読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

スティーブン・キング

2005年07月21日 | ホラー(翻訳)
ランゴリアーズ
◆「ランゴリアーズ」
 キングの本当は四作はいった短編集(って全然短くないけど)を2作づつにして翻訳された1冊目。
 
 「ランゴリアーズ」はTVドラマになっていて、まだ単行本の翻訳も出てないころに放送があり、しっかり見たので、そのままになっていた。が、急に「読みたい」ってなって、この度ゲット。
 一緒にはいっている「秘密の窓、秘密の庭」は、ジョニデ主演の「シークレットウィンドー」の原作です。

 で、やっぱりキングは面白かった。
 ランゴリアーズは、かなり細部まで覚えていたけど、やっぱりわくわくどきどきしたし、ドラマでも泣いたところは、これでも泣いた。
 ついでに、ドラマもまた見たいと思ったけど、これってDVD出てないんだよね。うーん、そんなに古かったのか。でも、割とコケルといわれているキングの映像作品としては、非常によくできているので、ぜひDVD化を。
 つか、映画よりTVドラマの方がたいていいいんだよね、キングにしろクーンツにしろ。
 やっぱり映画だと、俳優に制作費をどーんともっていかれるからだろうか?

 秘密の窓、秘密の庭は、怖かった。
 こういう理不尽に、そしてサイコに追い詰められるのって、すごい怖い。でもって、読みながらキングだから救いようがないんだろうな、って想像できるから、さらに怖い。これが、クーンツだとなんだかんだといっても主人公は助かる、ハッピーエンドになるはず、って思ってるから安心できるんだけどね。
 で、やっぱりキングはキングでした(苦笑)
 映画は、原作とはちがうラストってことなので、見てみようかなと思う。

デイヴィット・ピリー

2005年07月21日 | ミステリー(翻訳)
患者の眼 コナン・ドイルの事件簿
◆「コナン・ドイルの事件簿1 患者の眼」
 ホームズのモデルになったという、ドイルの医学部時代の教授ベル博士を主人公にした、史実とフィクションを混ぜたようなミステリー。

 面白かった!!
 も、全然期待してなくて、アマゾンで1500円以上にするためにカートに入れたヤツだったんだけど、正解でした。
 ベル博士が、強烈です。でもって、ドイルが、ワトソン君ほどおいおいじゃないけど、やっぱり若造だしね、って感じで、このバランスが絶妙。
 そして、ああああ、これはあの話になるのね、ってわかるあたりは、シャーロキアンの心をくすぐります。つか、ホームズの実際トリックってなると弱い、って部分もしっかり補強してると思いました。
 これは、まだまだ続いていくようなので(イギリスで次作とこれをTVドラマ化している)楽しみ。ドラマも本の帯についてた写真見ただけで「みたーーーい」って。(ベル博士を、昔ホームズやってた俳優がやってるらしい。って、BBCの有名なシリーズの方とは違う)
 早く、次が読みたいです!!

ディーン・クーンツ

2005年07月17日 | ホラー(翻訳)
サイレント・アイズ (上)
オンライン書店ビーケーワン:サイレント・アイズ 下
◆「サイレント・アイズ」
 ちなみに、上巻はアマゾンですが、下巻はBK1です。アマゾンにゃ、下巻の画像がなかったんだよ(苦笑)

 まともな訳のクーンツだぁ!!
 前の「汚辱のゲーム」がやっぱり講談社から出てたので、これから続くのかな。いっそ、某A社から出てる「インテンシティ」や「生存者」もまともな訳で、出してほしいんだけど、版権が切れるのって何十年も先だろうから…(落涙)

 ともあれ、面白かった。
 も、終わるまで眠れないっ!! いやあ、こんなに集中して読んだのはトマス・ハリスの「レッドドラゴン」以来だわ。(もっとも、レッドドラゴンはあまりの怖さに、結末わかって安心しないと眠れないのが一番の理由だったんだけど)
 3組の家族の話が、平行してそれが絡みあって…。悪役はとことん悪役で、とにかくクーンツの面白いのを凝縮したって感じ。まぁ、あんまりホラー感はなかったけどね。
 読後はきっちり「人生っていいよね」って思わせていただけます。
 
 非常に映像的だったので、映画化するといいなと思うんだけど、子役で無理かなww 

ゲームバトン

2005年07月13日 | ゲーム
 人に廻すのって、ガキのころから絶対止めるヤツなのであれなんですが、他でもないTから廻ってきたので…。
 にしても、最近の流行ですか? これ。
 一時、100のお題とか、なんとかが流行ったみたいなもの??
 そういや、私の100のお題は一体どーなったんだろう<をい

