夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

東京に行ってしまった。

2006-02-01 15:40:49 | おでかけ日記。
お出かけ三昧を温泉で締めくくり
翌日の日曜には微熱
そして気力で出勤した月曜日

体の熱さと頭痛でグッタリ勤務
同僚に
「週末は東京よ」「夜会に行くのよ
「早く体調整えなさい」「お互いキャンセルしないで楽しもうね
と不摂生の烙印を押されているような気分になり
勤務終了後に近くの内科へ直行

まず、受付で体温計を渡される。

とにかく頭が痛くてじっとしてられず
自分の頭を自分の両手で支えているという
意味不明の状態の待合室での私・・・

ピピピッという音に条件反射で体温計を腕のところから抜く。

39.9℃   これはマズイ・・・

生まれてきて31年。
こんなに熱の出た時はなかったと思われる

診察室。

先生が「ちょっと胸の音聞かせて下さいね~。」と聴診器をあてる。
その途端先生の口から出た言葉が忘れられない。
その言葉は
「アチッ
だった。

そして綿棒で鼻水を採取され15分後。

「正月のはそうでもなかったけど今回のはインフルっぽいな~・・・
             あ~~っ、やっぱりインフルエンザだね~
「明日から仕事とか出ちゃダメだよ~
という楽しそうで
しかし、私にとっては無情な言葉が降ってきた

本来3人交替制の職場を
1人が産休中の為に2人でやりくりしているのに
その残りの2人のうちの私が
インフルエンザで外出禁止となってしまえば
1人の肩に全てがかかってしまう・・・

しかもその1人も
さっきまで一緒だったという事は
染してしまっている可能性大

そして、週末にはその同僚が
「私にとって一年に一度あるかないかの大イベントだから
「私、命かけてるから
と、常々言っている
中島みゆきさんの『夜会』が待っていた・・・

染していたら殺されかれない。

そしてその一枚2万円のチケットは
「友人と同時に申し込んだら2人とも購入の権利当たったから買わない?」
と、その同僚に誘われ、私と夫も持っていた・・・。

思えば「一度でいいから夜会を見てみたい。」と常々言っていた夫に
前回の夜会チケットを夫の同僚がプレゼントしてくれたのが始り。

あれから2年。

今回の夜会は前回のをリメイクしたものとか・・・
見比べてみたい

そんなわけで
我が家も4万円のチケット代の出費・・・無駄にする訳にいかない。

一日でも早く治さねば

その場でタミフルと熱さましを渡され飲んだ後
2時間かけての点滴。

その後の実家への隔離生活3日間。

舅、姑が相次いでお見舞いに来たのに
夜もグッスリなのに昼間も熟睡しており
全く気づかず寝ていたために

「もしや入院したのでは

と、散々心配をかけていたらしい・・・


そんなこんなで
インフルエンザはタミフルにより退治され
おたふくも明日は職場復帰の木曜日

「悪いけどコワイから休んで
との責任者と同僚よりのお言葉

ショック・・・

でも、同僚の
「念のための1日多い休養で、体力をつけて
  お互い夜会をキャンセルしないで楽しもうよ
の言葉を素直にありがたく受け止め
土曜日には夫婦で東京へ出発したのでした

そんな私たちに
一足先、火曜に東京の弟の所へ日帰りしてきた実家の母の一言。

「東京の風はすごく冷たかった
「でも、アンタらには
  東京の風より世間の風が冷たいよ

とキツ~イ捨て台詞されながらも行ってきてしまった


平熱になってからも24時間は感染力があるので外出禁止
それ以降はOKという事でしたが
外出解禁後になっても
食欲の全くないのと
咳が止まらないのだけが辛かった

だから当初の予定では
車でいわき市まで行き
朝一番の高速バスで出発し
まずは川越や浦和の骨董市を見てまわり
それから秋葉原のビジネスホテルへチェックインし
青山で短大時代の友人と早めの夕食
それから青山劇場で『夜会』を楽しむ・・・

だったのを

電車でいわき市まで行き高速バスに乗り
昼の出発でホテルに直行チェックインし
その後青山劇場で『夜会』を楽しみ
ホテルへ直で戻り
翌朝帰宅・・・というシンプルなものに

でも、たまに電車に乗るのも良い感じ
天気がよく
山やトンネルの合間に
太平洋という藍色の水平線が見えるのが良かった~

そして、とある駅では
なんだか今時見かけないような懐かしいような
肌色の車体に赤と白い線で
顔(?)のトンガッタ電車が停車しているのに出会う
しかもその懐かしい電車の行き先には『訓練車』と書いてあった

