バーチュー&モイヤー オリンピック画像

Tessa Virtue & Scott Moir of Canada Win Olympic Gold in Ice Dancing


バーチュー&モイヤー組、金メダル、とってしまいました。アイスダンスで金メダルを、という北米の悲願＋地元の期待に応えた形になります。ジュニアからあがってきたばかりのころからくの組は好きでした。しかし、ここまでになるとは。

画像はODと、子供のころからの二人の画像です。コンビを子供のころ(97年）から組んでいるわけですね。若いにもかかわらずユニゾンの高さ、完成度の高さは10年以上も組んでいる、ということにもあるかもしれません。

しかし、1位、2位の完成度の高さはすさまじいものがありました。コーチが同じなんですよね。昨日の結果に一番喜んだのは実はコーチだったりして。

が、教え方がよかったか、もともと持っているものがちがいすぎたのか、芸風がまったくちがいます。見ているときの反応も明らかにちがうんです。歓声を上げて拍手してみてしまうのがデイビス＆ホワイト組、息をのんでまばたきも惜しいようにうっとりと眺めてしまうのがバーチュー&モイヤー組。スポーツのファインプレイをみたときの反応と、バランシンあたりのクラシカルだけど筋のないダンスを見たときの反応のちがいに近いものがあります。

あと、映画や舞台のサウンドトラックを使う場合とそうでない場合の反応もちがうなあ、と。

マーラーを使って音楽を表現して自分たちの世界を作っているというか。物語を頭に描いて滑っているのかもしれませんが、見る方は自由に見てしまえるなあ、と思ったのでした。映画とかだと、映画のストーリーにあわせて見ちゃいますので、見る者にとっては自由度がやや少ない気がする。想像しやすくて展開についていくこともできるというプラス面はあるけれど。

両組ともFDもすばらしくよかったのでまた見つけたらはるかもしれません。女子シングルにかまけてそれどころじゃない可能性もありますが。