ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

神大ホッケー 新たな拠点 神戸

2020-05-11 | Weblog
2020年令和2年3月1日(日)
読売新聞朝刊、地域面播磨姫路、文字起こし

神大ホッケー 新たな拠点 神戸

神戸大は六甲台グラウンド(神戸市東灘区)にフィールドホッケーの
専用練習場を整備した。原資はホッケー部OBらの寄付によるもので、
48年前、試合中の事故で亡くなった主将の宮井康男さん(当時21歳)の
名前をとり、「宮井メモリアルフィールド」と名付けた。2月15日の
完成式典では参加者全員が黙とう。「ここから新たな歴史を刻んで」
と現役部員を激励した。


ホッケー部は1929年創部。現在、関西学生リーグ2部に所属し、
監督やマネージャーを含め30人が六甲台グラウンドで汗を流す。
強豪私立校とは異なり、大学で競技を始めた選手が多く、
硬式野球部やラグビー部、サッカー部、ラクロス部と
グラウンドを共有し、練習している。

昨年1月、創部90周年記念事業で人工芝の専用練習場を作ろうと、
OBを中心に機運が高まり、約200人から2800万円の寄付を集めた。
名称を決めるにあたり、OBらが総会で協議。72年11月、
大阪大との試合中に相手のスティックが後頭部に当たり、
亡くなった宮井さんの名を刻むことが決まった。

宮井さんと同じ大阪府立天王寺高ホッケー部出身で、
1年後輩の鶴身邦彦さん(67)は、「今でも忘れられない出来事。
グラウンドに残すことで、悲惨な事故を起こさないとの思いが
永遠に引き継がれるはずだ」と喜ぶ。

15日の完成式典には、宮井さんの妹・久恵さん(57)も出席。
「兄は生前、家の廊下でもスティックを持って練習していたほどで、
家族旅行より競技を優先し、打ち込んでいた。長い年月がたっても、
こうやってもらって、兄も喜んでいるはず。人工芝でプレー
したかったでしょうね」と話した。

主将の松田正治さん(21、3年)は「宮井メモリアルフィールドを大事に
使っていきたい。人工芝になったことで、チームの士気も上がっている。
セットプレーやドリブル、パスの精度を磨き、
勝利をつかみたい」と意気込んだ。



5月10日(日)閲覧数:512PV 訪問者数:296人

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