1. Total volume of the game files on my computer(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)

 昔はラクナログがはいってたけど、今はPCのゲームパックしかありません。でもって、やるのはソリティアだけ。ちなみに、FF11はうちのPCじゃできません。ヴィデオなんちゃらが足りないらしい(汗)

2. The game(s) playing right now(今進行中のゲーム)

 なぜか「ゼノサーガ1」
 どうやら、やっぱりゼノサーガ2がやりたいらしい。が、金も暇もないので、1で誤魔化してる。にしてもロードやムービーでいらつくのは、クリア後時間がたってようが無関係らしい。

3. The last video game(s) I bought(最後に買ったテレビゲーム)

 えっと、ドラクエ8ですか。
 未だに、最後の龍は倒せてません。FF10インターナショナルのヘレ召喚獣みたいなもんだよ、あれは。

4. Five video games I play to a lot or that mean a lot to me(よく遊ぶ、または特別な思い入れのある5作)

 一番は、FF10!!
 馬鹿全開で、借りてオリジナル、それからインターナショナル買って、FF10-2買って、オリジナルを買った。10-2はなんだが、10は結局何回やったんだろう…。ま、何回やってもティーダの究極の武器はゲットできませんが(涙)

 幻想水滸伝
 っても、4は削除ってことで<をい
 ゲーム師匠タカダから絶賛され、つい買ったらはまりました。でもって、ベストエンディングをもとめ何度やり直したことか。
 幻水は、とにかくオジサマが多くていいっす。あ、外伝もやってますわよ。ま、ちゃんとクリアできてないんですけど。ナッシュ好きぃ。3になって、オヤジになってますます好き<をい
 なもんで特に3が好きです。オープニングがww オープニングだけ延々と流してたことが。
 4は、おいおいだったけど、5は(って作るんでしょうかねぇ)がんばって欲しいです。で、ちゃんとハルモニアの謎を教えて欲しい。ここまで提示しておいて、最後がちゃんちゃんって、某小説家とか某漫画家みたいなことしないでよねっ。

 ドラクエ7
 やっぱりゲーム師匠絶賛だったので、生まれて始めてやったRPG。
 フィールドに出るまでが大変でした。いや、出てからも大変だったけど。なんせ、装備するってことがわかってなかったので。
 でも、最後のキーファの手紙で泣きました。

 アークザラッド
 なんだかんだと面白かったです。でもって、2をクリアしたのが自慢ww
 もっとも、レベル127まで上げましたが。池田さまの声も堪能できたし。
 しかし、精霊があーなったのに、精霊の黄昏の続きが出てるとか、なんとか…。幻水の4のあやまりがこの段階で想像できたのでやってません。つか、アクションっていうから、私には無理。

 FFタクティクス
 他のFFシリーズもなんだかんだと好きですが、なぜか何回もやってしまうのがこれ。職業とか、なんとか色々面白かったです。と、ストーリーがよかった。にしても、チョコボには色々やられましたわ。ち。


 なんせ、ストーリー重視RPGオンリー。
 なんぞ面白いのがあったら教えてくださいませ。

 こんなもんでOKっすか? 

恩田陸

2005年07月06日 | 文学ww 邦人
図書室の海
◆「図書室の海」
 恩田陸の、短編集。
 っても、どれも、どこかに繋がっている。
 私は、「イサム・オサリヴァンを捜して」が気に入ったんだけど、これって「メイズ」の世界に近いからな。って思って、私あの世界がすごく好きなんだって、気付いたww
 ともあれ、恩田陸のポケットの広さを、手腕の確かさを、知らされる一冊。
 ホント、いろんな手管を熟知してる人だ。

秋月こお

2005年07月06日 | 文学ww 邦人
バイオリン弾きの弟子たち 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部
◆「バイオリン弾きの弟子たち」
 フジミの6部の始まりだそうで。
 守村くん、留学からかえってきました。
 タイトルは「魔法使いの弟子」のパクリなのかなと思ったんだけど、意味なし。つか、全く意味なし。お友達が(Cさんよww)今回のに頭きてたけど、このタイトルのなっちょらんので、充分頭にくる。で、内容も、お前なめとんか、って感じ。
 別に、リアルなんて求めてはいないけど(ええ、今まででもおいおいって部分は一杯ありましたのよ)でも、フィクションをリアルに感じさせる魔法を読者は求めてるわけで、「これはリアルじゃないんだもん」って開き直ってるようなのって、間違ってると思うですよ。
 ま、長いシリーズには、「閑話休止」って部分が絶対必要になってくるものだから、今回はそーいうものだと好意的に解釈しませう。

