声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ピリピリチクチク

2019-10-09 17:06:00 | Diary
い午前の仕事が終わると同時に

朝予約しておいた皮膚科に飛び込んだ。


3、4日前から、

左側の肋骨下がズキンズキンと疼いて

その周辺に赤い発疹が出始めた。


最初は虫刺されかと思って軟膏を塗っていたが、

良くなるどころか、範囲がだんだん広がってきて、

ピリピリ、チクチクと痛む…

「左側 肋骨下 発疹 痛い」

と入れて検索すると、

「帯状疱疹」と「肋間神経痛」というワードに当たった…


( この痛みが、かの皇后さまも罹ったという帯状疱疹か…)


まだ、水疱はできていないけれど

このまま放っておくと、患部が広がる可能性もあるなぁ…。

ここは、やはり専門家に診て貰うに限る

…ということで受診。


診察室の前の長椅子に座っていると

直前の患者と医師の会話が聞こえてきた。

「帯状疱疹は、発疹が引いてからの方が痛みが強く出るんですよ」

「……」

「3週間後に、またきてください」

「……」

医師の声しか聞こえなかったが、

( へぇ…、そういう病気なんだ)

と驚いた。


簡単に考えていたが、治療は長くかかるらしい、

私の場合は、まだ始まったばかりなのかも知れない。



名前を呼ばれて、診察室に入っていくと、

初老の男性医師がブツブツ言いながら前の患者の紙のカルテに、

必要な事項を記入しているところだった。

( アナログかぁ…、珍しいなぁ)


そう思いつつ、

「よろしくお願いします」と頭を下げると

私の問診票にチラッと目を通したドクターは、

内診を始めた。

特に痛みが強い左側の背中の発疹を見ながら

「あぁ、これは結構、拡がってるねぇ」と呟いた。

そして、

「帯状疱疹ですね」と答えた。


心の中で、

( やっぱり…)

と思ったが、声には出さなかった。


「仕事は?」

と訊かれたので

「講師業をしています」と答えると

「元アナウンサーとか?」と言われ、

「はい、まぁ…」

と、曖昧に相槌を打った私に

「医師会の研修行きましたよ」

とドクター…


「あっ、そうですか!」

冷や汗がドッと吹き出した。


( そ、そうだったのか…)

「その節はお世話になりました‼︎」

と、お礼を言うと


「当てられるんじゃないかとドキドキしましたよ」

と、相好を崩した。

( 覚えてくれていたんだ…)




「できるだけ注射は、続けてきてください」

と、来週の火曜日までの通院が必要だと言われ、

週末の伊豆下田への出張の事を伝えると

「アルコールはダメ、温泉も注意してください、忙しいと思うけれど、なるべく身体を休めてください」

と言われた。


世間は狭い。

特に私のような商売は、どこで誰に会うかわからない…。


仕事では、またいつものようにエラそうに喋っていたんだろうなぁ…。


続いて、

看護師さんから注射をしてもらい、
丁寧な塗り薬の説明を受けたが、

医師会の研修はドクターだけでなく、

看護師さんも多く参加していた事を思い出し、

( わかりやすく丁寧な説明だなぁ…)


と、感心しつつ、

この通院経験も、どこかでネタに使おうかなぁ…

と、思うのであった。















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