交渉人 真下正義 プレミアム・エディション (初回限定生産)
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ポニーキャニオン (2005/12/17)売り上げランキング: 49
交渉人 真下正義 スタンダード・エディション
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ポニーキャニオン (2005/12/17)売り上げランキング: 74
★★★★
実はテレビで見たんだけどねww
踊る大捜査線のスピンオフの第1弾。
いつの間にか、警視庁初の交渉人というエライ人になっていた真下くんが主人公。
面白かった。
やっぱり、踊るは笑いのツボがよくわかってらっしゃる。
そして、ユースケの棒読み、みたいなセリフがかえってよい。適材適所というのがよくわかる映画です。
個人的には、八千草薫さまの上品な声とお顔が拝見できたので、嬉しかった。
いいよねぇ、八千草薫。そこに立っているだけで、本当に薫香が流れてくるようだ。歳をとったらああなりたいものだ。
★★★★★
一ヶ月、マドナルドを食べ続けるとどうなるか、監督自ら命をはった実験の全て。
全然期待してなかったんだけど(<失礼)すごーーーーく面白かった。
なんせ、ヒステリックじゃないところがいい。
こういう、ある意味これは○でこれは×みたいに啓蒙するような作品って、どんどんヒステリックになるのが多い。でも、これはずっと冷静に描写しているのだ。
よくがんばったよね、監督。
中に、学校給食を取り上げてて、アメリカの学校の給食のひどさに、うげっとなった。
お菓子と、ジュース、あとファーストフードみたいなのしかないんだよ。それは食事じゃないじゃん、って思わず画面に向かってつっこみ。
でもって、そういうのを改善した学校も取材していて、そこはとにかく野菜を食べるようにしていた。改善後、生徒の態度が落ちついてきたんだそうだ。
監督も、だんだん中毒みたいになってきて(砂糖や、満腹感で、脳内に快楽物質が発生し、それで中毒みたいになる)こういう食べ物を過剰にとりすぎるのがどれだけ怖いか、よーーっくわかった。
でも、マクドナルドは子供を抱え込もうとしてるよんだよね。それは問題おおありだと思うよ、私も。
最後のオチ(?)もとてもよかった。
なので、これはぜひ見るべき映画だと思います。はい。
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『ジョン・ランプリエールの辞書』
ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。
ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。
ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど、でもあんまり必然性がない。まあ、この一度聞いたら忘れられない苗字は、オイシイんだろうな。
ジャンルでいうと、バロック歴史小説。18世紀のロンドンが好きな人には、垂涎の小説かも。
で、……。
前半面白いです。途中から、うーーーーーってww
が、ラストに向かってくるあたりから、がぜん面白くなります。もうこのラストのために、今まで我慢(<おい)してたのね、って感じ。
ノーフォークは長編の人ではないのかもね。と思ったので、短編を読みたいなと探してみたけど、どうやら文庫かしそうにないので、まだまだ読めそうにありません。
次回は「教皇の犀」で、ずっしりとした歴史小説みたい。
主人公が、魅力的ならいいんだけどねぇ。
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『ゲド戦記 外伝』
ゲド戦記の外伝
*カワウソ
*ダークローズとダイヤモンド
*地の骨
*湿原で
*トンボ
の5編と、アースシー解説がのってます。
実は、ゲド戦記で一番いいなぁと思ったのがこれ。
きっと、アースシーの世界やゲドの生涯に共感を覚えるには、本編は短すぎるんだと思う。たとえば「デューン砂の惑星」って4巻だけど、時間でいうと10数年のことだ。が、新しい惑星の生態系から、政治構造、とか、とにかく丸ごと全部ってなるとそれぐらいの分量が必要なんじゃないかと。
本編の竹を割ったような潔さ、それはそれでよかったんだけど、もっとシンクロしたいという読み手の欲求は不完全燃焼。
なので、外伝読めてよかったよ。
それにしても、ゲド戦記では、女性は家や男に縛り付けられている。ロークの学院にも「女だから」という理由で拒絶されている。
やはり、こういうのが理不尽だと感じて欲しいから、あえてル=グゥインは書いたのだろうか?
