声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

女難

2020-01-23 23:19:00 | 最近の話題



このところ、夜な夜な

ネットの青空文庫で文学作品を読んでいる。

次の朗読講座の教材探しが目的だが、

旧仮名使いの多い作品は、どうしても読みづらいため

読み手自身が内容の把握がしやすいか?

声を出しながら読んだ時にどうか?

(差別用語、エロティックな表現はないか…)

それに加えて、

作品の長さはどうか?等をチェックしながらの作業になるので

けっこう時間がかかる。

その中で、

実際には、取り上げるのが難しい作品ではあっても読んでみたくなる作品に出会うことがある…

例えば、国木田独歩。

偶然出逢った落ちぶれた今でいうストリートミュージシャンの尺八吹きの身の上話で綴る

『女難』などは、

もしかして“私小説”に近い?と思える節もあって、

まるで、

“女にモテる事が不幸の始まり”

とでも言いたげなストーリー…

主人公の尺八吹きは、明らかにマザコンだと私は思うのだが、

その母親が“女難の相”がある息子に擦り込んだのが

『外面如菩薩内心如夜叉』

という言葉。

意味を調べると、

“外面は菩薩のように優しく美しいが,
内心は夜叉のように邪悪であるということ。
仏教で,男性の煩悩の種となる女性をたとえていう。”

…とある。

なるほど…“煩悩の種”か。

昔の人は、よく言ったものだ。

(⌒-⌒; )


若い頃、よく聴いたラーセンフェートンバンドのアルバム『Full moon』の1曲目。
イントロがカッコいい!









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