるんだけれど。
どうなるかなぁ・・・。
ブログの更新は、まぁたまにはこういう時期もあるさっ と思って長い目で
見てくださいねぇぇぇぇ~~~!
ところで、金曜の朝から月曜の午後まで留守をしていたので、その間に
日本から届くんじゃないかと思われていた小包の到着を心配していた
のですが、火曜日、管理人さんがその小包を持ってきてくれました。
(ウチが留守だったので保管していてくれたんです。)
で、わたしが待っていた荷物は1個だったんですが、なんと!日本からの
包みが3個もありました。
ひょえぇえぇえ~~~! うれし泣きしそうですっ。
そのうち1つは、アマゾンで購入した本を母に頼んでまとめて書籍小包で
郵送してもらったものでした。えっらい時間かかりました。(1ヶ月半くらい。)
でも書籍扱いなのでそんなもんなのかなぁ。今回初めて利用したんですが、
母が言うには「料金それなりに高かったよ」ってことなので、今後は書籍
小包を利用するかどうか・・・わかりません。(ウチの母の金銭感覚もかなり
のものがあるので、一口に信用はできない意見ですが。)
で、肝心の「待っていた荷物」は、大学時代のお友達からの包み。
無事届いてよかった~~~。
彼女のお仕事関連のDVDやら本やら、いろいろ送ってくれました。
こうしてブログを介して一時期交流が途絶えていたお友だちともまた
気軽に会話できるようになって、とっても嬉しいです。
あの頃から、もう10年以上も経つんだなぁ~なんて思いながら・・・。
(K子ちゃん、ありがとう!)
そして3つめは・・・これは本当にビックリ・プレゼントでした。
わたしのブログにもちょくちょくコメントしてくださっている りえさん の
鳥さんサイトにて、一周年記念イヴェントがあって、それに応募した
「参加賞」が届いたんです。
実はわたし、応募したのは良いけど参加賞があるってところまでちゃんと
見てなくて(汗)、突然のプレゼントにビックリ!でした。
だって、とってもかわいい鳥さんゲームが中に入っていたんですから。
写真を撮って載せたいのに、載せられないのがムズい!!
(りえさん、るーちゃんからのメールだけでも嬉しかったのに、参加賞を
こんな遠くまで送ってくれて・・・本当にありがとねっ♪)
追記:かわいい鳥さんゲームの写真を見てみたい人は tikotikoさんのブログ に
載っているので、そちらで見てね~。
さて、母が送ってくれた書籍小包の中身ですが・・・
ムフフッ。
けっこう楽しい本が入ってました。(って、自分で選んで買ったんだけどね。)
そんな中の一冊を昨夜少しだけ読んでみました。
「たのしい 鉱物と宝石の博学事典」 掘 秀道 著、日本実業出版社(1600円)
掘氏らしいやわらかい語り口で書かれた、わずか3~4ページによる各種
鉱物の解説。多少の基礎知識はあったほうが読みやすいけれど、そういうの
無くても楽しめるんじゃないかと思う一冊。(写真はそこそこ載っていますが
主に白黒です。解説文を楽しむ本なので。)
久々に古い記憶を脳の片隅から引っ張り出してきて、懐かしさを噛み締め
ながらいくつかの項目を読みました。鉱物の世界にハマったのは、今から
もう10年以上も前になります。その際に、どっぷりハマるきっかけになった
のがこの本を書いた堀氏の他の著作だったのです。
あ、石について話を始めると長くなるのでこのへんにしときますね。(苦笑)
昔学校で、パブロフの実験について習いましたよねぇ。
犬の口に管を通しておき、犬に餌を見せると、まだ食べてもいないのに唾液が
出てきた・・・という実験だったと思いますが。
(あ、なんとなく違うみたいです。詳しくはこちらをどうぞ。)
日本人のわたしたちには、「梅干を見ただけでヨダレが・・・」っていう簡単な
実証方法がありますね(笑)
コレ、フランス人である夫で実験してみたんですけどね、梅干を見せても
「ヨダレは出ない」と言っていました。(梅干=マズい、という刷り込みは
あるようなんですが。苦笑)一定量の経験がベースとして必要なようですね。
パブロフが実験で得た成果は「条件反射」でしたが、この犬の話と似たような
こと(?)がぺこでも起こります。
これは、鳥の形をした栓抜きです。
これをぺこに見せると・・・
「ぺこっ!」
8割以上の確立で、「ぺこっ!」と言います。
(写真は2004年のものです。ぺこ・・・まだおこちゃま!笑)
実はコレ、教えたわけでも何でもないんですが、この鳥の栓抜きを見せて
遊んでいたところ、急に言い始めたんです。
以後、これを見せるとかなりの高確率で言うようになりました。
条件:「鳥の栓抜きを見せる」
反射行動:「“ぺこっ!”と言う」
わたしの実験はここにとどまらない。(笑)
それから一年以上経過し、この条件反射はゆるぎないものになっていたので
新たなる実験をしてみました。それは・・・
「バナナを見せるとどうなるのか?」です。
(バナナは黄色、鳥の栓抜きも黄色、どちらも細長い形をしている。ならば・・・!)
