声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

木蓮の涙

2014-04-04 07:02:04 | Diary
花の命は短くて…と言いますが

花の咲き始めと散り際を比べてみると、圧倒的に美しいのは散り際のほうでしょう。

この時期、今が盛りのサクラの話題ばかりですが

既に盛りを終えて、散る間際のハクモクレンが雨風の中で花を落とさないように必死に耐えている姿は、とても美しいものです。




ただ、その白く美しい花びらが
散った時は悲惨で

「汚ない」と言われて近所中の嫌われもの …。(~_~;)

変色した花びらの残骸を、そそくさと片付けるご近所さんの姿を見るにつけ

( こうも咲いている時と散った後の落差の大きい花があるだろうか…)

…と、
あの散って行く姿さえも美しいと言われているサクラと、つい比べてしまうのです。

数多く楽曲にされているサクラに比べ
楽曲も少ないのは、やはり散った時のアノ姿が印象的な事もあって?
でしょうか。

そんな中、モクレンを扱った楽曲で思い浮かぶのが、
スターダスト・レビューの
「木蘭の涙」です。

私は根本要さんがピアノだけで歌う
アコースティックバージョンが好きで、

この曲を聴くたびに
あのモクレンの美しい姿だけを重ねています。

そして、はらはらと、あの木蓮の花びらが落ちるように、

大粒の涙を流すのです。(T ^ T)


写真は散り際のハクモクレンと咲き始めたサクラ…そしてワタクシ。





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旧秋元邸で

2014-04-02 10:07:11 | まちづくり
久々に、ドキッとする彫刻に出逢いました。


この両脚を踏ん張り、
今にも魚の群れをめがけ網を投げようとする瞬間の緊張感、

首筋のツッパリや肩から胸、腕にかけての筋肉の力強さ、

それらと対象的な投網のドレープの滑らかさ、

躍動感のある素晴らしい作品です。

作者の毛利教武さんは、高村光雲の弟子だったそうですが、

この場所にこんな素晴らしい作品があるなんて…驚きました。


旧秋元邸は、向井千秋記念こども科学館のすぐ側、
田山花袋記念文学館の横です。




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