声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

逢いたくて

2019-05-04 22:56:32 | オリジナル曲


今どき、

こんなベタなlove songは作らないだろう…と思いつつ、

先ほどまで編集作業をしていました。

本人も、いつ作ったか憶えていないそうです。


バンドのクリスマスライブで一度だけ、

私がドラムを担当して、演奏した事があるのを思い出しました。


どうして、ヴォーカルの音量レベルが低いのかを訊くと、

ワザとだそうです。(汗)


何を言っているのか、わからないのがいいのだとか…。

たぶん、照れ隠しでしょう。(^^;;


もう、二度と演奏することはないと本人も言っています。


どなたか、

「この曲、ライブで演ってやってもいいよ」

という方があれば、ご一報ください。


演っていただければ、本望だと本人も言っています。


どうか、よろしくお願いします。


しみずゆみ






逢いたくて

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公園の彼女

2019-05-04 14:31:40 | 大型犬との生活


公園で散歩させ、木陰でシートを敷いて休んでいると

黒とベージュの縦縞模様のチュニック姿の70代半ば?と思しき小柄な女性から

「あらぁ…かわいいのがいるねぇ」

と声をかけられた。

「だいぶ年なんじゃない?」

と、

彼女はHalを見ながら言う…


「実際のところは、わかんないんだけどね」

と夫は、ややぞんざいに応えた。


夫が初対面の年上女性に、いわゆるタメ口で

そういうものの言い方をするのは、

飲みに行ったスナックで、

偶然、横に座った見ず知らずの女性から声をかけられた時と同じだ…。



「もとは、保護犬なんですよ」

と私が言うと、

女性は細めの眼を見開いて、興味ありげに近づいてきた。

「ふう〜ん、よかったじゃないの。ウチにも昔、シェットランドがいてサ」

と、

彼女は、私たちが反応したことに気を良くしたらしく

私たちの側に座り込んで自分の事を話し始めた。


「大きな家で、アッチが飼っていたんだけどサ、
向こうの言うことは、きくのに私の言うことはきかないんだよ」

アッチとは、かつてのパートナーらしい。


今は、独り暮らしだという彼女は笑いながら

「ある時、私にそのシェットランドがじゃれついたら、どうもへんなんだよね…腹のあたりが膨れてんの…キムラ医院で診てもらったらコウガンガンだったんだよね」


( 犬にも、そういう癌があるんだ…)


頷きながら黙って聞いていると、


「こっちの病院では手術できないっていうもんだから、東京の大学病院で手術して、医者は大丈夫だっていったのに、その晩に死んだんだよ!」


だんだん当時を思い出したのか、憤った口調で興奮気味に話す。


それに合わせるように夫が私の方を向き、

「うちに昔いた雑種もガンだったなぁ」

と、私に同意を求めた。

夫の実家で飼っていたミックス犬が、乳ガンになって死んだのは、もう20年も前の話だ。


座り込んだ彼女は、よほどHalが気になるのか

「いっぱい持ってるんだよ、この100何匹とかの犬の人形。大きいのと小さいのをね…」


Halが、骨型の歯磨きガムを噛む様子を見ながら彼女は続けた。

「その様子じゃぁ、やっぱり、かなり年なんじゃないの?」

と…。


そう言われると、なぜか急にHalのことが不憫に思えてきた。

「推定年齢は6才なんですけれどね」

と、言うと

「6才ってことはないよ!10才くらいなんじゃないの?私も犬が好きでよくここに来るんだよね」


( あぁ、余計なことを言うんじゃなかった…)


「だけど、おとなしい犬だねぇ、よっぽど可愛がられてたんだろうねぇ…」


( 本当に可愛いと思っていれば捨てたりしないが…)

と思いつつ、黙っていると

横から夫が、


「どうやら前の飼い主が病気になって飼えなくなったらしい…」

と、Halが保護犬になった経緯を話し始めた。


「ふ〜ん、ならよかったじゃないの!いい人に貰われて。私も飼いたいんだよね、でも子犬から飼うのは、もう年だし…ねぇ…」

そういう彼女に

「保健所に行けば、そういう犬はいっぱいいるよ。保護団体もネットで里親を募集している。ただし、この犬もそうだけど室内飼いが条件だけどね」

と夫が答えた。

「案外、条件が厳しいんだね」

と彼女は、びっくりした様子…。


「じゃ、そろそろ…」

と、

帰り支度をしはじめた私たちは、まだ名残惜しそうな彼女から離れた。(~_~;)



確かに、彼女が言うように

もう二度と捨てられないように…を大前提に里親を探すため、保護団体からの譲渡犬は条件が厳しい。

ついでに言わせてもらうと、

里親には年齢制限があって「高齢者不可」の条件付きの犬も多い。

ただ可哀想だから引き取ってやりたい、だけでは里親にはなれない。


それと、最期まで面倒をみる覚悟がないと里親にはなれない。



実年齢が、わからない犬を引き取るのは、あと何年一緒に居られるかわからない不安が付きまとう。

ただ、私も夫も

最期を迎える時に、この家に来てよかった…とHalに思ってもらえれば、それでいいと思っている。


Halに逢えて、本当に良かったと思っているから…。



























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