★★★☆☆☆☆

2005年07月03日 | DVD
ドリームキャッチャー 特別版
◆「ドリームキャッチャー」
 キング原作のホラー。
 幼馴染の4人の男性と、森でおこる怪奇現象。でも、主役は軍人役のモーガン・フリーマン。
 …それは無茶だろ。

 原作は面白かった。もう、めちゃくちゃ面白かった。さすがキングだ、って満足した。が、主役は、イカレタ軍人。このあたりで、いやああな予感がしてたんだよね。
 で、それは間違いでなかったかなと。
 結局、どこにピントをしぼるかで失敗してるんだと思う。四人組とデビットの友情か、怪奇現象の原因か、イカレタ軍人の内面か、も、他は一切無視してブルトーザーみたいにやっていかないと、いくら180分使っても????になってしまう。キングが、内面的な話を書くと深くて、2Pぐらいのことに30分ぐらい費やさないと駄目って感じなのになぁ。
 わかってるのか<怒
 と、四人組の子役はよかったけど、デビットの子役→大人つーのは…。なんで、あーいう時にとっても似た容姿の子OR人を選ばないんだろう? ブラックリバーでも強く思ったけど。
 でも、怖いところは、怖かったです。はい。

カーリン・アルヴテーゲン

2005年07月02日 | ミステリー(翻訳)
喪失
◆「喪失」
 「罪」のアルヴテーゲンの2作目。
 北欧のベスト推理小説賞になったそうな。

 ホームレスの女性が、男性を騙してホテルに泊まったらその男性が殺され、自分に容疑がかけられた。警察は、彼女がやったものと頭から決め付けていて、彼女は自分で真犯人を探す…。
 真犯人を探すことより、彼女の生活や性格、そして生い立ちの方がミステリーだったかもね。で、途中ではさまれる彼女の生い立ちが結構つらかった。裕福だけど愛情なんて欠片もないって感じで。
 後半からすごく面白くなる。結末もなかなか気がきいていた。
 しかし、彼女の性格も……ミルウォーターズの「昏い部屋」と比べてしまったのがまずかったかww あそこまでの信念っていうか、貫き通すものっていうのはなかったな。でもって、むしろそういうのが欲しかったような。
 と、スウェーデンの警察は、連続殺人になった段階でも、彼女に容疑をかける(最初の男は接触があったけどあとは全くない)ほど無能なのかしらん。そこんとこは、非常にひっかかります。

G・H・フォード

2005年07月02日 | ミステリー(翻訳)
黒い河
◆「黒い河」
 コーソシリーズの2作目。

 今回は、手抜き工事の黒幕の裁判で、その黒幕の本を執筆中だったので巻き込まれるコーソ。
 しかし、悪党ってここまでやるのか、って具合に徹底的に悪党で。でも、アメリカの陪審制度故に、罪となるかどうかずっと揺れている。
 このあたりは、やっぱり感覚的にわかりにくいかな。映画とかで出てくる陪審員の話は、リアルさに欠けてるんだろう。

 ともあれ、面白かった。
 やっぱ、コーソシリーズ面白いです。
 早く、四作目も出るといいなぁ。

G・H・フォード

2005年07月02日 | ミステリー(翻訳)
憤怒
◆「憤怒」
 フォードの、コーソシリーズの1作目。
 
 連続レイプ殺人犯の死刑執行6日前に、逃げ延びた女性が偽証したと言い出した。
 タイムリミットがあって真犯人をつかまえる、っていうよくある設定だが、これで本当に面白いのは数少ないと常々思う。で、これはいい。
 リミットがあるっていう緊迫感に頼ってないところが、とても頼もしいなと感じた。
 主人公のコーソは、元NYタイムズの記者だったのだが、圧力をかけられ記事を捏造したと訴えられジャーナリズムの世界から追い出された。その後、ノンフィクション作家になって富は手にしたけど、すっかり人間嫌いになって隠遁生活を送っている。
 相棒のカメラウーマン、これも一筋縄ではいかない個性的な人。
 このコンビ性が、すごくいい。

 読み出したら止まらないこと必至。

中山可穂

2005年07月02日 | 文学ww 邦人
白い薔薇の淵まで
◆「白い薔薇の淵まで」
 山本周五郎賞を受賞したビアンの話。
 エキセントリックな新人作家と平凡なOLとの恋愛なんだけど、同性だからというより、性格的なものだと思うのだが、よく修羅場になる。
 よーするに、恋愛関係になると性差っつーのはあんまり重要じゃなくなるのね、って…違うか。
 面白かったのは、面白かったんだが、やおいでもこういう話多いからなぁ。ゆえに、私には新鮮さはなかった。サクラダファミリーの方がよかったけど、あれもピアニストの設定あたりで微妙にズレを感じていたので、私にとってこの作者は、そういう感覚になる作家なんだろう。