塩野七生ルネサンス著作集 7 わが友マキアヴェッリ 塩野七生著 |
◆「わが友マキアヴェッリ 塩野七生ルネサンス傑作集7」
ルネサンス傑作集の最終巻。
長かったよ(苦笑)
同じモノカキのマキアヴェッリを主人公にして、塩野七生は時に熱く、また冷静に、寄り添い、離れ、相反する要素を同時に描いたように思う。というか、そのようにしか書けなかったというべきか。
このルネサンス傑作集は、個々ですでに文庫オチもしている。けれど、こうやってまとめて読むことでルネサンスというものがわかってくる気がする。それは、宗教からも国からも唯一縛られることを拒否した時代。だからこそ、チェーザレ・ボルジアのような徒花が、そしてマキアヴェッリのような知性が、そしてヴェネチアのような個性が、生きたのだと思う。
これは、ぜひまとめて読んで欲しいです。
でもって、やっぱり私の好きな男の原点は、チェーザレです<殴