声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

自衛官ことば

2012-12-22 11:26:45 | 自衛官時代の想い出
自衛隊の中では、特殊な言葉が使われます。

公式なものとスラングがありますが

例えば、
物干し場を→物干場(ぶっかんば)
灰皿→煙管(えんかん)

という風に呼びますが

表現方法も音読みが多いのが特徴です。

帰隊遅延(きたいちえん)→門限を破る事

なども書けばわかりますが、
耳で聞いただけでは理解できない
言葉ですよね。

こういう表現が多い自衛隊ですが

例えば、列を成して歩いている最中に
班長が大声で

「後方車輌! 後方車輌!」

と叫ぶことがあります。

これは、

「後ろから車が来ているよ!」

という意味ですね。
最初は、なんの事だかわからず戸惑い
ました。


余談ですが、私は自衛官退職後に
大阪の自動車学校で自動二輪の教習
に通っているとき、

自動車学校の教官から

「後方確認」と言われて、

またがっていたオートバイを降り、
後ろに回って、ナンバーを読んだこと
があります。(^_^;)

こういう縮めた言葉って、どうも
わかりづらいですよね?


さて、自衛官用語に話を戻しますが、

よくWACの後輩達から

「ダンナさんは官品(カンピン)ですか?」

ときかれます。

これは、官品→自衛官 という意味です。

また、何度かblogにも書きましたが

一般世間の事を自衛官は、シャバ

と言います。

ちなみに、私は現在も現役隊員たちに
自衛官OGとして、年に数回、講演
で話すことがありますが、

「シャバという言葉はもともとは
"檻の中"で生活した人が使う言葉な
ので、めったな所で使わないように」

と伝えています。(^^;;







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