◆「アムステルダム」
ロンドン社交界の花形だった女性が亡くなった。彼女の残した写真によって、元恋人だった男たちが巻き込まれていく。
えーーっと、帯は大げさだと思いますww
この作者のほかの作品は、「現代のモラルをめった打ち」にしてるらしいですが、これはそれほどでもない。つか、恋人だった女が死んで、他のいろんなことが上手くいかなくて…非常にセンチメンタルな話と私は読んでしまった。
主人公の一人が作曲家なんだけど、音楽の表現はすばらしかったです。きっと、文章は端麗で音楽的なのに、内容がエグい、そういうギャップがいい作家なのかもしれない。
最後は、微妙に切なかったです。