花から花へネトレプコ(アンナ),コンチェッティ(アンドレア),ミンガルド(サラ),ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団,ピルギュ(セミール),ウリヴェーリ(ニコラ)ユニバーサル ミュージック クラシックこのアイテムの詳細を見る |
仕事の時って、一番よい状態であれば音は決してほしくないわけ。が、つかれてくると、音楽がききたくなります。それもだんだんはげしくなってくる。まずはピアノかギター、チェロあたりの楽器一つにはじまり、バイオリンのアンサンブルになり、シンフォニーになり、カンテになり、最後は超絶技巧のオペラになる...という順番らしいです。カンテとシンフォニーは逆転することがあります。が、最後は人の声をがんがんききたくなるらしい。
で、前の週末、せっせと原稿をうめながらききまくっていたのがアンナ・ネトレプコ。パワーがもらえる気がしたの。面白い原稿だったのだけど、ものすごい量でしたから。
このオペラ歌手を見ると、天が二物を与える人、っているんだ、とつくづく思っちゃいます。この通りの華やかな美人 が、歌はもっとすごいんですわ。カラス以来のスターらしいです。たしかに歌、見た目、演技力とそろっているのが同じ。レパートリーも共通点があるかも。
初めて聞いたのは、テレビで放送していたオペラ「椿姫」でした。ひっくり返りました。だって、ものすごくうまいテノール(ローランド・ビリャソン)を喰ってるんだもん。ありえない、と思いました。
また、見た目も役にとってもあっていたかも。演出もおもしろかったんですよ。大きな時計があって。
ためしにYou Tubeでビリャソン、ドミンゴとの競演の乾杯の歌を聞いてみてくださいませ。リサイタルでうたったみたいですね。これはまだ、男性二人に花をもたせてあげているといっていい(笑)オペラではこの後のアリアで真骨頂をみせてくれた、というところでした。でも、かんじはわかるはず。
このCDでは夢遊病の女、清教徒、ルチア、オテロ、ジャン・スキッキなども歌っています。コロラトゥーラの技巧をこらしたプリマドンナらしい役がはまるのはもちろんのこと、以外なことに可憐なジャン・スキッキも違和感がなかったりする。女優ですねえ。ラ・ボエームでいくと華やかなムゼッタ向きにちがいないのだけど、いじらしいミミも歌っているらしいです。見たらきっと納得しちゃうようなできなんでしょう。
一度生で聞いてみたいもの。けっこうなお値段でしょうが...
アンナ・ネトレプコの日本語版アーティストサイト
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