夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

駐車場にて。

2005-08-25 18:00:51 | ことばあそび。
蝉 骸(むくろ) 夏の終わりを カミシメル


朝、駐車場で車から降りたら
隣の空き地から伸びる 大きな桜の枝の下
蝉の亡骸がありました・・・

朝から虫とはいえ死骸に遭うなんて不吉だ・・・。
などとは不思議と全然思わず
『もうそんな時期になったのか・・・。』
と蝉に語りかけるような感じで思った瞬間を一句にしたかったの

耳を澄ませば
まだ蝉達の声は聞こえるけれど
こないだ聞いた声とは明らかに違う
カスレタヨウナ低い声

亡骸となった油蝉は生涯の伴侶に出会えたのであろうか?

近くには他の亡骸は見あたらないが
一人で生きぬき
伴侶に出会えたとしても
やはり一人で死んでいく・・・

蝉ってカナシイナ

何年も土の中にいて
やっと成虫になっては長くても十数日


 焦がれても逢瀬儚く死出の旅
     せめて旅路に伴侶と出会え


 幻か かすれた声の蝉時雨
   亡骸(なきがら)風に吹かれて 笑う


蝉ってなんだかいろんな思いを湧き起こさせるもの
昔の人もいろいろ詠んだはずだぁ・・・


蝉の死に夏の終わりを感じてなんだかセツナイけど
蝉の声が聞こえるからには まだ少し夏が残っていて
目の前にある蝉の死骸に
「これはムクロ、ムクロだ・・・亡骸でも死骸でもなく骸だ。」
と漠然と頭の中を言葉がグルグルとめぐっていた日の話。

ゴルフスクールにて。

2005-08-25 17:56:02 | ことばあそび。
芝の香に 仰ぎ見気づく 雨模様
   まじって飛び散る 我の汗もや

今日は2週間ぶりに(先週は個人的にお盆休み)ゴルフスクールへ
みんなに遅れをとらないように無我夢中でクラブを振っていたら
ふとした瞬間に芝の香りがして
一息つきながら見渡すと
台風の影響で雨が降り始めていました。

台風という独特の湿気と熱気のある雨模様が
地表からの匂いを運んできたんだな~って思いながら
また一心不乱に練習再開

どんどん雨脚は強くなり
湿気による熱気で汗が流れ
クラブを振りぬく瞬間に
額から汗が飛んで行くのが見えました。

そこで一句・・・となったのですが
あらためて読むと状況説明だけで何の味も素っ気もないねぇ

俳句でも短歌でも
スタート地点でウロウロ中だから
多めにみておくれ~~~~~っ

添削とか感想はドンドン欲しいです
言葉使いとか意味わからないで使ってたりするし・・・
(『汗もや』ってどうなのよ



夜空。

2005-08-11 22:25:29 | ことばあそび。
暗き空 赤い小さな的めがけ 白い弧とどけと クラブ振りぬく

流る闇 見え隠れする赤き的 球よとどけと クラブ振りぬく
(どっちがいいのかな・・・どっちも説明しないと状況わからないし

今日はゴルフスクールの日
流れる雲間を見上げたら
ふとした瞬間に赤い月の一端が見えました。

練習生や他のお客さんの打った球が
暗い空にたくさんの弧を描き
赤い月に向かって飛んでいるようで・・・

それなのに黒い雲の流れは速く
隙間から時折思い出したようにしか見えない。
忘れた頃に赤い物が見えると
「今だ」「あそこを目指して打つ
と集中してスイングすることが出来ました

だんだん体が動くようになってきたら
(もういいかしら) 
とでもいうように
月が全貌を見せてくれました。

雲も流れがゆっくりになり
優しい黄色い三日月が
おのおの自分のペースをつかんだ練習場の人々を
微笑んで見下ろしているようでした。


職場に来るお客様で
70前後のお姉様達ですが
俳句や短歌を嗜んでいる方達がいます。

時折私たちを詠んでくれたりして
5、7、5で言葉を考えていくとすぐだから
やってみなさいって誘ってくれます。

でもね~、興味があってやりたいって思っていても
なかなか言葉をうまく組み立てられない
ボキャブラリーも少なすぎるし
感覚でアテハメタ言葉が
使い方があってるのかどうかさえわからない

それでも始らなくては進まない
つたないし どうどうと発表するものではないけど
感想や添削箇所を広く聞くつもりで
時々書いていきますね・・・(不安)