とにかく、不思議。
つか、縛り付けられててもたくましい、ってところでジブリに目をつけられた気がしてならないところが、いや。
ジブリの描くおばちゃんキャラ(ラピュタのドーラとか)好きだけど、あざといとも感じます。
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◆「村上春樹イエローページ1」
大学のゼミでの村上春樹研究です。
でも、中身はまるでオタクww いやあそこまで読み込まなくても、ってかあんまりにもあっさり読んでてすみません、って言いたくなってしまいました。
1、とあるようにこれは続きます。
で、1は「風の歌を聴け」から「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」までの初期作品を取り上げてます。
鼠はすでに死んでいた、とか、羊とはなんぞや、とか、この辺りの村上ワールドにどきどきした人は、間違いなくこれもどきどきすると思います。
初期は、抽象的な物語が多かったのだけど、このあと「ノルウェイの森」とかのリアリズムに村上春樹はなっていくんだけど、その辺りをどう料理したのか、すごく気になります。
2は、10月発売、ですか??
追記
下にはったのは、全作品集です。
春樹買うんだったら、これが一番。なぜなら、春樹の単行本、文庫ともに解説もあとがきもなにもないから。この全作品集だけ、春樹が作品にまつわるエッセイを書いてます。これが、面白い。
このエッセイだけまとめて出してほしいぐらいだ。
なので、絶対これww
村上春樹全作品 1979~1989〈1〉 風の歌を聴け;1973年のピンボール
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村上 春樹 講談社 売り上げランキング: 289,350
村上春樹全作品 1979~1989〈2〉 羊をめぐる冒険
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村上 春樹 講談社 (1990/07)売り上げランキング: 195,089
村上春樹全作品 1979~1989〈4〉 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
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村上 春樹 講談社 売り上げランキング: 242,335
村上春樹全作品 1979~1989 全8巻セット
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村上 春樹 講談社 売り上げランキング: 87,615
★★★
イアン・マキューアンの「愛の続き」が原作の話。
気球が落ちる事故に遭遇した主人公(男)が、その場に居合わせていた男にストーカーされる。
原作読んだときも、いやあああな気持ちになったけど、映画もやっぱり嫌だった。いや、っていうか、いたたまれないっていうか。
ストーキングしてる男は、おかしいっていうか、少なくともボーダーなんだよね。でも、ボーダーゆえに主人公以外に伝わらない。で、主人公はさらに怒る。が、怒りを周囲は歪曲してとらえる。
うーー、悪循環。
おフランスの綺麗な映像でみたら、ちっとましかと思ったがそうでもなかったな。つか、なんかアメリカ映画っぽいんですけど。なんつーか、大雑把っていうか、小洒落てないっていうか。
ま、でも、原作から逸脱してないところは、評価できると思う。
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◆「水冥き愁いの街」
龍の黙示録シリーズ。
ちなみにこれは、3部作の1作目です。このあと、トリノ、ローマと続くそうな。で、しっかり続きますよ、言い換えれば、完結してないので、そういうのは嫌って方はローマ編が出てから読みましょう。
前々作でヴァチカンを裏切って龍サイドについた神父が、ヴァチカンに戻り、それを奪還するべくイタリアに渡った3人。ヴェネチアに住んでいるヴァンピルや、ヴァチカンの手のものや、色々入り乱れて忙しい。その間に、龍とトウコと神父の三角関係もあるので、盛りだくさんといえばよいのか。
動きがある分、トウコやライルが活躍する分、前作より読みやすいというか、面白かった。
でも、神父のね、性格が…。まぁ、悩むキャラなんだろうけど…。
ま、そんなこんなで、毎度「次は文庫になってから買う」と思うのに、買ってしまう龍シリーズ。
そして、トリノ、ローマと多分、買ってしまうんだろうなぁ。やれやれ。
親切なクムジャさん プレミアム・エディション
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ジェネオン エンタテインメント (2006/03/24)
★★
無実の罪で、13年投獄されていたクムジャさんの復習劇。
エグイです。
でもって、話がよくわかりません。
チャングムのイ・ヨンエが主演ってことで、ダーリンが見るかと思って借りたんだけど、ダーリンは途中で「わかんない」ってやめてしまったよ。
ようするに、色んなところで詰めが甘いから???ってなるんじゃないかな。
あと、やっぱり集団ヒステリーみたくになってくるあたりが、しんどい。ヒステリックにならない韓国の人は存在しないのか、と聞いてみたくなりますわ。
でも、イ・ヨンエは上手いんだよね。
なので妙に怖かったです。