滑舌練習で
『岩井はお岩へお祝いを言う、お会いしてお祝いを言うわ』
というのがある。
何故ゆえに、お岩なのか?とも思うが、
もともと深い意味はないらしい。
今日7月26日は、
東海道四谷怪談が初演された日で
それにちなんで、
『幽霊の日』なのだとか。
そのヒロイン、お岩さんだが、
彼女の眼の上にできたオデキは実は帯状疱疹だったと言うのは有名な話しだ。
伊右衛門に毒を盛られたと信じ込んで恨んだお岩さんも気の毒だが、
怨まれた伊右衛門も、それなりのダメ夫だったのだろう。
以前、帯状疱疹で通院していた頃、
皮膚科医から、
「まぁ、大した事はなさそうだけれどお岩さんになると困るから、念のためしっかり治しておきましょう」
と言われた事があったが、
( な〜んだ、やっぱりアレは本当だったのか)
と、ガッカリした。
幽霊の正体見たり枯れ尾花…の気分である。
実は私が子供の頃、
初めて観た映画が、東海道四谷怪談だった…。
従姉と母と田舎の小さな映画館で
母親の背中の後ろで、
ぶるぶる震えながら隠れて観ていた…
記憶の中のお岩さんは、迫力が半端なかった。
当時の私は、たぶん5歳前後だったと思うが、
「うらめしや〜」
と、お岩さんが出てきたシーンを今でもはっきり覚えている。
インパクトの強さでは、
お岩さんに敵う幽霊はいない。
以前にも
このブログに書いた事があるが、
私の好きな幽霊話best3は
1位 お岩さん(東海道四谷怪談)
2位 お菊さん(番町皿屋敷)
3位 お露さん(牡丹灯籠)
と、長年このbest3は変わらない。
どれも古典で、哀しい女の物語が描かれている。
そして、共通するのは“怨念”だ。
ついでに言えば、
何故か、どの話にもダメ男が出てくる。
その中でもお岩さんの夫はダメっぷりもNo. 1だ。
以前、
ペットボトルのお茶の名前に、なぜ、
お岩さんのダメ夫の名前が付いているのだろう…と調べた事があったが、どうやら別人らしい。
福◯園の創始者のお名前だとか。
お岩さんとは無関係のようで…
大変、失礼しました。
(ー ー;)