声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

暮しの手帖

2016-09-06 19:21:25 | Diary
朝ドラ、「とと姉ちゃん」は、すでにクランクアップしているそうですが、

ドラマは、いよいよ佳境に入って来て、目が離せません。


「暮しの手帖」は、子供の頃から親しんだ雑誌ですが、

8、9月の第83号には、初刊の記事が特集されています。


その編集後記には

常子のモデルとなった大橋鎮子さんの

「どうか、この本を買ってください」

と切々と訴えるように綴られた文章が載せられ

それに、あの雑誌作りに賭けるTVドラマのシーンが重なり、

ちょっと感動しました。



特集記事には、

ホットケーキの作り方も、
直線立ちの洋服の作り方も当時ののまま載せられていたのですが、

何より興味深かったのは、

花山編集長のモデルでもある花森安治さんの記事です。


テーマは女性の「スカートの丈」でしたが、
これがまた、当時の女性の脚の欠点などを挙げて、

違和感がない適切な丈は、どのくらいの長さであるかを提案…

というより、コラムのような文体で綴っているのです。

人柄が偲ばれる、その鋭い洞察力と辛口のタッチに思わず笑ってしまいました。

唐沢寿明さんが巧みに、その個性を表現しているのですね。


そういえば昨夜8時過ぎ、所用あって都内に出掛けた折、

メトロ日比谷線で、「とと姉ちゃん」に出ていた女優さんを見かけました。

同じ車輌の

私の斜め前の座席に座っている女性が、スラリとしたとても綺麗な人で

(アレ?顔に見覚えがある)

と思ったら

常子の女学校時代の親友役の女優さんでした。

ロングヘアを編み込んで、すっきり襟足を出したややレトロなヘアスタイル、

特徴的な黒目がちの瞳と少し下り加減の眉でわかりました。


黒いシンプルなワンピースが、綺麗な肌をますます白く見せていました。

不思議なことに、彼女に気付いたのは私くらいで
周りの乗客は、誰も気づいていない様子…

だって、みんなスマホとにらめっこですもの。(^^;;


私の視線に気付いた彼女…視線が合った瞬間、ドラマの中で見せた

少しはにかんだような笑顔がステキでした。

実物は、とっても綺麗なんですね。

何だか得した気分…。


今後の出番は、あるのでしょうか?










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シューマンの「ライン」

2016-09-04 09:08:06 | 音楽



小さな庭に大きな赤唐辛子が実をつけました。


日曜の朝はTV「題名のない音楽会」を

楽しみに観ている音楽ファンです。


…が、

今朝のシューマンの交響曲第3番「ライン」

での、

まるでSNSの「ライン」と全く同じ発音の曲紹介には違和感がありました。



Rheinische…ライン川のもの

というのは、シューマンがライン川沿岸の風物を曲に盛り込んだ…ことから、

つけられた副題で、もともとの標題ではないと学生時代に教えられましたが

私は、これまでずっと「ラ」の音にアクセントがつく頭高型の発音だと思っていました。


ライン川だと「イン」にアクセントがつく中高型になりますが

昔は、「ライン」だけだと頭高型で発音していました。

名曲「ローレライ」でも、そのつもりで歌っていました。




シューマンの交響曲第3番の副題

「Rheinische」は、

翻訳ソフトで調べても最初にアクセントがついています。


じゃ、Rheinだけではどうか?


昔、買ったドイツ語辞典で調べると、




やはり、最初が高くなるアクセントです。




それが、なんなの?

と思う方もいるでしょうが…

固有名詞のアクセントは、大切なものだと思うのです。


例えば、

“真田丸”のアクセントは、「ナダ」が高くなり「マル」を下げて発音しますが、

試しに「マル」を下げずに

平板型か尾高型アクセントで発音してみてください。


まるで、コンピューターの音声にように不自然だと思いませんか?


交響曲のタイトルも同じです。



今朝の女性アナウンサーの「ライン」のアクセントでは、

曲のイメージが別ものになってしまった…

そんな印象を受けました。



アクセントは、年々、変わっていくものではありますが、


名曲のタイトルのアクセントまで、

今風に変えてもらいたくはないと、個人的に思うのです。

スミマセン、辛口で…

(~_~;)


しみずゆみ













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いまわのきわ

2016-09-02 23:46:10 | Diary
義母が

「お友達から、しばらく連絡がないと思っていたら、5月に亡くなっていたのよ」

と話してくれたのが一ヶ月前のこと、

昨日は、その“お友達”の生前の話しを聞きながら、

いろいろと考えました。


マンションで独り暮らしをしていた義母の“お友達”は、

生前とても気にしていたことが、自分の死に際だそうです。


ある時は、


「今、死んだら困るわ…だって、台所の洗い物が済んでないもの。こんな、雑然とした台所を見られたらイヤだわ」



そして、ある時は、


「ベランダの鉢植えが、ほらあんなに枯れているでしょ?本当は、片付けなきゃいけないんだけど…だから、今、死ぬのは困るわ…」



そして、また、ある時は、


「洗濯物が干してあるままで、もし死んじゃったらどうしようって、いつも考えるのよ…
イヤだわ、きちんと取り込んでから死にたいわ」


…それらを聞くたびに、

義母は、

「死んだ後のことなんて気にしなくていいのよ、そんなこと誰も気にしないんだから…」


…と、慰めていたらしいのですが


その5月に亡くなっていた“お友達”の最期は、どんな風だったのですか?

と訊くと、

「息子さんからの手紙によれば、
お風呂で心臓発作を起こしたらしいわ…」

と…言いながら、

義母は、深いため息をつきました。


あれほど体面を気にする“お友達”にしてみれば
おそらく、

その死に際は一番、恐れていたシチュエーションだったはず…


自宅で死ぬ…というのは、確かに理想ではありますが…


願わくば

綺麗に部屋を片付けて、

誰に見られても恥ずかしくない状態で死にたいものだと、

きっと“お友達”は、いまわの際に

そのことを、とても気にされていたに違いないと思い…、

義母と二人でしんみりしたのでした。(~_~;)
















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9月1日

2016-09-01 08:46:07 | 最近の話題
気がつけば…

もう、こんなに実が大きくなっていました。




季節は、いつの間にか
どんどん進んでいるのですね。


ご近所の梨の木も

知らぬ間に

甘い果汁を吸いにやってくる
蝶の憩いの場になっています。




家の裏の柿の木も

青い実をつけました。




散歩しながら、

このところの大雨で水分をたっぷり含んだ土が柔らかくなっていることを実感しました。


今日は『防災の日』…


清水由美


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