夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

ワタシの韓流って今頃?(更新済!)

2005-12-07 21:35:35 | おでかけ日記。
ちょっとぶれてるけど、この写真が誰だかわかるかな~・・・。
ぶれてる方の向こうの方はドックおじさんだよ
その向こうには・・・

『冬ソナ』もまだ見ていない私ですが
『大長今』(チャングムの誓い)は初回からちょこちょこ観ては涙したりして
スッカリはまっている同僚と話題にしていたりして・・・。

そんな私ですが
チャングムに出ていた俳優さんが福島に来る
という事で、同僚と雪の残る山道を2時間かけて行って来ました
(芸能人とかに会える機会が少ない生活だと、
  ミーハースイッチが入りやすいのかもしれないなぁ・・・。)

今日12月7日(水) 福島市にて日韓友情年2005記念のイベント
『大長今[美味しい韓国料理]』
~大長今スタートークショーと韓国料理教室~

というのがおこなわれ、同僚と2人で参加して来ました。

まず、イベント会場に入る時には、韓国の俳優さん4人が入り口で並び
一人一人に握手をしてくれました

WTK(ウェルカムトゥコリア)会長で俳優のチェ・ブラムさん、
『大長今』でカン・ドック役のイム・ヒョンシクさん、
『大長今』で医務官シン・イクピル役のパク・ウンスさん、
WTK広報委員で俳優のチョン・ドンファンさんの順で
一般抽選枠の200人を含めた
それ以上の人数のお客様を握手で歓迎してくれました。

特に『冬ソナ』でヨン様の父親役立ったチョン・ドンファンさんは
「アンニョンハセヨー(こんにちは)」「カムサニダー(ありがとう)」
と、一人一人と目を合わせて言ってくれて感激でした

初対面で見ず知らずなのに、一人一人を大事にしているって印象で
韓国の俳優さんのおっかけをする人の気持ちがちょっとわかった様な気分

写真も自由に撮れましたが
なんせその人数のファンがみなカメラを持って取り囲んでいるので
(私もその1人か
なかなかいい写真が撮れないものです

<左からチェ・ブラム氏、イム・ヒョンシク氏、パク・ウンス氏>


<チョン・ドンファン氏・・・左端はパク・ウンス氏の背中よ

松葉杖や車椅子の方には
みなさん両手を広げての、よりいっそうの歓迎でしたよ
韓国の方は優しさを素直に表現出来るんですね~

そしてイベント開始

会場は暗くなりスクリーンに「大長今」のダイジェストが写し出され
『音楽』と『子役の熱演』や『ハン尚宮の演技』に
既に目がウルウルとなってしまう・・・私は涙腺弱すぎですね

そこで気がつくと、何故か参加者のほとんどが目当てにしていた
チョン最高尚宮(チェゴサングン)役のヨ・ウンゲさんがいない
その代わりに若い女性が1人いる・・・
(「スターが変わる場合もあります」って
      新聞にも案内状にもチケットにも殊更に書いてあったのは
   1人ぐらいは来れなくなってしまう可能性が大きかったからなのかしら
と皆で肩を落としていると
黒い帽子とコートの女性がスタッフにエスコートされて入ってきました。

ドラマでは老女のイメージでしたが
実際は女優オーラを放ち美しいマダムのようなヨ・ウンゲさんでした
(代理かと思った若い女性は司会者でした

そして司会者よりイベント始まりの挨拶が始ると
珍島郡立芸術団により『オ・ナラ』の唄と演奏がありました


その後、韓国からのスターと共に指定のテーブル毎に記念撮影
私のように場慣れしていない人は損します・・・
色紙やビデオテープや書籍を持ってきている人は
その大接近の機会を逃さずにサインや握手をしてもらっていました

スタッフに止められても止めないファンと
(・・・私も、もうちょっと年重ねたら出来るかなぁ
快く、求められれば応えるスター達

そして司会者とスター達によるトークショー

同じ質問をスター一人一人全員に聞き
通訳さんがそれをスター一人一人に伝え
スター一人一人がそれに対して答え
通訳さんがまたそれを発表していく・・・。

丁寧なやりとりなのですが
とっても時間がかかっており
その結果その後に大変なしわよせがきました。


でも、それぞれに日本や福島空港、福島の印象やつながりなどを話してくれて
とっても親しみがもてました。

ヨ・ウンゲさんの場合
夫が子供の頃は日本に住んでいたり
お子さんも日本に留学し、お孫さんも日本で生まれたそうです
だから日本に親しみを感じていて
日本の人に韓国や韓国料理(特にキムチ)を
もっともっと親しみを持って欲しいと言っていました

