下町のゴム靴工場、女心つかむ 手作り雨靴が大人気(朝日新聞) - goo ニュース
このおしゃれなレインシューズ・・私も見ました。ニュースで聞いていたのですが、それを履かれた人もおしゃれ上手な若い女性でした。
今年はこのカラフルなプリントやリボンで飾られた女性用のレインシューズやゴム製ブーツが人気が出たようです。製作したのは、今や都内唯一のゴム靴工場という葛飾区の「ウッドヴァリ」製との事です。安価な輸入品に押されるなかで・・・この葛飾区の「ウッドヴァリ」の強みは手作りとの事で・・この製品を置いている東京・銀座の高級衣料専門店でも飛ぶように売れていると聞き・・嬉しいですね・・・
この傾向は当分続きそうで・・銀座靴専門店の「バーニーズ・ニューヨーク」では、女性靴コーナーには、1万~2万円する細身のブーツ型やヒール付きのパンプス型のゴム靴が並び・・ウッドヴァリがメーカーから受注して作ったレインシューズは人気商品の一つで、1足1万9950円だが、在庫は完売してしまい・・追加発注したそうです。
バーニーズ社の中野光章・PRマネジャー(35)は「この靴は、デザイン性と機能性を兼ね備えている」と評価して入るようです。
ウッドヴァリは、56年に森谷昇会長(83)が創業した比較的新しい店のようですが・・当時の作品は、防水目的で、すぐに脱ぎ履きできる太いタイプの女性用ゴム靴を作ってきたようです。
当時は都内にゴム靴製造業者は36社も在ったそうですが、「今では工場はうちだけ」(森谷会長)です。ウッドヴァリ社も最近は安い中国製品に押され、廃業も考えていたそうです。
しかし・・転機は06年秋にやってきたそうです。大手アパレルメーカーから全面プリントのゴム長靴を受注を受け・・いままだは直径5センチほどのマークはブーツに印刷したことがあっらそうですが・・・全面プリントは未経験だったのですが・・・そこからの挑戦が始まったようで・・・溶剤の具合で、模様がはがれるなど、プリントには微妙な技術が求められるのだそうです。そこで・・大型の転写シールを作って、要求に応える事が出来たのだそうです・・・
森谷英司社長(46)は「転写シールは一枚の絵だった。その絵を壊さないようにブーツに張り付けるため、苦労した」と言ってます。これも手作業だからこその技だと思います。
出来上がったブーツは評判を呼び、別のメーカーからも問い合わせが相次いだそうです・・ウッドヴァリ社は今、フル稼働中で・・・ここの製法はパーツごとに組み合わせる革靴の製法を取り入れているのだそうで・・今ではパンプス型のゴム靴も作り始めているようです。履きやすさが人気で、生産の4分の3を占めるまでになっているとの事です。