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川端同心 思うところあり・・・21

2019年06月07日 | 川端同心の裏方記録1~37
横川がみえるようにというだけあって、 疋田さまの住まいは山をちょっと上ったところにあった。 最後にみた家から、ずいぶん歩いたから、 これは、近在のものと、口をきくのも億劫であろう。 やはり、もしかすると お松が死んだのも、知らないのかもしれない。 やがて、疋田様の住まいが見えてきた。 小さい屋敷に移り住んだと聞いていたものの 役宅と比べればというだけであって、 きちんと門構えもあ . . . 本文を読む
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川端同心 思うところあり・・・22

2019年06月07日 | 川端同心の裏方記録1~37
老爺に案内されるまま、座敷に通されると 老爺は疋田さまを呼びに行った。 漏れ聞こえてくる老爺の声からも やはり、川端が来ると見越している疋田さまである。 「お連れしました」 ただ、それだけで、だれといわずとも川端の訪問だと通じているようだった。 やがて、座敷のふすまが開き、疋田が、現れた。 「突然、ぶしつけに・・」 いきなりの訪問を詫びる言葉を疋田が制した。 「なに、気にすること . . . 本文を読む
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川端同心 思うところあり・・・23

2019年06月07日 | 川端同心の裏方記録1~37
川端の中で迷いがあった。 お松が亡くなった内儀に似ているというので、 話をしたいというのは、判る。 だが、その話をする刻をわざわざ、夜にしたのは やはり、疋田に男の欲があったせいではないか? と、思える。 だとすれば、疋田の本心は確かに良いところに嫁がせてやりたい。 と、いうことだろうが、 なにも、通わせるでなく、あっさり、身請けして 養女に直しても良いだろう。 それをわざわざ . . . 本文を読む
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川端同心 思うところあり・・・24

2019年06月07日 | 川端同心の裏方記録1~37
川端は役人の自分であることが先だと自分を叱咤すると、 ぬるくなった茶を一口すすった。 「お松は死ぬ前に頬あたりに小さな打ち傷を作っていました」 疋田の表情が、どう変わるか、 川端は、それをみつめるだけだった。 だが、疋田はかすかな瞠目を見せただけだった。 「それは、お松がころされたかもしれないと・・いうことか」 疋田もまた、川端同様、お松が恨みを買うことは無いと考えているということに . . . 本文を読む
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