Becoming Jane CD Pack (Book & CD) (Penguin Readers Simplified Text)Penguinこのアイテムの詳細を見る |
神戸ではやってなくて、大阪で朝と8:40分からの二回しかしない、というこの映画。優遇されているとは言い難い作品です。実際見ていた人も少なくて、友達と私を含めても6人でした。
が、おもしろかったですよ。
小説家志望で才気煥発なジェイン(アン・ハサウェイ)は、一見遊び人風のルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)とはじめは反発しあっていました。が、実は自由な考えの持ち主で家族思いのルフロイと恋におちます。二人は結婚したいと考えますが、ルフロイの後ろ盾になっている伯父は反対。一時は駆け落ちをしかける二人ですが、家族思いの二人は結局、別れることに。月日が流れ、小説家として成功をおさめるジェイン。その前にジェインという名の娘をつれたルフロイがやってくる、というところでお話はおわり。
わりあいシンプルです。
が、オースティンの作品、これまでのテレビや映画をしっかり意識して作ってありました。たとえばルフロイはかのダーシーとSense and Sensibilityのウィロビーを足してわったようなかんじ(笑)。ジェインは当然ながらエリザベスににてます。エリザベスをもうちょっととんがったかんじ。そんな二人の出会いとひかれあっていく様はさながらPride and Prejudice.舞踏会、こじんまりした家の家庭生活、田舎道の散歩、仲良し家族、ちょっと嫌みな上流階級の人たち、愛情とお金の問題(Affection is desirable, money is absolutely indispensable!"なんていうお母さんの言葉は子だくさんで苦労ばかりしているだけに切実だ...)ジェイン・オースティンの世界をすべて2時間ばかりでぎゅっと集めたようなかんじ。
ルフロイとのエピソードはたぶんフィクションでしょうが、いかにも、という話で。
やはりジェイン・オースティン好きの友人といったおかげで、映画の後も大いにもりあがりました。
何度もみてもよいね、と友達と話したのでした。DVDがでたら、彼女が買うにちがいありません。借りようっと
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