町作り研究会(容子の部屋-別室)

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景気いい大豆商品化目指す

2009-02-03 18:34:00 | 地方新聞

 

            平成20年11月に収穫された大豆「借金なし」

 今日は豆まき・・日本各地の神社ででも多くの有名人が豆をまいていました。所で埼玉県には極めて景気のいい名前を持つ在来大豆が在るそうで・・これに目を付けた地元民がこの豆うの増産を計画しているそうです。大豆の名前は「借金なし」・・いかにもご時世にマッチ下その豆は、豆腐にすると甘みとコクがあるそうです。世界的に吹き荒れる不況風を追い風にできそうな名前の大豆に、多くのこの豆を取り扱う豆業者からも期待が集まっているとの事です。

この地方では 大豆の名前になっている「なし」は県の方言との事で、「返す」という意味との事です。この豆は比較的大きな実を付け、収穫量も多いため、「植えれば植えるほど実がなり、借金を返すことができる大豆」として、大正時代から秩父地方などで栽培されていたとの事です。

 ところが、実りの良さが現在の機械収穫には不向きのようです。枝全体に実を付けるために・・何しろ現在の農業は機械化が浸透していて・・この機械では、枝の上部だけ刈っていくため・・年々作付面積が減少していたそうです。

 さいたま県では平成1収穫には7年から県内各地から在来大豆を集めて、商品になる加工食品を作る試みを始めていたとの事です。現在までに県下から集めた在来大豆は28種類とのことですが、この「借金なし」はすでに商品として販売されている豆腐の原料になった3品種の大豆と同様に、豆腐に加工した際の甘みとコクの評価が高いとの事で見直されているようです。そして豆腐業者からは量産してほしいとの強い要望が挙がっているというとの事です。

                              生育中の「借金なし」=平成17年7月、埼玉県行田市の県農林公社

  そんな中、世界的な不況がこの豆の持つ名前がその景気のいいと言うので注目を浴びているとの事です。そこでさいたま県農林公社の古賀好一さんは「この不況を機に増産を進めて、加工食品の商品化へこぎ着けたい」と意気込んでます。農業政策課の中村孝和さんも、「不況の中、少しでも皆さんを元気にできる商品を作りたい」と言ってますので・・この県民の願いが叶うといいですね・・・

 



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