読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

村上春樹【「ひとつ、村上さんでやってみるか」…】

2007年01月09日 | エッセイ
「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
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◆「「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?」

 相変わらずながーーーーいタイトルの村上春樹にメールで質問、の本です。

 そして相変わらずPCの起動時に読んでる私。
 不思議とやる気がでるからね。ありがたいっす。

 それにしても、自我を守るというのは難しいもんです。
 そのために生じる責任を、ちゃんと負わなきゃいけないものね。生きているということは、何事対しても責任と代償が必要なのだ。
 と、そういう基本的なことを、かみ締めてしまうのが、このシリーズの不思議なところ。

 猫のマーロウさんが好きです。
 と、安西水丸氏の4コママンガが、そうとうきてますww

梨木香歩【春になったら苺を摘みに】

2006年12月24日 | エッセイ
春になったら苺を摘みに
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◆「春になったら苺を摘みに」

 イギリスにホームステイしていた時の女主人、ウェスト夫人のことを中心にしたエッセイ集。

 「理解はできないが、受け入れる」この寛容さが、全てを貫いている。
 これって、なかなかできることじゃない。
 ウェスト夫人は、しなやかに強い。できれば、こういう年齢の重ね方をしたものだと、自我の乏しい私は思う。
 そして、夫人を描いている梨木香歩の視線も、やさしく、つねに公平である。
 批判はしない。不愉快になることもあるけれど、それは不愉快になったということだけであって、その人のそれ以外を損なうものではない。という視点って、なかなか通せるものじゃないと思う。
 ウェスト夫人の影響の結果なのだろうか。

 いいエッセイだった。