もし、
産まれた時に
身体は赤ん坊の大きさ…
でも脳と身体の中身は80歳の老人で
成長するに従って、身体も脳もだんだんと若返って行くとしたら…
どうなるか?
スコット・フィッツジェラルドの短編小説をもとに
デビッド・フィンチャー監督が映画化した作品ですが、
観ているうちに、ふと
( なぜ、人間は赤ん坊で生まれて老人で死ぬのか…
逆ではいけないのか?? )
などと、ワケのわからない事を考えました。
時間は、なぜ未来へと向かって進んで行くのか?
過去では行けないのか?
と、考えるのと同じですね。
主人公ベンジャミン・バトン役のブラピがとてもリアルな演技を見せてくれています。
ブラピとフィンチャー監督の作品と言えば
「ファイトクラブ」を思い出しますが、
アレは、人間の脂肪で石鹸作るシーンが気持ち悪くて、(^^;;
あまり、好きなタイプの映画ではありませんでした。
このベンジャミン・バトンの数奇な人生は、
最後は、どうなるのか?
…という期待と不安を抱えながら観ましたが
結末は充分、その期待に応えてくれたように思います。
ある意味、ハッピーエンドだったと言えるのではないでしょうか…。
そういえば、
昔話の世界にも
「若返りの水」っていうのが、ありましたっけ?
若返り願望は、誰にでもあるけれど
夫は、だんだん若返り…
妻は、だんだん老けていく…としたら
それは、とても残酷ですよね!(~_~;)
しみずゆみ