声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

お岩さんの日

2021-07-26 20:07:29 | 最近の話題
滑舌練習で

岩井はお岩へお祝いを言う、お会いしてお祝いを言うわ』

というのがある。

何故ゆえに、お岩なのか?とも思うが、
もともと深い意味はないらしい。

今日7月26日は、

東海道四谷怪談が初演された日で

それにちなんで、
『幽霊の日』なのだとか。

そのヒロイン、お岩さんだが、

彼女の眼の上にできたオデキは実は帯状疱疹だったと言うのは有名な話しだ。


伊右衛門に毒を盛られたと信じ込んで恨んだお岩さんも気の毒だが、

怨まれた伊右衛門も、それなりのダメ夫だったのだろう。

以前、帯状疱疹で通院していた頃、

皮膚科医から、
「まぁ、大した事はなさそうだけれどお岩さんになると困るから、念のためしっかり治しておきましょう」

と言われた事があったが、

( な〜んだ、やっぱりアレは本当だったのか)

と、ガッカリした。
幽霊の正体見たり枯れ尾花…の気分である。


実は私が子供の頃、
初めて観た映画が、東海道四谷怪談だった…。

従姉と母と田舎の小さな映画館で
母親の背中の後ろで、
ぶるぶる震えながら隠れて観ていた…

記憶の中のお岩さんは、迫力が半端なかった。

当時の私は、たぶん5歳前後だったと思うが、
「うらめしや〜」
と、お岩さんが出てきたシーンを今でもはっきり覚えている。

インパクトの強さでは、
お岩さんに敵う幽霊はいない。

以前にも
このブログに書いた事があるが、

私の好きな幽霊話best3は

1位 お岩さん(東海道四谷怪談)
2位 お菊さん(番町皿屋敷)
3位 お露さん(牡丹灯籠)

と、長年このbest3は変わらない。

どれも古典で、哀しい女の物語が描かれている。
そして、共通するのは“怨念”だ。

ついでに言えば、
何故か、どの話にもダメ男が出てくる。

その中でもお岩さんの夫はダメっぷりもNo. 1だ。

以前、
ペットボトルのお茶の名前に、なぜ、
お岩さんのダメ夫の名前が付いているのだろう…調べた事があったが、どうやら別人らしい。

福◯園の創始者のお名前だとか。

お岩さんとは無関係のようで…
大変、失礼しました。

(ー ー;)



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シンプルな言葉

2021-07-26 06:24:00 | 報道 ニュース ワイドショー
堀込優斗選手が

試合直後のインタビューで答えていた言葉で

「スケボーだけしてきて」

と答えていた。

…そのシンプルな言葉に惹かれた。

なんでもそうだが、

1つの事を徹底的に練習し続けることがトップになる事の条件だとは思うが、

遊びとしてしか認識されていなかったスケボーに打ち込むために

高校を卒業と同時に単身で米国に行くと言う、かなり思い切った選択も、

普通の親なら「やめておけ」と止めるだろう。

親も子供のためを思い、

可愛い子には旅をさせろ…で送り出すだけの度量がある。

そこが、違うのだ。

何か1つだけ人より秀でていることが有れば、とことんその部分を伸ばしてやる事は、
みんな横並びで良しとする没個性を重視した日本の教育では難しい。

習い事も勉強も部活も、

アレもコレも、やりたいと思っているうちに、チャンスを逃してしまう事もある。

大人になってからはどうかと言えば、

例えば、
何をやっても器用にこなす人の中には
マルチで活躍する人もいるけれど、

マルチの才能は、その世界のトップクラスを超えられるかと言うと、

残念ながらNOだと思う。

1つだけ選択すると言う事は
何かを犠牲にする覚悟があるかどうかだ。

多くの事に興味を持つ事が
逆に専門性を伸ばせなくなる…

ある程度、何でも器用にできるより

何か1つだけ、それしか出来ないと言いながらもコツコツ続けて行くことの大切さを

堀込選手のシンプルな言葉から学ぶ事ができる。

彼みたいな若者を見てると、

まず大人である親が変わらないとダメなんだなぁ…と感じる。

シンプル・イズ・ベスト

…って、
こう言うことなんだな。




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