なんだかわからないけど初めて遭遇する珍事

写真をと思ったら
荷物を軽くする為にデジカメもコンパクトカメラも置いてきたのを思い出す

いわきに着いてからは順調に高速バスに乗れましたが
少し遅れて東京駅に到着する。

と、イマドキめったに見ないオーバーオール姿の男が私達を待っていた。

我が実弟である。

最近ハマリ中のくず餅を是非買ってあげたいと待っていたそうな

しかも、しっかりホテルの場所をわざわざ下見してきてくれたとも言うし

昔から(子供の頃から)彼は私を信用していないというか
かなりズボラか頼りないと思っているフシがある・・・
まあ奴は、まがりなりにも東京に住んでいるから
姉として黙って言いなりになっておいてあげているが

そのオススメくず餅は
東京駅日本橋口から徒歩で数分の「長門」のくず餅である。

つい数日前の火曜にも
実家の母が弟にお土産に持たされ
インフルエンザの熱で食欲全くナシの私も一口食したが
とっても懐かしく優しい甘味で
かつ、きな粉のキメの細かさと香ばしい香りが際立った一品

店構えは小さいが
昔からのお菓子屋さんといった感じで
お店の人も親しみやすそうな感じの良さだった

くず餅にこんなにハマルとは思わなかったが
わらび粉入りということで夫の大好きなわらび餅と変わりないので
自宅にも職場にもお土産用にいっぱい購入してしまった

翌日帰るときに買うのがベストなんだけど
そこは日曜が定休だそうなので
東京着いた途端にお土産を買い込んでしまったというわけ
ただ、紙袋は言わないと品数分もらえないかも・・・
福島まで帰ってきてお土産渡す時に気づいてしまったんだけど

それと、切り羊羹というのが気になって一包み購入し
ホテルで夫と弟と3人で食す。

羊羹のように見えて
小麦粉と小豆を練ってあるらしく
羊羹の味でモチモチっとした柔らかいお菓子

これも3人とも気に入ってしまい
この次にはくず餅と共に切り羊羹も買いに行きたいです

いつも玄関出たらマイカーに乗り目的地に横付けの私にとって
東京へ行くと電車移動は安いし待たないし便利ですが
とにかく一日中歩いてばかりいる印象

5日間もまともに食べずにいるのに
よく歩いてられるなぁ私
人間てすごいな~
などと考えながらテクテクしてきました。

でも、秋葉原と聞いていたホテルが
末広町駅の近くだったので
電器屋街やおでん缶にお目にかかれず残念だったナ~



天神岬の湯♪

2006-02-01 15:40:24 | おでかけ日記。
お腹が空いていないのに無理をしてまで
回転寿司で早めの夕食をとった日。

何故にそんな無茶をしでかしたかというと
帰り道に寄る予定のトコロがあったからです

それは温泉

楢葉町の天神岬スポーツ公園内にあるしおかぜ荘
通称天神岬温泉です

少し茶色がかったお湯は
熱すぎずぬるすぎず丁度良く
また、お肌への効能のおかげか
双葉郡全体の地元民はもとより
いわき市から通うファンも多い温泉施設です

とはいえ、平成4年の開店頃は良く行っていましたが
平成11年の改装後は初めて行くのだから
一体何年ぶりに行ったのでしょうか

久々に行って驚いたのは
露天風呂が出来てた
寝風呂もあり、スチームサウナもあり

太平洋を眺めながら露天風呂に入り
施設内のお風呂に戻ってからは
超ジェットでお腹や太もものお肉をフルフルさせたり・・・
なんだか1日の疲れと言うよりも
日ごろの疲れが湯気と共に少しずつ抜けていくような気持ちよさ

天神岬の湯での滞在時間はたった1時間半だけだったけど
ハーブ教室で癒され
こだわりラーメンを食べ
暮らしの伝承館で癒され
ショッピングを楽しみ
回転寿司を食べて・・・そんな1日の締めくくりとしては
悪くない
というか最高かもでした


