町作り研究会(容子の部屋-別室)

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捨て犬を聴導犬に

2009-02-15 23:20:43 | 地方新聞

 

                 

 最近は犬の持っている能力を活用して人間との共生に生かす施設が見直されております。これもその中の一つですが・・捨て犬から聴覚障害者の耳となる聴導犬を育成する施設が5月に、横浜市旭区に開設されるとの事です。これを運営するのは、NPO法人「日本補助犬協会」(東京都世田谷区)との事ですが、私が注目したのは・・引きこもりの若者らに犬の訓練を担ってもらおうという試みとの事です。現在日本では、聴導犬の普及は進んでいないようで、この活動の結果に注目が集まっていると聞きました。

米国では刑務所でもこのような犬の訓練がそこに収容されている犯罪者がこのような事を行っているのをテレビで見ました。このような動物の訓練を通じて犯罪者の更生にも大きな働きがあるそうです。

聞く所では聴導犬の任務は、聴覚障害者に呼び鈴や火災報知機の音、人の声などを知らせて生活を助けるのが主な仕事との事です。聴導犬は家の中で活躍するので小型犬が中心で犬種は問わないそうです。

 この5月にできる新施設は「あすなろ学校」と言い訓練士を目指す若者の教育施設となるそうで、このような施設は韓国や米国ではすでにあるとの事です。日本でも同様の試みをヒントに、建設費約3000万円と年間運営費は、なんと・・・韓国の総合電機企業の日本法人「日本サムスン」(東京都港区)が負担するとの事です。感謝します。

 生徒は訓練士の指導を受け、また、ボランティア活動を通じて社会性を学び、卒業時には、訓練士を養成する専門学校への進学やペット関連会社への就職支援が受けられるとの事です。犬の最初の3頭は、各地の動物愛護センターで保護された捨て犬から、落ち着いた性格の犬を提供してもらったとの事を聞きました。

 ( 読売新聞記事参考)



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