声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

宮沢賢治ワールド

2013-10-13 07:53:01 | ナレーション ボイストレーニング
一昨日、前橋市児童文化センターの
プラネタリウム収録が行われ、

そこで久しぶりに宮沢賢治の
「よだかの星」を読む機会がありました。

かれこれ15、6年程前になりますが
「星と音楽の夕べ」というイベントで、
この「よだかの星」を朗読劇風にLiveで演った事がありますが、

投影教材として取り上げるのは久しぶりという事もあって、とても新鮮な気持ちで収録に臨みました。

読み合わせの途中で、演劇クラブの生徒達や指導の先生方と、

「かわいそうだね、ヨダカって。」

「宮沢賢治は、どうしてこんな可哀想な話を書いたんでしょうね。」

「これじゃ、いくらなんでも
ヨダカが救われないですね…」

などと言いながら録りましたが、

ヨダカが天に召されて行くシーンの
ナレーションを読み終えた後で、
いつになく室内がしんみりとした雰囲気に…。

いつもなら、
「は~い!お疲れさまでした!!」
と元気な声をかけてくれる音響担当の
先生方まで、いつもと様子が違っていました。

もちろん、脚本もアレンジした内容ですし、原作よりも短めではありましたが、…なんだかとても切なくなったのです。(。-_-。)

いつの間にか宮沢賢治ワールドに、入ってしまっていたのですね。

前橋市児童文化センタープラネタリウムでの「よだかの星」投影は、
来年1、2月の予定です。

どんな映像になるのか、とても楽しみです。(*^_^*)



清水由美 

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