イム・ヒョンシクさんは
福島や福島空港は、緑に囲まれ親しみのある素朴な人々のいる所で
とてもいい所だからみんな行ってみて・・・と勧めていて
イ・ヨンエさんも誘ってみましたが
今は映画の撮影中で忙しく
行けないのがとても残念だと言っていたのをお伝えしておきますと・・・
ヨン様に続きイ・ヨンエさんが福島空港へ来る日もあるのかなぁ

チョン・ドンファンさんも「ヨン様の父役のチョン・ドンファンです。」
とユーモアや日本語を交えながら
福島の素朴さが魅力だと言っておりました

福島空港って本当に山ン中だもんね・・・
同県内の空港なのに、
私の住むトコからだと仙台空港に行った方が楽なくらいだもの

トークショーの後はスターが帰ってしまい
韓国料理教室となりました。

・イカの水刺身
・ユッケ
・キムチ の3品を作るのですが
先ほどのチェ・ブラムさんからのご挨拶で
今日の材料は全て韓国から空輸したものであることが説明されていました。

それも、福島空港で生肉など食材に厳しく対応し
イベントに間に合わせたいと何度も要請しても
48時間もかかったというのです。

そんな貴重な材料を
韓国の先生の説明を通訳を通して聞きながら調理。

先生はドンドンと作っていきますが
生徒である参加者は2人一組ですが調理器具はみな1つずつ。

ボウルは一つで3種類の料理を作りますが
水も使えないし紙で拭取って次の料理を作る。
食器も
材料や調味料が割り当てられているのと同じ紙皿・・・。

どれを使ってどんな作業をすればいいのか手間取っているうちに
先生と通訳さんは時間に追われ
そんな参加者の戸惑いなど関せずにドンドン料理をすすめていき
さらに、料理が出来ても
「次の料理を作らなくてはいけないから、試食だけしてね
「全部食べてる時間は無いから、次の料理にとりかかってね
と言うし

それなのに全部料理が終わったら会場の人に
「夜のイベントに向けての準備があるから早く会場を出てください。」と言われるし
「作った料理はどうすればいいの?」と聞けば
「ナマモノですからお持ち帰りは絶対にご遠慮下さい。」と言われる

本場の料理を広めたいと
韓国から空輸し、48時間もかけてやっと手に入った食材なのに
折角料理しても食べずに廃棄処分になるなんて・・・とても悲しい

しかも、レシピも出口に用意してあるというので行けば
「もう無くなりました。」と言われる・・・

私は行けなくなった友人のチケット2枚持っていた。

その他、一緒に行った同僚と私の分の他に
同じテーブルだった他の人達ももらえなかったらしい・・・
なぜに余っていないのだろうか

折角親しんだ韓国料理なのに
食べる事も、帰ってから作る事も出来ないなんて・・・
スターに会えても、なんだかイベントの主旨を考えると
なんだかお金をドブに捨てたようで後味が悪い

でも、最後の料理キムチを作っている時に
チェゴサングン様の様相でヨ・ウンゲさんが登場し
みんなのテーブルを
『どうですか?』『ちゃんとやっていますか?』
『よくやるのですよ!』
と言う様に無言で見守って歩き(まさにチェゴサングン
ステージで料理の先生と並んでキムチを宣伝し
最後に会場を出る際には私と同僚の作ったキムチを手に取り
『よく出来ていますね
『みなさん、こういう風につくるのですよ
と高くかかげて会場を出て行きました

とっても感激・・・なハズなのに
私はあまりのコトに固まりチェゴサングン様の背後霊の様に立ち尽くし
同僚はサインをお願いしようとバックをかきまわし
チェゴサングン様の足元しゃがみこんで
目の前に立っていたヨ・ウンゲさんの顔を見れなかったのです

まぁ、
こんなに盛り沢山な時間で
スターに会った実感を感じる間もなく過ぎ去り
凍った山道を片道2時間半っていう道のりも苦にならず帰り

「会ってきたんだよね
「しかもあんな近くで」「握手もしたし」
「写真もとったし」
と、少しずつ湧いてくる興奮と感動で同僚と
放心したりにやけたり・・・チケット代5000円高くなかったカナ・・・