まさか2日後にインフルエンザで倒れるとはね・・・

初『源洋丸』、&初『こどもビール』♪

2006-02-01 15:39:16 | たべもの。
『いわき市暮らしの伝承館』を見た後は
鹿島街道へ戻ってから小名浜方面へ

かねてより実家の母が
『回転寿司No.1
と、常々申しておりましたお店
『廻鮮すし源洋丸 小名浜岡小名店』へご案内していただきました

しかし、その時16時。
13時過ぎにラーメンを食べ
車で移動して郷土資料館を1時間ちょっとぶらついた位では
私達3人の誰もが
まだまだお腹いっぱいといった感

そこで、ユニクロのバーゲンを見たり
大型ホームセンターのジョイフル山新を見たりして
ようやく17時頃にお寿司タイム

でも、まだまだお腹は空いていない

それでも種類といい味といい
確かに美味しい回転寿司で
満足度は高いかもしれません

カニの味噌汁も美味しかったし
私がいつもはあまり食べないマグロを
美味しく感じられたのも嬉しかったです

でも、お腹が空いていないと美味しさも半減してるみたい

お腹を空かせた時に、是非もう一度美味しさ満喫に行きたいです

ただ唯一、ちょっと感激したのは
「こどもビール」が置いてあったので初飲してみたコト

駄菓子屋さんで買ってはあるけど
夫に『カワイイからとっておきなさい
と言われ、買ったきり飾り物と化した我が家の「こどもビール」

注文したらグラスつきで運ばれてきた
しかも、こどもビール専用グラスだった

あったんだね~、専用グラス

色もビールっぽくて
泡も少したつし
そしてお味は・・・りんご味の炭酸ジュースでした

でも、後味が粉っぽいというか駄菓子っぽいというか・・・
そうそう、ラムネっぽい

りんご味のラムネ
そういう味でした

おいしかったですよ


『いわき市暮らしの伝承館』へ行ってきました。

2006-02-01 15:06:06 | おでかけ日記。
ラーメンの後は真っ直ぐ目的地へ

『旅に出る~江戸時代から昭和30年代まで~』という企画展が翌日22日(日)までだった
『いわき市暮らしの伝承館』へ

実家の母が五浦のどこぞの美術館でみつけたちらしを頼りに
『暮らしの伝承館』を探しながらドライブ・・・
「こんなところに
とビックリするような住宅街の中にさりげなくありました。

でも、中に入ってビックリ

企画展の規模が小さいの

でも、入場料210円ですから~・・・
それを考えると、値段の割には満足感がありました

昭和初期の男性用コート(通称トンビ)など
和服の上から着るためにわきの下が開いていて
とっても形がおもしろかった
(展示物にもかかわらず母は興味深々で
  私に何度も窘められてもめくったりしてつくりを確認

江戸時代の旅姿支度も面白くて(黄門様の弥七みたい
折りたたみ枕とか折りたたみ燭台とかが興味深かった
(最初に考えた人。形にした人。どちらもスゴイ人だよな~

施設内では昔懐かしいオルガンや
ケンダマとかメンコなど
自由に遊べるスペースもあって
童心に返って遊んでしまった

受付前のショップには
わらで編んだ靴やワラジとかが売っていた
そして絵幟(えのぼり)も

絵幟とは
端午の節句に鯉のぼりの代わりに飾る
武者絵などを描いた旗の事です。

大正生まれの数人がその伝統を守り絵師として作成しています。
私がもし男児を出産したら欲しい一品なのです

人によって絵や色使いが違うのでなかなか一つを選べない
(っていうか、その前に子供いないし

施設の裏山には
市内のあちこちから移築された古民家が何軒も建っていて
自由に入って見学も出来るのです。

里山は散策路があるので季節を感じたりするのに最適だし、
高いところから古民家を見下ろすと
タイムスリップしてしまったようでした

子供連れなら中でも外でも
天気の良い日に1日過ごせそうです

何にも予定が無いけど どこかにお出かけしたい・・・
そんな時にいい処かもしれませんよ
お近くの方はね~

初めてのラーメン屋さん。

2006-02-01 15:04:37 | たべもの。
随分前に白河ラーメンで修行して
独立して開店したという噂のラーメン屋さんが出来ました。

私にとって白河ラーメンというイメージは
城下町の中華そば系ラーメンで
店舗はラーメン屋や中華料理店というより食堂・・・
というイメージでした。
(私はそういうお店のほうが行く時ワクワクする

ところが、先に書いた独立したラーメン屋さんたら
バリバリのログハウス造りで入るのに気後れしてしまい
タイミングを逃しまくり何年も行きそびれたまま・・・。

先月のとある土曜日。
運転手の夫と、ハーブ教室に行った私と実家の母3人。
ハーブ教室の後はいわき市までドライブを予定し
その中間で昼食ということになり
やっとそのログハウスのラーメン屋さん
広野町にある『活力屋』さんに入りました

味は、白河ラーメン独特の中華そば系と比べると
全粒粉こだわり麺など
しっかりした『味』と『食べ応え』があるラーメンで美味しかったです

ただ、お値段がこの辺りにしてはちょっと高めかしら

トッピングには煮卵がおすすめです
黄身は半熟で白身も柔らかめでした