和歌山県で同県が差し押さえていた遊休財産を「官公庁オークション」で競売にかけた所、最高額での落札されたとの事です。県管財課では「和歌山県も経済情勢が悪化して税収も落ち込んでいる中で、高額で売れてうれしいの一言です」と言ってます。
今回オークションに掛けられたのは同県岩出市高塚の県有地(1万44平方メートル)で、県管財課によると、この土地は県立那賀高校が農業実習用に使っていた土地だとの事です。89年に同校の農業科が廃止された後は20年近く使途が決まらずに、放置されていただけに・・このような方法でしかも高額で処分された事にホットして入るようです。
ここは、同県の北部を東西に走る国道24号に近接している所で、この周辺には県の出先機関や、警察署など多くの公共施設がある好条件の立地との事です。予定価格5億4900万円で同オークションに出品したそうですが・・20日に入札をスタートした結果、落札額は8400万円も上回っての落札との事です。今までも同県では、ヤフー・オークションで、副知事公舎跡地など13件の不動産を計約2億5200万円で売却しているとの事で、何処の県でも現在使われてない物は整理して スリム化の方向のようですね・・・
このような官公庁との付き合いはヤフーによると、官公庁オークションは04年7月に、ヤフーと東京都が提携して始まったとの事です。最初は税滞納者からの差し押さえ品を中心の出品だったようですが、07年1月から自治体が遊休財産などを売り出す「公有財産売却」が始まったとの事です。
これまでに600以上の自治体が参加しているとの事で、その中で最高落札額は、松山市が07年12月に出品した職員公舎の3億1630万円だったとの事です。今後の予定の中に愛媛県が出品して話題になった元ラブホテルが在り、5層の天守閣付きの「城」の最低売却価格は1億4500万円との事で、来月3日に入札が始まる予定との事ですが・・果たしてこれがどの程度の額で落札されるか?関心があります。