読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

スティーブン・キング【メイプル・ストリートの家】

2006年11月12日 | ホラー(翻訳)
メイプル・ストリートの家
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◆「メイプル・ストリートの家」

 キングの短編集。

 子供が主人公、もしくは子供が出てくる話が多かった。
 が、「ペットメセタリー」みたくに怖くはなかったww

 おじいちゃんとの思い出「かわいい子馬」がなんのこっちゃわからんのだが、すごく心に残った。つか、泣きそうになったよ。

 キングは、上手い。

スティーブン・キング

2006年09月10日 | ホラー(翻訳)
オンライン書店ビーケーワン:いかしたバンドのいる街で

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◆「いかしたバンドのいる街で」

 短編集です。「ドランのキャデラック」とこれと、あと2冊出て、本国で出てる短編集1冊になるそうな…。一体どれだけのごつさの本なんだ??

 ・献辞
 ・動く指
 ・スニーカー
 ・いかしたバンドのいる街で
 ・自宅出産
 ・雨期きたる

 の6作。キングなので、間違いはないって作品達。はい、どれも面白かったです。
 「スニーカー」は「ナイトヴィジョン」で読んだような気がするんだが…。もしかしてリライト作品だったのかな。でも、違いはわかりなせん<をい
 心に残ったのは「献辞」 怖いのは「いかしたバンドのいる街で」で、やめてってのは「雨期きたる」
 「雨期きたる」は、私が嫌いなアレが同じように嫌いな人はやめたほうがいいよ。読んでて、手がぷるぷる震えてたもの。でも途中でやめたら、余計怖いから根性で読んだけど。アレのおかげで手がぷるぷる震えたのって、FF9のミニゲーム以来だ。
 
 それにしても、キングって結構読後感がよろしくないのが多い。が、最近そうでもなくなった。キングも歳とったのね、って思ってるんだが、そうじゃなくてただ自分が慣れただけなんだろうか?


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スティーヴン・キング 吉野 美恵子 Stephen King
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スティーブン・キング

2006年07月23日 | ホラー(翻訳)
オンライン書店ビーケーワン:ドランのキャデラック

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◆「ドランのキャデラック」

 キングの短編集。
 「ナイトメアズ&ドリームスケープス」を文庫化にあたり、4冊に分冊したうちの1冊目。
  ドランのキャデラック
  争いがおわるとき
  幼子よ、われに来たれ
  ナイトフライヤー
  ポプシー
  丘の上の屋敷
  チャタリー・ティース
 の7作が、収録されている。

 長い序や、キングによる作品解説がついてるので、別の意味でお得かも。いやあ、キング氏ってヘンな人っつか、子供だったんですね。
 ま、キングなのではずれはない。ただ「ナイトフライヤー」や「ポプシー」とかは、長編から派生した作品なのでそれを読んでるとなお楽しい。(「丘の上の屋敷」も「ローズレッド」から派生したのではないかと思うのだが)
 一番こわかったのは「チャタリー・ティース」
 ああいう玩具にこういう名前があったことにまず驚いた。でもって、しばらくああいうの置いてそうな場所には近寄りたくない。

 分冊された次の分は、8月に発売らしい。
 今から楽しみ。

スティーブン・キング

2005年10月10日 | ホラー(翻訳)
回想のビュイック8 (上)   回想のビュイック8 (下)
◆「回想のビュイック8」

 警官だった父の死後、勤務していた警察署にアルバイトに来ていた息子が、倉庫に置かれているビュイック8のようだけれど、車でなく、この世のものでもない「もの」について話を聞く。

 現在と過去が交錯していく作法は、キングの独断場って感じ。
 やああ、面白かった。やっぱりキングは面白い。
 で、ちょっと思ったんだが、キング作品って「大人が大人の役目をきちんとする」っていうのが裏テーマのように感じる。子供が、大人の役割をしなくちゃいけないような状況は間違っていると明確に打ち出してきていると思う。
 ま、キャリーのように、あそこまでどうしようもない母親だと子供は破綻するしかないんだけどね。
 映像化すると非常に面白そうなんだけど、見たらがっくしくること間違いないって気もするww
 にしても、キング、ちょっと作風変わったかな。つか、丸くなったというべきか。
 やっぱり、大事故とかすると人生観も変わるのかもしれないね。
キャリー

スティーブン・キング

2005年07月21日 | ホラー(翻訳)
ランゴリアーズ
◆「ランゴリアーズ」
 キングの本当は四作はいった短編集(って全然短くないけど)を2作づつにして翻訳された1冊目。
 
 「ランゴリアーズ」はTVドラマになっていて、まだ単行本の翻訳も出てないころに放送があり、しっかり見たので、そのままになっていた。が、急に「読みたい」ってなって、この度ゲット。
 一緒にはいっている「秘密の窓、秘密の庭」は、ジョニデ主演の「シークレットウィンドー」の原作です。