ぺこに、皮をむく前のバナナを見せてみました。
(初回だけ、バナナの皮に油性ペンで目玉を描いてみました。)
結果は・・・
「ぺこっ!」 (←笑)
夫に「バカ!そんなテに乗るなっ、それはバナナだぞ!」と言われるぺこ・・。
そんなぺこを、一体どう理解したら良いのでしょうか。
臨機応変型の鳥?
ストライクゾーンが広い?
応用力がある?
う~~~~ん・・・・・・(汗)
昨日は夏至の日でしたね。
日本では、ただニュースで「今日は夏至です」って言うだけの日だったかなぁ?
フランスでは、夏至の日=「音楽の日」です。
FETE DE LA MUSIQUE (フェット・ド・ラ・ミュジック)
音楽のお祭りの日です。
普段は騒音を立てると警察の人に怒られるのですが、この日ばかりは
誰でも大きな音で音楽を演奏することができます。なので街角には沢山の
アマチュア・ミュージシャンが出てきて、自分の自慢の曲を演奏したり、
歌ったり。道路が夕方から歩行者天国になる場所もあります。
毎年だいたいこの日は夫と一緒に近所を一巡して雰囲気を味わうんですが、
今年は夫がグルノーブルにいるので、わたしは1人っきり・・・。
家でやることもあったし、窓を閉め切ったまま、結局外には出ませんでした。
ウチのすぐ近くにアベス通りがあり、夕方そこを通りかかった時にはすでに
数軒のカフェの前の路駐スペースがカフェによって陣取られ、不法なテラス席
と化していました。(多分、この日ばかりは大目に見てもらえるのでしょう・・・。)
夏至の日の夜にアベス通りを歩くと、ものすごい人だかりと大きな音の音楽。
そして、アラブ風ソーセージ(merguez メルゲーズ)の焼ける香り・・・。
このソーセージをバゲットに挟んだサンドイッチが売られているんです。
とっても食欲をそそるにおいが漂っていて、ついつい買ってしまいます。
多分昨夜もそんな感じだったと思うけど、窓を開けなかったので音すら聞こえて
きませんでした。
そういうわけで、今年の夏至の日はなんてことなく過ぎていきました。
明日から月曜まで、グルノーブルです。
明日の朝早くに家を出ます。(ぺこは留守番です。)
電車に乗り遅れないようにしないと~!
ぺこには怖いモノがいろいろあるけど(アタマ部分に大きな飾りのついた
ペンとか、毛むくじゃらのぬいぐるみとか)、最近発見した、ちょっとビックリ?
な怖いモノのお話。
ぺこは綱渡りとぶらんこがスキなサーカス鳥です。なので、ヒモ状のものや
細い棒の上を移動するのが大好き。目の前にヒモをピン!と張ってやると
必ず乗ってきて、左右横移動を繰り返します。自らやるので、やはり
スキなのでしょう。
しかし・・・
先日ウチに泊まりに来ていたお友達が、帰国間際に置いていったもの。
「旅行用の物干しヒモ&ミニ洗濯ばさみ3個」
これをぺこに見せて、綱渡りをさせようと思ったところ・・・
ものすご~く腰が引けてて、あとずさり。。。
なんで???
ぺこのお気に入り(?)の鳥の形をした栓抜きも、ぺこの大好きなバナナ
も黄色で、黄色には良いイメージのあるはずのぺこ。でも、このヒモも
洗濯ばさみも黄色なのに、見ただけで及び腰。
一体どうしちゃったの???
翌日またぺこに綱渡りさせようと試みてみましたが、結果はやはり同じ。
一体何がどうしたと言うのか・・・。
もしかして、ヒモがビニール(塩ビ)でテカテカしているから?
