中田英寿氏が06年6月に現役引退して以降から、
世界中を回り、08年4月に、
一般財団TAKE ACTION FOUNDATIONを立ち上げるまで
のメールが記載されたのが、この本。98年からプロを辞める
06年までのnakata.netの書籍は全て読んでいたが、現役を
辞めてからの著者については、ほとんど承知していない。
リサイクル図書を通じて入手し、2021年に読んでみた。
今では、到底無理なチベットを訪れた事や朝青龍と
モンゴルでサッカーをしていた事などは、当時の時代
を感じさせる。著者は、TAKE ACTION FOUNDATIONを
立ち上げ、チャリティーマッチなど、サッカーの試合を
数試合行うものの、サッカー事業に関しては、あまり実績を
残していないが、現在は、国際サッカー連盟(FIFA)の評議機関である
IFBA(国際サッカー評議会)でサッカー諮問委員を
務めている。海外を旅した後、今度は日本全国を回り、農業や工芸を
勉強し、日本酒のブランド・文化など、日本の文化や技術を
伝える活動をしているらしい。
疑問に思った事は聞くといった現役時の著者の姿勢は、
とても参考にしているし、プレーヤーとしての著者は
深く敬愛していたが、フットボーラーでなくなった
著者には興味を持つ事なく、現在にいたっているが
人生を懸けてもいい、というものを見つけた点については
喜ばしく、そして羨ましいと思う。
9月18日(土)閲覧数:433PV 訪問者数:304人