 で、やっぱりキングは面白かった。
 ランゴリアーズは、かなり細部まで覚えていたけど、やっぱりわくわくどきどきしたし、ドラマでも泣いたところは、これでも泣いた。
 ついでに、ドラマもまた見たいと思ったけど、これってDVD出てないんだよね。うーん、そんなに古かったのか。でも、割とコケルといわれているキングの映像作品としては、非常によくできているので、ぜひDVD化を。
 つか、映画よりTVドラマの方がたいていいいんだよね、キングにしろクーンツにしろ。
 やっぱり映画だと、俳優に制作費をどーんともっていかれるからだろうか?

 秘密の窓、秘密の庭は、怖かった。
 こういう理不尽に、そしてサイコに追い詰められるのって、すごい怖い。でもって、読みながらキングだから救いようがないんだろうな、って想像できるから、さらに怖い。これが、クーンツだとなんだかんだといっても主人公は助かる、ハッピーエンドになるはず、って思ってるから安心できるんだけどね。
 で、やっぱりキングはキングでした(苦笑)
 映画は、原作とはちがうラストってことなので、見てみようかなと思う。

ディーン・クーンツ

2005年07月17日 | ホラー(翻訳)
サイレント・アイズ (上)
オンライン書店ビーケーワン:サイレント・アイズ 下
◆「サイレント・アイズ」
 ちなみに、上巻はアマゾンですが、下巻はBK1です。アマゾンにゃ、下巻の画像がなかったんだよ(苦笑)

 まともな訳のクーンツだぁ!!
 前の「汚辱のゲーム」がやっぱり講談社から出てたので、これから続くのかな。いっそ、某A社から出てる「インテンシティ」や「生存者」もまともな訳で、出してほしいんだけど、版権が切れるのって何十年も先だろうから…(落涙)

 ともあれ、面白かった。
 も、終わるまで眠れないっ!! いやあ、こんなに集中して読んだのはトマス・ハリスの「レッドドラゴン」以来だわ。(もっとも、レッドドラゴンはあまりの怖さに、結末わかって安心しないと眠れないのが一番の理由だったんだけど)
 3組の家族の話が、平行してそれが絡みあって…。悪役はとことん悪役で、とにかくクーンツの面白いのを凝縮したって感じ。まぁ、あんまりホラー感はなかったけどね。
 読後はきっちり「人生っていいよね」って思わせていただけます。
 
 非常に映像的だったので、映画化するといいなと思うんだけど、子役で無理かなww 

ディーン・クーンツ

2005年05月28日 | ホラー(翻訳)
オンライン書店ビーケーワン:コンプリート・ディーン・クーンツ
◆「コンプリート・ディーン・クーンツ」
 1999年の秋に発売された風間賢二編集によるクーンツ大全。
 インタビューに、未発表作(小説&エッセイ)に作家論に作品紹介に、ととにかく盛りだくさん。HPの名前にしたぐらい(お忘れかもしれませんが「12月の扉」はクーンツの作品ですww)クーンツが好きなので、猫にマタタビぐらい嬉しい。
 クーンツマニアだと、やや自覚のある人向きかな。
 作品紹介は、御丁寧に当時出版されていた全作品のストーリーがネタばれも容赦なくされているので、これからクーンツを読んでみようかと思う人は、やめた方がいいです。しかし、なんであーいう作品紹介にしたのか謎なのだ。粗筋って、主観によって捕らえ方が違うから、読んでて「うーん、こういう話じゃなかった記憶があるんだけどなぁ」っていうのが多かった。だから、もっとざくっとしたのでいいと思うし、ネタバレっつーのは言語道断だと思うんだが。まぁ、こーいうの買うヤツはマニアだとすでに見越してたからなのかもしれないけどねww
 あと、映像化されたのも全部紹介されてたのは、よかったです。
 すぐにオンラインレンタルで探したので、もーすぐ見られるかな。
12月の扉〈上〉  12月の扉〈下〉

タニス・リー

2005年03月25日 | ホラー(翻訳)
幻獣の書―パラディスの秘録
タニス リー Tanith Lee 浅羽 莢子 角川書店 (1994/04)在庫切れ

◆「幻獣の書」
 耽美の女王様のタニス・リーです。
 今回も堪能しました。いやあ、美しい。しかも微妙にH(苦笑) ここまで上品&気高くありながら、即物的なことを書く方はちょっとないですね。
 とはいえ、キリスト教的な観点からはいったかなと思いきや、エジプト神話にいき、ユダヤ教までいってしまうと(しかも途中にローマ時代の話がはいる)学生の頃、世界史の授業の時寝ていた自分のていたらくを反省してしまうのでした。