声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

日野原先生ご逝去

2017-07-18 14:50:49 | Diary



風が強くなってきました。

午後から晴れてきましたが、案の定、雷雲が出てきました。


ニュース速報で、
日野原先生が、亡くなられたことを知りました。


以前、先生が代表をされていた音楽療法の団体で勉強する機会があり、

また、講演会等でもお話を聴かせていただきましたが、

90歳を過ぎてからも

「私の将来の夢は…」

と、話されているのを聞き、

そのバイタリティに感服したことがありました。


年齢不問…の生き方を貫かれたのは、素晴らしいと思います。


ですが、

今の日本は、まだまだ先生が目指しておられた「老人活躍社会」には、程遠い…。

仕事したくても、定年の壁に阻まれ続けられないのが現状です。


また、

かつて先生が提唱された“音楽による病の癒し”を目的とする“音楽療法士”の普及も

思ったほど、進んでいないように思います。


ボランティアで高齢者施設を訪問する演奏者は多くても、

セッション(臨床)として、医学的見地から音楽の効果を実証するのは難しいのが現実です。



先ほどのニュースで、

最期を看取った病院関係者が

「(日野原先生)は、やり残した事はないでしょう」

とインタビューに答えていました。


105歳で亡くなったから、やり残した事がないと考える…

常識的に考えれば、確かにそう思いたくなりますが、

日野原先生の、これまでの言動からして

そこは一般人の考え方とは少し違い、

(やり残した事がないわけないのでは?)

と…

二重否定で、わかりにくいですが

日野原先生には、やり残した事があるはず…だと、

私は思っています。




ちなみに、

私の郷里の島根県は、昨年、100歳以上の人口が全国一になりました。


90歳を過ぎて亡くなった人のお葬式で

遺族に“大往生でしたね”と声かけする参列者も多いのですが、

実は、あれは“マナー違反”です。

“大往生”は、身内の方が使うときだけ許される言葉ですものね。













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