夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

トラベルバトン番外編(沖縄その1)

2005-07-26 12:31:16 | おもいで話。
再びトラベルバトンですが
tsubakiさんからもトラベルバトンを受けましたので
前回の記事で機会があったら書くと言っていた沖縄の記事を
トラベルバトン番外編として書いてみました

沖縄は、高校3年の時に部活動の大会があり行きました
県などの補助が出ていた為、個人負担は4万円でお小遣いは1万円までで
その部活は友人が部長をしていて、
「大会に出る人数が足りないから入って
「今年は沖縄にも行けるんだから
「未経験者でも気にならないからね
と口説き落とされて、3年になってから入部

それでも後輩達もかわいいし
男子も女子も仲が良く
とっても居心地の良い部活だったから
なんとか続けて、開催地が夏休み中の沖縄の大会も行った

『大会に出る為にお金を出してもらっている』という事で観光はゼロ・・・のハズでしたが
「折角来たのだから・・・。」と引率の先生が観光タクシーを数台呼ぶ

観光タクシーは会社がバラバラのタクシーで
私が乗ったのは『あけぼのタクシー』だったかな

「コースはおまかせという事だったので、みんなで相談して大体決めました
と運転手さん。
「やっぱり沖縄に来たら、一番先にここを見て欲しい
と『ひめゆりの塔』へ

こんなに明るい日差しで空も海も大地も美しいのに
ここで悲惨な戦争があったなんて信じられない・・・。
この写真の人達はこの洞窟の中で何の為にこんな目にあったのか・・・。

そんな事を考えて、観光気分だった自分が
自分自身の居場所を見失いそうでクラッとしているところへ
「さぁ、ここを見てもらったら
  後は折角沖縄まで来てもらったんだから楽しもうね~
と、運転手さん。
写真を撮ってくれるは
沖縄方言(ウチナーグチ)講座をしてくれるは
楽しい大サービス盛りだくさんで移動

青い空、広がるサトウキビ畑・・・
「サトウキビって本当に甘いのかな?いっぺんカジッテみたい
と突然言い放った私に
「いいよ~、じゃあちょっと待ってて~。」
と、運転手さん。

他のタクシーから外れてサトウキビ畑の真ん中へ
「じゃあね、ハブがいたら危ないから私が取りに行ってくるよ
「一人はハブ来ないか見ててね
「一人は畑主が来ないか見てるんだよ~
「一人は車が来たら教えてね
と、演技なのか本気なのかわからない中腰で
恐る恐るサトウキビ畑に入っていく・・・

他のタクシーも心配して集まってきたが臆することなく
「こう折ってね、こう剥いて、この辺をこうカジル
と講習会が始まり生サトウキビ初体験
それはとっても青臭いのに甘い・・・
でもね、運転手さんの手前不味いとは言えない
「植物の青臭さはあるけど、本当に甘いんだね~
と言ってみんなにマワス

続く・・・