小説「アルバイトがやってきた」第1話「嘘の少年」(その4) 2004年09月30日 16時43分01秒 | 小説系 「よぉ、何やってんだ?そんなトコで」 「………」 将太は、目の前の状況に唖然として思考がストップしていた。 今、将太がいるのは、便器の上――つまり大便トイレの囲いの中である。 その便座に座って、必死に思考をめぐらせていたのだが、ドアの表側には“使用禁止”の張り紙が貼ってあるのだ。 そんなドアを開ける者が一体どこに居るというのであろうか。……ここに居るのだ。 将太は、信じられないという顔で . . . 本文を読む