町作り研究会(容子の部屋-別室)

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史上最悪のひょう害 りんご農家を救え

2009-02-28 17:49:08 | 地方新聞

 

           

 

テレビでNHKの「ご近所の底力」 を偶然見たのですが、今回は青森県弘前市のりんご農家を若い夫婦が作ったりんごが今年の青森地方を襲った大粒のひょう害で傷つき、値段が暴落した為に、予約していた結婚式場もキャンセルしたと落胆している夫婦からSOSがこの番組に届き、それに応えて動いたのがロック歌手・大友康平さんです。彼はスペシャルリポーターとして活躍している映像を見ました。

今回ひょう害を受けた津軽平野は青森県のりんご生産の中心地との事です。しかし、傷がついたりんごは価格が例年の3分の1以下にしかならず、これでは、肥料や農薬などの必要経費を差し引けば大赤字になるとの事で、悲鳴が上がっていました。

現在青森県では毎年500人もの人がりんご作りを辞めている現状だとの事です。それだけに大友さんもその必死さが伝わり・・何とかお手伝いしたいとの想いに駆られたようです。そこで消費者に直接販売したくともそのルートさえない彼らの思いを叶えようと動き出します。

最近は生産者と消費者との直接の取引が出来では、このいはゆる「わけ在りりんご」は味には自信があるのに見た目がひょう害で傷ついているものは、今の流通システムでは弾かれてしまうのだそうで、そのためにりんご農家から撤退しているりんご農家の現状を知り、NHKの「ご近所底力」チームの一員として大友康平さんも農家が安心して生産を続けられる妙案を探りに取り掛かります。

手始めに青森東京事務所に妙案が無いか・・といった所・・1月に東京ドームで全国から各地方の生産者が集まる大会がある事を知り、そこにこの弘前りんご農家青年団の人達がひょう害にあったりんごをもっていくことに決めます。

 東京ドーム会場では最初弘前青年団の人たちも売り込みも怖気ずいて出来無かったようですが他の売り場を見て売り方を学びしこしづつお客様に声掛けが出切る様ななった所に大友さん、青森東京県人会に人達の応援隊が到着し・・たちまちりんご農家の人達も売り込みに熱が入り、等々完売しました。私も思わず拍手指定まいました。

そしてお客様の住所を聞き、初めてのお得意様活動が出来た事を何より喜んでいました。この若夫婦も直接消費者との関係が出来たこの活動を通して、りんご農家としての今後の活動に大きな刺激を貰い活路が開けた想いに喜んでいる姿が生き生きしてました。NHKの「ご近所の底力」バンザイ・・ト想いました。



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2 コメント

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Unknown (じゅらりん)
2009-03-03 23:52:33
ひょう害りんごの投稿見ました。
写真に写っている川村夫妻とは近所で保育園からの付き合いです。
我が家もりんご農家で、今年のりんごは全てジャムりんごとして出荷しました。
いつもなら1箱4000円の所、800円でした。いつもの年の1/5ですから生活が成り立っていない状態です。
話は変わりますが、先週NHKで撮影に来ました。
その後の取材ということでした。
放送は3月中旬以降ということでしたので、又見てやって下さい。
こちらの記事をたまたま拝見して、うれしく思い、励みになります。
応援してくれている人がいるんだと実感しました。
ありがと~うでした。m(_ _)m
頑張って (容子の部屋)
2009-03-09 13:14:03
じゅらりんさま

記事見てくれて有難う御座います。私はいままでりんご農家の現状を知らなかっただけに、この若い夫婦の頑張りが図らずもテレビで取り上げられて、様々な人の協力で新たなお得意様を獲得する道を見つけることで出来て、良かったと思います。

じゅらりんさんの所もりんご農家との事、製品を農協に納めるだけではなく消費者と結びつける機会を作る事を願ってます。