いやいや、テカッていたって普段ならイタズラするし。
色が怖いわけでも無いはずだし。模様なんてついてないし。もちろん
毛もついてない。
ぺこって・・・・・・・・・わからん・・・。(謎)
まず、「ウィローモスって何?」 って思う水槽素人さんたちは、ここでひとまず
画像検索でも行ってみてください。
(知ってる人は、このまま先に進みましょう。)
ウィローモス、フランスでは買うとけっこう高い気がします。
パリ(ポン・ヌフ)では1袋10ユーロしてたと思います。
たかが水苔に1000円以上も!!!と思うと、この金額を出すのに
かなりの勇気が必要となります。
水草を買った際にウィローモスの切れ端が2~3本くっついてくることが
たまにあるので、以前はそれを繁殖させようとがんばってみたことも
あるんですが、なんせ成長スピードが遅いので・・・2~3本程度から
もさもさに成長させるのは非常に大変であり、「待てない!!」のです。
ウィローモスが欲しいなぁ・・・と常々思いながらも、なかなか手に入れる
ことができずにいました。
それが・・・
昨日、中庭の植物に水を撒いていた時のことです。
外の水道でじょうろに水を入れている間、じょうろに当たって飛び散った
水分によってスクスクと育ってきた水苔が足元にきれいに生え揃って
いるのを眺めていました。黄緑色でとってもきれいなんですよ。
で、そこでハッ!と気が付いた。
「これも水苔。ならば・・・・・・・・!」
この苔がウィローモスなのか、はたまた別の種類なのか、ってことはもう
この際気にしません。関係無いです。似てるから多分大丈夫・・・。
庭にあった、割れた素焼き植木鉢の破片を一欠けら拾い、水苔を
適当な量はがし、両者水洗いし、家に持ち込みました。
これから、手術です。
まず、きれいに洗った素焼きの鉢の破片に、テキトウに苔を置きます。
まんべんなく、ね。
そしてそれを活着させるために、細い糸でぐるぐる巻きに。
手術完了。
しばらく水にさらした後、プチ・コン水槽に入れてみました。
ん~~~。なかなかイイカンジです。(自己満足。)
このままずっと生きてくれると(できれば成長してくれると)いいんだけれど。
翌日、ちょっとだけ苔がめくれてきてたので、プチ・コンがイタズラしている
のかもしれません。でも、うまい具合に活着してくれればそれも問題無い
と判断。(←多分ね・・・。)苔の生命力だけが頼りです。
万が一、プチ・コンに荒らされてハゲハゲになったとしても、ガッカリなんて
しません。
だって、タダだったんですもの!
まりも購入と水苔導入で、水槽内に急に緑が増えました。
人間様にとっても、なかなかイイカンジです。
狭い空間なのに、時々不思議なことが起きています。
今回は、不思議な石の話です。
以前から時々、底砂の砂粒がとんでもない場所に乗っかっていることが
ありました。たとえば、水槽内に入れている小石の上とか、アクセサリ
(最近は巻貝の形をした人形)の上に。
水槽は動かしていないし、水も替えていない。夫は家にいないし、ぺこも
カゴの中・・・。一体誰が・・・?
可能性あるのはプチ・コンか、サザエさんかのどちらか。
しかし、サザエさんとは考えにくい。(だって手は無いし、足もモノを運ぶ
ような構造ではないし、口だってそうだし。)
やはり一番それと思われるのは、プチ・コンしかいない。
多分・・・砂粒を口にくわえてどこかに持っていって落とすという遊びを
やっているんだと思うんだけど。現場を目撃したことが無いので立証
できません。
今までは、まぁこんなこともあるさ なんて思っていたのですが。昨日は
ちょっとビックリしました。
実は数日前から「まりもちゃん」(←新入り“まりも”の名前です)を
水槽内に同居させてたんだけど、その、まりもちゃんの上に砂粒が・・・
(ウチの底砂は青緑色なので、よく目立つのです。)
最初はまりもの上に1粒だけでした。なので「あ、今日はまりもの上に・・・」
と思っただけでした。しかし、その数時間後にまた見てみると、なんと、
砂粒が3個に増えてた!!!
これは・・・砂粒が増殖したとは考えられないので、どう考えても「プチ・コンが
2個追加した」ということなんだけど、しかし、同じ場所に、まるで重ねる
かのようにして3粒の砂粒があったのです。
これは、「同じ場所に置く」というプチ・コンの開発した新ルールのゲーム
なのではなかろうか?
魚(金魚)などという低知能の生き物にこんな遊び感覚があるとは
思わなかっただけに、ちょっとビックリでした。
これまでの数ヶ月間、水草の葉の上やら小石の上などに砂粒が1粒
乗っていたことは何度か目撃していたが、一箇所に1粒以上あるのを
見たことは無かった。最近プチ・コンが新しくルールを作って遊んでいる
のかもしれないし、はたまた、「運搬&投下」の技術的発達により、
同じ場所に投下することが可能になったのでこういう行動に出たのかも
しれないし。
謎が尽きない、プチ・コン水槽です。